経験デザインと食のエスノグラフィーを語る私的なブログ
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キャリア教育とリベラルアーツ教育(学ぶことの意味)

 昨日学ぶことの意味を失うみたいなことを書きましたが、その補足です。

 最近専門学校では文科省の指導も含めて「キャリア教育」への取り組みがかまびすしい。現在問題になっている「ニート」や「フリーター」対策としては重要なテーマである。
 それに対して「リベラルアーツ教育」という考え方がある。キャリア教育とは対極にある、ある分野の職業に特化せず、学際的な教養を通じて自由な人間を育てようという教育である。本来学びとは「特定のスキル」を身につけることではなく、「どのような場でも生きていける振る舞い」を学ぶところではないのだろうか。

 デザインを学ぶということは、確かに特殊な技能を身につけると思われがちであるが、実は違う。おじさんたちは学校で習った技術を使ってデザインしている訳では無い。学生時代にデザインを通じて身に着けた「振る舞い」をもって、更にそれに修正を加え、経験と知恵を足して仕事をしているのだ。Illustratorが使えたからデザイナーになれる訳では無い。

 学ぶ意味とは、「これになれる。」とか「このことを学んだら、こういう得なことがある。」ということは、学んでいる最中は分からないものだ。目の前にあることを一生懸命やることによって「新しい世界」の扉を開き続けるしかない。高校生の時に想像できることなんて、大した学問ではないのだよ。

※面白い言葉を聞いた「シュガー社員
こういう人達には、キャリア教育(北風)よりも、リベラルアーツ教育(太陽)の方が効くような気がします。

 

posted by アサノ | 01:27 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0) |
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