9月11日(水)午前中前期末の課題試験を終えて、大慌てで西早稲田までやって来た。
副都心線のおかげで、菊名から1本で来られるのがありがたい。
会場の63号館。ロクジュウサン・・・。
あったあった、ここだ!
入ったところで対話発表をやっていた。
大挙して大阪から発表に来ているなんて素晴らしい会社だ。
ヒューマンインタフェース学会の対話発表はエキサイティングで大好きだ。
様々な分野の参加者がいるので、重箱の隅をつつくような質問は少なく。
「へ〜、凄いねぇ。」とか「こんなこと出来るんだ?」みたいなコメントが飛び交うので、とてもポジティブな雰囲気になる。
大会場でドカーン!とやるのが良いのだが、今回は会場が狭いため2日に分けて実施されているので見易いといえばそうなのだが、若干エキサイトしない。ww
少し時間があったので、学食に食事に行く。
途中、理工学部の建物を覗くと教室の中はガラクタ(失礼)が散乱しモノづくりの空気に満ち溢れている。
学校ってこのくらい雑然としている方がいいよね。
学食ってどこの学校に行っても楽しい。
カフェテリア形式で安いので、ついつい沢山取ってしまう。
発表直前にがっつり食べて良いものなのだろうか?寝なければいいが。w
私の発表は「UX」のセッションで、いつものメンバーだ。
院生くんの後が私で、その後山崎先生、安藤先生と続く。
聴き飽きたのか、別のセッションに行ったHCD関係者多数。ww
山崎先生と安藤先生は、共同研究でダブル発表。
千葉工大でのブートキャンプのアイディア発想トレーニングの話。
これは良いな〜。
学校って一人良い先生がいるだけじゃ教育は難しくて、優れた教員が複数いることによって効果が増幅する好例だと思う。
発表後、基調講演を少し聴いて終了。
東京で学会開催は便利でありがたいのだが、地方開催のようにエイヤッと数日べったりと泊まり込みで通えないので、不完全燃焼感は残る。w
◇リフレクション1:
発表でワークショップでの「足場かけ」の話をした。
その後に「足場かけした後のフェーディングはどうするのか?」という質問を頂いたが。
ワークショップは学校の授業や社員教育のように長いスパンでは無いので、なかなか全員に目が届くということは難しいのだが。
UX京都の徳見さんのように、褒め倒して学会発表までやってもらうあたりは「フェーディング」になってるっぽい。
コリンズ認知的徒弟制度:
・徒弟がメンターを見て仕事の概念モデルを作る(モデリング)
・メンターが手取り足取り褒めながら教える(コーチング)
・足場かけをして成功体験をさせる(スキャフォルディング)
・メンターが徐々に手を退いていく自立させる(フェーディング)
◇リフレクション2:
質疑応答で、未だに答えられないのを分かっていながら院生いじめをする輩がいる。
あなたが本を読んでいる間に彼はデザインをしているのです。
観察の不完全さやサンプル数の少なさを責める研究者は多いが。
デザインワークショップでの観察やサンプル数の少なさは、その参加者が以降更に深く観察する態度を育て、組織の知見を増やすきっかけを目指しているので、そもそもゴールが違うのだ。
いやいや、あなたの話を聞いて企業や日本の産業が変わりますか?若い彼らは、それに挑戦しているのです。
流石に呆れたので、ネガティブポストをしてしまった。
西早稲田キャンパスは、ほとんど新大久保なのでサムギョプサル食べて、新宿ゴールデン街で軽い打ち上げ。
お疲れさまでした。