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今年の夏休みは中国東北三省


 今年の夏休みは、娘と二人で中国東北三省を汽車で縦断する旅の企画を立てました。
 中国東北三省とは、ロシアとの国境にある黒竜江省・旧満州国の首都新京(現:長春)のあった吉林省・そして韓国や日本に近く経済発展の著しい瀋陽や大連のある遼寧省です。
 
 この三省は戦前は満州と呼ばれており、日本が経営していた旧満州鉄道が貫いています。
 我が家の祖母は昔上海で働いていたこともある人だったし、私の周りにも戦後満州から引き上げて来た親がいる人もいます。
 ほんの60年前には、日本の植民地であった異国の地を、記憶が風化してしまわないうちに身体的感覚として理解しておく事も大切かと思います。

 このエントリーの写真は、以前私が大連から瀋陽まで1泊の旅をした時のもので、こんな所に行くというイメージ。
 私は瀋陽までしか行ったことが無いので、ロシアに近いハルピンには是非行ってみたかったのです。

 大連火車站(大連駅)の食堂で朝ごはん。典型的な庶民の朝ごはんで、粥・包子・ゆで卵・涼菜のセットで5元(70円)ぐらいかな。

 汽車には「硬座(2等)」と「軟座(1等)」があります。私はちょっと奮発して軟座に。

 約4時間ぐらいで、上野駅を模した瀋陽駅に着きます。瀋陽は、戦前は関東軍司令部があった奉天と呼ばれた街です。
 現在では中国の人は「沈阳」と書き、東北三省で最も栄えた都市となっています。

 駅を降りると、売店が並ぶ。こういう景色は万国共通でホッとしますね。

 駅から歩くと、道端には軽食を売る屋台が並ぶ。季節は秋ですが、かなり厚着してますね。
 たしか私はマウンテンパーカーだった気がします。

 お昼になっていたので、有名な「李連貴熏肉大餅」の支店に入る。

 多分「大餅」というパンに「熏肉(燻製肉)」と甘味噌やネギなどの薬味を挟んで食べるスナックです。

 ここで食べたトマト入りの「酸辣湯」は、私のデフォルトになっています。本当に美味しかった。

 値段表。私は中盛(2枚)と酸辣湯(16元)で計31元(約500円)か。
 地元のお客さんは、蛋花湯(1元)を頼んでました。

 中国の都市に行くと必ずある「中山広場」。地図を見るのにランドマークになって分かりやすい。

 瀋陽北駅の方は、近代的なビルが立ち並びます。今夜の宿はこちらの近く。

 「東陽閣IT飯店(東横INN瀋陽北駅前)」に宿泊。シングル1泊150元(約2500円)と安い。
 LAN環境完備、清潔でバスタブも深く日本的なつくりで良かったのだが、最近駅前開発で閉店。

 瀋陽は、ヌルハチが清朝を興した場所でもある。故宮は世界遺産。

 私は名所旧跡とか世界遺産にはあまり興味が無いので、「観てきた」程度で退散。

 故宮から、張学良邸を探しながら歩いたら、瀋陽の繁華街「中街」に着く。

 にぎやかです。マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、吉野家もあります。

 日本でも有名な「老辺餃子館」。

 なめてかかったが、凄く美味しかった。もともと東北三省は寒冷地なので米がとれず、粉食文化のため餃子や大餅、北京ダックの皮みたいな春餅などが有名。
 前夜瀋陽北駅近くの小汚い食堂で食べた「酸菜」は、ザワークラウトみたいな白菜の酸っぱい漬物。冬場は、それで肉を炒めたり、火鍋に入れたりする。そういえば、満州とドイツは風土が似ている。ビールも美味しいし。

 帰りは「沈大高速道路」375kmを高速バスで帰る。約4時間の予定だが、大連市内の交通渋滞のため1時間オーバー。

posted by アサノ | 00:44 | 旅好き | comments(0) | trackbacks(0) |
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