経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
HCD-Netで講演します

 

 2月18日(金)に、久ぶりに古巣(元理事でした)のHCD-Netで講演することになった。

 元々は、人間中心設計専門家の資格を3年毎に更新をしなくてはいけないのだが、なんと!その間にHCD-Netの講座や行事に参加してポイントを稼いでおかなくてはいけない規定があり。

 1ポイントも無かったので、大急ぎでコラムを書いたり、こうやって講演を企画して貰ったりしたのでした。w

 

 最近考えてることを話すよと言って企画して貰ったのですが、蓋を開けてみたら定員140名を超えていて。w

 まだスライドが完成していないのに、会費を払って下さっている方が140人以上いるっていうのはクラウドファンディングみたいだ。ww

 

 まだ参加申し込みは出来ますので、ご興味のある方はこちらから。↓

 ◇UXからサービスデザインへの変化とDX概論

  URL: http://ptix.at/6zWXkv

 

 

posted by アサノ | 07:24 | HCD-Net活動 | comments(0) | - |
HCD-Net Night in 大阪で話題提供しました

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 6月22日(金)、京都から大阪に移動。

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 ちょっと時間があったので、難波の「BROOKLYN ROASTING COMPANY NAMBA」へ行き。

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 大好きなエチオピア・ナチュラルを200g袋2個買う。

 幸せ過ぎる。ww

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 そこから梅田に移動して、大阪工業大学で開かれている「日本デザイン学会」に顔を出して。

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 最近、ご無沙汰なんです。

 もう学会の時代じゃないと思っているので。w

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 そのデザイン学会に合わせて近くで行われている「HCD-Net Night in OSAKA」に参加。

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 最近鹿児島の大学に移られた近藤先生にもお会いできた。

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 私も「ゲームチェンジとサービスデザイン」という話題提供をさせて頂きました。

 その話に感激する近藤先生。w

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 なんだか、ハンバーガーでビールでした。

 ああ、面白かった。w

 

 

posted by アサノ | 07:30 | HCD-Net活動 | comments(0) | trackbacks(0) |
人間中心設計推進機構の理事を退任しました

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 5月22日付で人間中心設計推進機構に理事の辞任届を提出致しました。

 別に任期は残っていたのですが、今年2017年は過去の10年間一生懸命取り組んできたことを断捨離する年のようです。
 HCD-Net・産技大・情報デザインフォーラム etc
 学会もそろそろ断捨離かな。
 「必殺技を捨てないと人は成長しない」と言いますが、まさにデザイン2.0から3.0に向かって次の10年(5年か)に向かいたいと思います。

 まずは「〇〇の浅野です」ではなくて、ただの浅野で通用するように生きて行きたい。
 世の中はそういう時代に急激に変わっていると思う。
 #なので弊社をよろぴく

 

自由や自立を求めるのって、実は残酷なんです──為末大×青野慶久「個人の時代への備え」

posted by アサノ | 07:24 | HCD-Net活動 | comments(0) | trackbacks(0) |
HCD-Net関西フォーラム 2016に登壇しました

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 9月2日(金)、グランフロント大阪のナレッジサロン。

 HCD-Net関西支部主催の「関西フォーラム2016」が10時スタートなので、前日から大阪入りしてやってきました。

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 私の出番は午前の部で、講義とWSで2時間半のプログラム。

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 午後はいろいろな方の講演があり。

 同じ会場にウェアラブルメガネをした御仁が2名もいる。ww

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 「現代の魔法使い」落合陽一氏とか。。

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 凄い登壇メンバーの端に加えて頂きまして、ありがとうございました。

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 関西支部恒例の梅田「げん気」で打ち上げ!

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 美味しいんだけど、炭水化物祭りがヤバイ。。w

posted by アサノ | 06:14 | HCD-Net活動 | comments(0) | trackbacks(0) |
HCD-Net関西 実務者向けインタビュー講座

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 7月15日(金)、大阪「THE DECK(デッキ)」。

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 ここは初めて来た。

 大阪の企業が共同出資して運営しているコワーキングスペースで、セミナー開催も可なのだと。

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 HCD-Net関西支部の小林さんのオープニング。

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 セミナー講師は、インタビューの専門家奥泉直子さんによる「実務者向けインタビュー講座」だ。

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 私は企画と奥泉さんのアテンドでHCD-Net理事として参加。

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 関西支部のセミナーは女性の参加が多いのが特徴。w

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 とはいえ、皆さん最前線の実務者ぞろい。

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 奥泉さんの歯切れの良い講義が続く。

 彼女は、ここ最近私が最も注目しているセミナー講師のひとり。

 講師に最も大切な、dignityと臆病さを持っている。

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 立っているのはHCD-Net関西支部長の水本氏。

 ここのところ、毎週のようにセミナーを連発している。

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 私も経験があるが、インタビューの講座は難しい。

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 インタビューの能力は、殆どインタビュアーのヒューマンスキルに依存するからだ。

 やり方を教えるのがとても難しい。

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 教え方としては、良質なアウトプットを示して、そこに至る為にはどうするかというのが良い。

 いわゆる「ミドルスタート・ラーニング」の考え方だ。

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 そうすれば、受講者は講習後も自発的に成長を続けることが出来るからだ。

 良質なアウトプット=ベストプラクティスを作ることが出来る講師は少ない。

 その為には知識・技術だけあってもダメで、「これで本当に良いのだろうか?」と思いながら教材を作成する能力が必要なのだ。

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 最後は発表して貰う。

 この発表と講評が充実している方が良い。

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 最後は質疑応答でシメ。

 これは良くない。w

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 なぜなら、大抵の質問は質問者個人の興味に埋め込まれていて、殆ど他の受講者の時間を使うにはもったいないことが多い。

 講座終了後に個人的に聞きに来て貰う方が、他の受講者の時間を無駄にしなくて良い。

 質疑応答を盛り込む講師は、それがサービスだと思っているセミナー全体をマネジメント出来ない人が多い。

 ちなみに情報デザインフォーラムは、質疑応答禁止にして後は懇親会でということにしている。

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 終了後は、ビール好きの奥泉さんの為にクラフトビールで乾杯!

 たまには、他の方の講義をじっくり聴くのは良いものだ。

 お疲れさまでした。

 

posted by アサノ | 06:21 | HCD-Net活動 | comments(0) | trackbacks(0) |
UX JAPAN FORUM 2016 in OSAKAに登壇します

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 毎年HCD-Netが後援して行われるUX JAPAN FORUMが今年も10月8日(土)に大阪で開催されます。

 第1回が2014年に名古屋で、第2回が2015年に福岡でと、日本全国のUXコミュニティーの輪が広がり年を追うごとに盛会となり、日本各地からの参加者も増えています。

 

 今年度のテーマは「社会の幸せのために、デザインができることは?〜UXの今とこれから〜。」

 キーノートにはアカデミック側から、幸福な社会とは/共生社会/アクション・リサーチについての社会システム研究者である関西大学の草郷孝好先生。

 産業側から富士フイルムで R&D統括本部技術戦略部でオープンイノベーションを担当し共創による新規事業創出を提案するOpen Innovation Hub 館長小島健嗣氏のお二方をお招きしています。

 

 お二人には講演の後に、私浅野のファシリテーションでパネル・ディスカッション「社会の幸せのために、デザインができることは?」について、議論する予定です。

 後半は、全国のUXコミュニティーの代表者のLTと盛りだくさんの内容となっており、楽しいイベントになりそうです。

 

 UX JAPAN FORUM 2016 in OSAKA

 http://www.uxjapan.org/

 

posted by アサノ | 06:19 | HCD-Net活動 | comments(0) | trackbacks(0) |
UXシンポジウム2016 福岡に登壇して来ました

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 7月2日(土)、九州福岡郊外にある九州産業大学でUXシンポジウム2016が行われました。

 HCD-Netはこのシンポジウムの後援をしており、理事の浅野と教育事業部倉光(クックパッド)が基調講演として登壇することに。

 参加者は86名、

 内訳は エンジニア・プログラマ:13

 ディレクター:5

 デザイナー:19

 営業:3

 学生:18

 企画:9

 経営:6

 その他:8

 九州エリアでは今までに無いぐらいの参加者数だと思います。

 UX/HCDの波が押し寄せて来つつあるのでしょうか。スタッフを入れるとゆうに100人は超えてた。

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 最初に浅野が「サービスデザインのアプローチ」という話を1時間して。

 続いて倉光が「さがす、つくる、食べる - 毎日の料理のためのデザイン -」を45分。

 クックパッド初の九州登場ということもあって、大変な人気です。

 でも倉光は北九州出身。w

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 しばらく休憩した後で。 九州産業大学の森田 泰暢先生の指導で「ラーニングバー」がスタート!

 森田先生は、経営学にUXを持ち込んで教育をする気鋭の若手研究者である。

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 ラーニングバーは、東大の中原先生が提唱する、楽しく飲み食いしながら学びあう方法で。

 九州では初の試みではないか。

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 今回は、基調講演で話した私達二人の話題に関して、疑問や更に議論したい事を持ち寄って話します。

 お腹の空いた人はサンドイッチをほう張り、のどの渇いた人はドリンクやビールがあります。

 テーマを掲げたオーナーの元で、楽しく議論が進む。

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 そして各チーム毎に発表。

 我々二人が質疑応答に答えるというシチュエーション。

 今回分かったことは、セミナーで講演を聞いたオーディエンスは、満足して帰るものだと思っていたのだが。

 いやいや、皆さんそれぞれにモヤモヤを抱えており、ビシビシ聞いて来るということだ。

 隣の福岡大からも大挙して来ていた女子学生さんの突込みが鋭くてタジタジでした。W

 とても楽しく有意義なディスカッションだったと思います。

 ただ聴くだけのセミナーの数倍濃い時間でした。

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 今回のシンポジウムを完璧に支えてくれた森田ゼミの学生さん達。

 ワークショップの運営は、学生を急激に成長させるというが、半年前に会った時より明らかにしっかりしてきた。

 いいな〜、若者は成長が目に見えるほど早くて。w

 

◇関連ブログ

UX シンポジウム2016 福岡にスタッフとして参加した件(スタッフの花田さん)

posted by アサノ | 06:22 | HCD-Net活動 | comments(0) | trackbacks(0) |
2016年度 HCD-Netフォーラム 参加してきました(2日目)

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 6月11日(土)、昨夜品川のビジネスホテルに泊まり、その足で東海大学高輪校舎に来た。

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 今日は、HCD-Netフォーラムの2日目である。

 昨日は篠山に行っていた為に欠席したので、今日にお役目が集中してた。w

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 まずは私の「初学者向けHCD」セッションで。

 公立はこだて未来大学の南部先生に認知心理学についてお話を伺う。

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 今回も常葉大学の安武先生以下女子たちが大活躍。w

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 オーディエンスは満席!

 初学者向けと銘打っているのに、大勢のニセ初学者が紛れ込んでおった。w

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 そのくらい中身の濃いセッションである。

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 おお!このムービー有名だよね。

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 続いて奥泉さんの、認知科学を実務に活かす話。

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 おお1ここにもニセ初学者がまぎれこんどる。w

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 ざっと見ると初学者がいないじゃん。ww

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 南部先生、奥泉さんとのトークセッションのファシリテーターをやって。

 事務局でお弁当貰って食べた後。

 今度は研究発表会の座長です。

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 安武先生も発表!

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 続いてポスター発表会場へ。

 北九州市立大学の院生くんも、はるばる発表に来てくれました。

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 シスメックスの小田さんも。w

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 今年は関西から大挙して発表があったな〜。

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 最後の研究発表は、安さんの教育ワーキングの報告。

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 1年間の成果。

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 そして打ち上げ。

 怒涛の2日間でした。w

 

◇HCD-Netフォーラム アーカイブ

2012年度:HCD-Netフォーラム 参加してきました

posted by アサノ | 06:19 | HCD-Net活動 | comments(0) | trackbacks(0) |
症状と病理

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 最近、HCDやUXの調査について、目に見える「症状」ではなく、目に見えない本質的な「問題」を定義することが大切だという話をよくする。先日、そんな体験をしたので書いてみます。

 ここ数ヶ月間、日に何度か咳が止まらなくなるようになって困っていた。

 それを忙しさにかまけて病院にいくのを億劫がっていたら、どうも重篤化してしまったらしい。
 やむなく、買い物ついでに近所の内科病院に行って来た。
 診察室に入ったらお医者さまから「咳は出ますか?」「痰はからみますか?」「熱はありますか?」などの問診と聴診器による聴診があり。
 処方箋を頂いて、調剤薬局に行って薬を受け取って帰って来たら大爆笑してしまった。
 薬が沢山入っていて、それぞれに「咳を抑える」「痰を切る」「熱を下げる」といったラベルがついていたのである。
 なぜ笑ったのかというと、それは単に問診から得た症状に対する対症療法に過ぎなかったからだ。
 「薬で胃は荒れたことはありませんか?」という質問が無かったので、胃薬が入っておらず胃を荒らしたというオチまであった。

 HCDでも「ユーザーを理解する」と言ってインタビューをする人がいるが。
 インタビューでは回顧的に「何か困ったことはありますか?」と症状を聴くのではなく、実は目に見えない誰もが気づいていない問題を定義することが大切なのである。
 お医者さまも、問診で得た症状だけでは無く、レントゲンや採血などの検査データや内視鏡などの観察データを含めた診療を通して総合的に病理を定義することが求められるのではないだろうか。   
 医療でもHCDでも、熱があるから熱を下げるといった症状に対する単純な療法(施策)ではなく本質的な病理(問題)を定義することにより、患者(ユーザー或いはビジネス側)の文脈に合わせた施策が選べるのである。
 例えば癌であっても、そのステージや患者の意思によって、抗がん剤治療もあれば、放射線治療もあるし手術もある。
 またイノベーティブな新しい治療法もあるかもしれない。
 HCDでも、問題が定義できれば、自ずと案件や開発の文脈により施策は選べることになる。    

 ここで教訓となるのは、ペルソナを作る場合でも、インタビューからユーザー像を作ることに注力してしまい過ぎないで、行動観察などの質的やログ解析のような量的ら複数出所のデータによるトライアンギュレーション(三角測量)により、利用シーンとそこに埋め込まれた問題を定義すること大切だということである。
 我々が普段見ているものは症状であり、その裏に隠れた問題を見つける或いは創るのが我々HCD専門家の仕事だと思う。  
 結局、再度専門的な呼吸器科に通うことになり、確かに検査が多い。(笑)

 

◇HCDコラム:「症状と病理」2016年6月30日
 

posted by アサノ | 06:14 | HCD-Net活動 | comments(0) | trackbacks(0) |
UXシンポジウム2016 福岡 登壇します
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 http://uxsymposium2016.peatix.com/
 すいません!
 本日開催なんですけど、福岡でしゃべって来ます。
 久しぶりの福岡なので、ちょっとワクワクしてます。
posted by アサノ | 06:18 | HCD-Net活動 | comments(0) | trackbacks(0) |
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