経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
2013年 サービスデザイン演習 #15プロトコルデータの書き起こし
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 第3クールの最終日は、先週行ったユーザーテストのプロトコルデータの書き起こし。
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 通常テストに掛かった時間の5〜6倍は必要というが、もっとたっぷり時間を取ったからゆっくりね。w
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 テストで得た行動データと発話データを統合したものがプロトコルデータ。
 行動データで「エラーや迷い」等の問題点を見つけ、発話データで「改善案のヒント」を得る。
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 初めてなので、行動データを大きく書き出してみよう。
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 慣れないと、書き起こした作業ステップに誤差が出る。
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 何んとか時間内にNE比を出して終了。
 この子達はゼミ生ではないので、なんとなくクオリティに関して寛容になれる。
 多分、人格形成に関する責任が無い孫に対するオジイサンの感覚ってこうなんだろうな。w

◇2013年サービスデザイン演習 アーカイブ
 第1クール
 05月14日(火):#03 HCD概論
 05月21日(火):#04 オブザベーション
 05月28日(火):#05 上位下位関系分析法
 第2クール
 06月18日(火):#07 経験を記述する
 07月02日(火):#09 新しいサービスを考える
 07月09日(火):#10サービスブループリント
 第3クール
 10月08日(火):ユーザー評価講義
 10月15日(火):タスクの作成
 10月22日(火):パイロットテスト
 11月05日(火):ユーザーテスト
posted by アサノ | 00:08 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
2013年 サービスデザイン演習 #14ユーザーテスト
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 久しぶりにラボを使って、ユーザーテストを行う。
 機材を片付けちゃっているので、とても殺風景。。
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 タスクの作成に3週間もかかってしまったので、取り合えず学生が書いたものをベースに私が書いてフィニッシュ!した、させた。
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 まずは自分達でパイロットテスト。
 ついでにエキスパートのデータも取ってしまう。
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 そして本番!
 今の学生には思考発話は教えてないので、ちょっと苦労したか。
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 今回はやり方を覚えるためなので被験者は3名。
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 終了後、問題個所をブレスト。
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 ビデオデータをシェアして、次週はプロトコルデータの書き起こしをやります。

◇2013年サービスデザイン演習 アーカイブ
 第1クール
 05月14日(火):#03 HCD概論
 05月21日(火):#04 オブザベーション
 05月28日(火):#05 上位下位関系分析法
 第2クール
 06月18日(火):#07 経験を記述する
 07月02日(火):#09 新しいサービスを考える
 07月09日(火):#10サービスブループリント
 第3クール
 10月08日(火):ユーザー評価講義
 10月15日(火):タスクの作成
 10月22日(火):パイロットテスト
 11月05日(火):ユーザーテスト
 11月12日(火):プロトコルデータの書き起こし
posted by アサノ | 00:17 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
2013年 サービスデザイン演習 #13パイロットテスト
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 後期に入って、一旦UXからユーザビリティのお勉強をしている。
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 第3クールはユーザー評価だ。
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 1回目講義、2回目タスクの作成とやって来たが。
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 学生がユーザーの行動を操作ではなく活動で見るというのは相当難しいことが分かる。
 人生経験無いもんな。w
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 今回は、ユーザーテストの技術よりも、ユーザーの文脈的な行動を考えるという難問に時間をたっぷり使っている。
 ある意味では、贅沢な授業だ。
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 最近一眼レフを買ったそうだ。
 バシバシ撮ってください。

◇2013年サービスデザイン演習 アーカイブ
 第1クール
 05月14日(火):#03 HCD概論
 05月21日(火):#04 オブザベーション
 05月28日(火):#05 上位下位関系分析法
 第2クール
 06月18日(火):#07 経験を記述する
 07月02日(火):#09 新しいサービスを考える
 07月09日(火):#10サービスブループリント
 第3クール
 10月08日(火):ユーザー評価講義
 10月15日(火):タスクの作成
 10月22日(火):パイロットテスト
 11月05日(火):ユーザーテスト
 11月12日(火):観察結果のブレスト
posted by アサノ | 00:06 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
2013年 サービスデザイン演習 #10サービスブループリント
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 7月9日(火)第2クールの最終日。
 先週から考えているサービスを具体化て、サービスブループリントまで持って行きたい。
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 学生は考えるというのに時間がかかる。w
 スピードには3種類あって。
 1)フィジカルなスピードは訓練すれば早くなるが、いいところ人の倍は速くはならない。
 2)思考のスピードは、立って手を動かすのと座って腕を組んで考えるのだけで3倍違う。
 3)決断のスピードは、今するのと明日の朝まで寝かすのでは500倍違う。

 大抵の場合は、経験の少なさから「決断」出来ないことが多いものだ。
 リスクを考えないで「ギャンブル」するのも若さの特権なのだが。ww
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 最近、自前のプロッキーを持っているのが素直で可愛い。
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 締め切り時間を過ぎた瞬間から手が動き出す。マフィーの法則
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 チャイムが鳴ってからプレゼン。
 全然ブループリントまで辿り着かなかったけど、面白い事に気がついたチーム。
 オートバイの購入サービスなのだが、販売店が初めて来店した顧客のバイク経験やスキル、嗜好を知るシステム。
 う〜ん、あと一押し。ww
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 こちらのチームは、一人暮らしをするためにマンションを探して家電を購入した経験からの気づき。
 賃貸サービスのサイト上で、提携した家電販売店や価格.comのようなサービスを連携させたシミュレーションサービス。
 これは最後までやってHOME`SかSUUMOに売りに行こう。w

 今回はサービスブループリントまで行かなかったが、受講者達がちょっとだけサービスについて理解してくれたみたいで嬉しい。
 うちの学校にはこういう文化が無いから、ゼロから理解するのは大変だったと思うよ。

◇2013年サービスデザイン演習 アーカイブ
 第1クール
 05月14日(火):#03 HCD概論
 05月21日(火):#04 オブザベーション
 05月28日(火):#05 上位下位関系分析法
 第2クール
 06月18日(火):#07 経験を記述する
 07月02日(火):#09 新しいサービスを考える
 07月09日(火):#10サービスブループリント
posted by アサノ | 00:14 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
2013年 サービスデザイン演習 #09 新しいサービスを考える
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 7月2日(火)、午前中に就職ガイダンスがあったので、皆リクルートスーツでプレゼン。w
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 着ているもので、いつもより話に重みがある。ww
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 先週作ってくれたCJMから、新しいサービスを考えた。
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 なかなか鋭いところを突いているので、展開が楽しみだ。
 次回バックヤード側の設計図「サービスブループリント」に落とし込めれば一件落着。
 少しずつサービスというものが分かってきた様子。

◇2013年サービスデザイン演習 アーカイブ
 第1クール
 05月14日(火):#03 HCD概論
 05月21日(火):#04 オブザベーション
 05月28日(火):#05 上位下位関系分析法
 第2クール
 06月18日(火):#07 経験を記述する
 07月02日(火):#09 新しいサービスを考える
 07月09日(火):#10サービスブループリント
posted by アサノ | 00:21 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
2013年 サービスデザイン演習 #08 カスタマージャーニーマップ
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 6月25日(火)、今日はシャッフルディスカッションを教える。
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■シャッフルディスカッション  
1)締め切り時間を決めて、グループ内でコンセプトを大まかに決める。   
2)決めたコンセプトを、グループのメンバー誰もが他人に説明できるように理解する。  3)時間が来たら、グループより1名が他のグループに行き、他のグループから1名を迎え入れる。  
4) 他のグループから来た人間に対して、グループ内の1名が自分達が「やろうとしている事」を説明する。  出来るだけコンセプトシートやスケッチなどを使い、具体的に説明する。  
5)他のグループから来た人間は、その説明に対して質問やアドバイスを行う。   
6)説明をした グループの人間は、質問に対して答えたり、アドバイスに対して反対に質問をする。  
7 )また人間を入れ替えて、同じ事を行う。 注意点としては  
※セッションごとの説明や回答は必ず1名で行う。グループのメンバー全員でワイワイやらず、しっかりと観察に回る。  
※セッションが変わったら、また違うメンバーが1人で説明・回答を行い、他のメンバーは観察する。
8)数セッション(2〜3回)終わったら、チームのメンバーで、もう一度リフレクションする。
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 乱暴でも良いから、チーム全体でコンセプトを共有して説明できるようにしておく。
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 2セット終わったら、チームに戻ってリフレクション。
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 自分で自分の事を話すと、案外非論理的なことを言っていることに気がつくものだ。
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 そこで修正したカスタマージャーニーマップを説明。
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 現状のユーザーが困っていることが分かったら、次週から新しいサービスを考える。

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 06月18日(火):#07 経験を記述する
 07月02日(火):#09 新しいサービスを考える
posted by アサノ | 00:04 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
2013年 サービスデザイン演習 #07 経験を記述する
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 6月18日(火)。先週決めたリードユーザーから聴いたアクションと感じたこと、考えを書き出してもらう。
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 感じたこと(Feel)と考え(Think)との違いが分からないという。
 何も考えずに感覚だけで生きて来たんだね。ww
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 バンドエイドのオブザベーションでやったように、出来るだけ細かく作業ステップを分けてみよう。

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 第1クール
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 06月25日(火):#08 カスタマージャーニーマップ
posted by アサノ | 00:23 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
2013年 サービスデザイン演習 #06 エスノグラフィックインタビュー
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 6月11日、第2クールに入り少し応用問題としてカスタマージャーニーマップを作ろうと思う。
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 今まで、モノを描いて議論する習慣が無いので、テーブルにクラフト紙を敷いてみた。
 ラフなスケッチやキーワードを描きながら話をしよう。
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 本日は各自が話した話の中から、一番面白そうな話をした人間をリードユーザーにして、インタビューを行う。
 まだ混沌とした話を、どこまで深く掘り下げてインサイト出来るか。
 学生は人生経験が乏しいので、こういう機会を捉えて成長してくれるといいな。

◇2013年サービスデザイン演習 アーカイブ
 第1クール
 05月14日(火):#03 HCD概論
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 06月18日(火):#07 経験を記述する
posted by アサノ | 00:06 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
2013年 サービスデザイン演習 #05 上位下位関系分析法
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 先週行ったオブザベーションの観察結果を上位下位関系分析法で分析します。
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 とはいえ。。
 模造紙を貼るのに30分ぐらいかかり。w
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 ちゃんとこれを読みなさい。
 何かをとことんやると、別のことでもてきぱき手際が良くなるものだ。
 まだまだ、修行が足らんかな。ww
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 やっと始まったが、まだ若いのか表層的な問題ばかり見つけて、全然ラダーアップ出来ず。
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 もう少し丁寧にユーザーを観察すれば良いのだが、モノ側の問題ばかり気になる。
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 ついに、午後いっぱいかかってタイムアウト。
 いいよいいよ、出来なかったということは進歩したこと。
 何もしなかったら、こういう考え方があることも分からず、次のチャレンジも無い。
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 終了後授業のアンケートがあり、コメントに爆笑!
 この学年の授業って持ったこと無いんだけどな。だからか。。
 この講座は、やる気のある学生が多かったので今後が楽しみです。
 カヤックGMOメディアに行ったのも、この講座を受けていた子達。
 これで自分の立ち位置が分かってくると、更に自分で勉強を始めるものだ。

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 05月21日(火):#04 オブザベーション
 05月28日(火):#05 上位下位関系分析法
posted by アサノ | 00:24 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
2013年 サービスデザイン演習 #04 オブザベーション
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 先日富士通研究所の在家さんのためにまとめ直した「BAND-AID」のオブザベーション・ワークショップをやってみた。
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 最初は自由に、ユーザーを定義して3案デザインを考えてもらう。
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 描いたら貼り出してリフレクション。
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 おお、ありがとうありがと。
 先生が思った通りのコスメティックなデザインが並ぶ。ww
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 これも想定内なので、別に引っ掛けている訳じゃないよ。ww
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 聞いてみると3案考えるのが大変だったとか。
 急遽「強制発想法」の講義。
 私が学生時代に習ったのは、イメージには「質」は無くて、必要なのは「量」だと言うこと。
 「君が1年かけて作り込んだ1つの作品よりも、1週間で100個ラフを描いたものの方にいいものがある可能性が高い。」と言われてビックリした時代もあったな。(遠い目)
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 改めて、チームでオブザベーション。
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 利き手を怪我したユーザーが、反対の手でバンドエイドを貼るところを観察。
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 こういう場合の想定ユーザーは、ちょっとエクストリームの方が考え易い。
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 筆記用具はまだ高校時代からのシャーペン多し。
 早めにマーカー類を揃えなさい。
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 オブザベーションの結果を清書する。
 行動と発話をまとめる。
 まだこの時点では観察に特化して、改善案は考えないよ。

 4週間授業をやってみて感じたのは、2年生ぐらいだと「アドビのアプリケーションが使える素人」って感じだ。
 もう少しもの作りや考え方の基本を学ぼう!

◇BAND-AIDオブザベーション・アーカイブ
 2010年04月:名古屋
 2010年06月:ぐるなび
 2011年02月:京都
 2011年04月:名古屋

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posted by アサノ | 00:04 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
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