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HCD-Netサロン Webデザインと人間中心設計

 昨夜は青山のM,s TowerでHCD-Netのセミナー。

 いつもの246を車で通ると見かけるのですが、入るのは初めて。

 今回は(株)コンセントの長谷川さんがオーガナイザーのセッションなので、会場もおしゃれな設定。参加者も普段のHCD-NetメンバーよりもWeb業界の若い人達が多いです。コンセントの広報の河内さんの司会でスタート。

 今回のテーマは「Webデザインと人間中心設計

 スピーカーの方々。右側からAXIS宮崎さん、千葉工大山崎先生、イメージソース小泉さん、コンセント長谷川さん。異色の取り合わせで、楽しみにして来ました。

 最初は長谷川さんから、大まかに人間中心設計についてレクチャー。思ったよりWeb業界にはHCDプロセスというのは浸透していないそうです。そういうことは聞いてみないと分からないものですね。いつもは長谷川さんや篠原さんの話を聞いているだけだから、皆バリバリなのかと思ってました。

 宮崎さんのお話と小泉さんのお話。どちらも初めて聞きましたが、分かりやすくて面白い。共通点は、レベルの高いクリエーターは、意識しなくてもHCDプロセスを自然に身に着けているということ。これは山崎先生のリチャード・サッパーの話も同じだった。
 その話を聞いていて、私の学生時代堀内正和さんが、毎夜サントリーのダルマを飲んで、飲み終わるとその箱を使ってマケットを作り職人に巨大なオブジェを作らせていたのを思い出した。自然とペーパープロトタイプを作っていたのですね。
 教訓:優れたクリエーターは、プロトタイピングや身体性を自然と意識して活動に取り込んでいる。

 最後に長谷川さんがまとめ。クリエイティブの理想はダ・ビンチのような天才だが、21世紀は素人の時代、プロジェクトを進める上では皆ある程度はプロセスを共有することが望ましいと思う。
 あと気になったのは、会場のHCDを初めて聞く人達がプロセスというものを「ここから始めて、この通りやらなくてはいけない」というガチガチなものと捉えなかったのかということ。
 HCDプロセスは、循環型なのでどこから始めてもいいし、戻っても良い自由度のあるものです。また手法についても、プロセスの段階で同じ事をやっても得られる答えが違う場合もある。例えば、既存のサイトをリニューアルするなら、プロセス上は最終段階に書いてあるユーザ評価から入るのもアリなのである。昨日まで書いていたアクティングアウトなどは、行う段階によって得られる答えが違うのですよ。

 セッション後は懇親会。娘が私より言うことを聞く宮崎さんに始めてご挨拶。ちょっぴり嫉妬。(笑)

 Yahoo!の野川くんも参加。いつも勉強熱心です。

 Web業界の若い人達は勉強熱心です。懇親会開始2時間たっても、ソフトドリンクで議論白熱。山崎先生と「いつものおじさんたちなら、もう酔っ払っているよね。」妙な感心をしてしまった。

 今回のサロンは大変興味のあるお話を沢山聞かせていただきました。10月のウェブ会議 in 名古屋で話すネタがごっそり仕入れられたのが最大の収穫♪

□関連記事:
・長谷川さん:HCD-Netサロン|もの作りとしてのWebデザイン
・山崎先生:デザインとHCD
・HCD-Net:オフィシャルサイトのレポート
posted by アサノ | 06:05 | HCD関連情報 | comments(0) | trackbacks(1) |
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