
7月15日(金)、大阪「THE DECK(デッキ)」。

ここは初めて来た。
大阪の企業が共同出資して運営しているコワーキングスペースで、セミナー開催も可なのだと。

HCD-Net関西支部の小林さんのオープニング。

セミナー講師は、インタビューの専門家奥泉直子さんによる「実務者向けインタビュー講座」だ。

私は企画と奥泉さんのアテンドでHCD-Net理事として参加。

関西支部のセミナーは女性の参加が多いのが特徴。w

とはいえ、皆さん最前線の実務者ぞろい。

奥泉さんの歯切れの良い講義が続く。
彼女は、ここ最近私が最も注目しているセミナー講師のひとり。
講師に最も大切な、dignityと臆病さを持っている。

立っているのはHCD-Net関西支部長の水本氏。
ここのところ、毎週のようにセミナーを連発している。

私も経験があるが、インタビューの講座は難しい。

インタビューの能力は、殆どインタビュアーのヒューマンスキルに依存するからだ。
やり方を教えるのがとても難しい。

教え方としては、良質なアウトプットを示して、そこに至る為にはどうするかというのが良い。
いわゆる「ミドルスタート・ラーニング」の考え方だ。

そうすれば、受講者は講習後も自発的に成長を続けることが出来るからだ。
良質なアウトプット=ベストプラクティスを作ることが出来る講師は少ない。
その為には知識・技術だけあってもダメで、「これで本当に良いのだろうか?」と思いながら教材を作成する能力が必要なのだ。

最後は発表して貰う。
この発表と講評が充実している方が良い。

最後は質疑応答でシメ。
これは良くない。w

なぜなら、大抵の質問は質問者個人の興味に埋め込まれていて、殆ど他の受講者の時間を使うにはもったいないことが多い。
講座終了後に個人的に聞きに来て貰う方が、他の受講者の時間を無駄にしなくて良い。
質疑応答を盛り込む講師は、それがサービスだと思っているセミナー全体をマネジメント出来ない人が多い。
ちなみに情報デザインフォーラムは、質疑応答禁止にして後は懇親会でということにしている。

終了後は、ビール好きの奥泉さんの為にクラフトビールで乾杯!
たまには、他の方の講義をじっくり聴くのは良いものだ。
お疲れさまでした。