経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
<< 夏休み最後の日 | TOP | グッドデザインエキスポ2009に行ってきました >>
最近ワークショップをやらない理由

 夏休み中はずっと歯医者さんに通っていたけど、本日の治療でほぼ完了。日曜日はグッドデザインエキスポに行く予定です。

 昨年は外部の人と沢山ワークショップを行ってきたが、今年は全然やっていない。
 なぜかというと、嫌な話なのだが・・・。
イメージ画像
 私のに限らず、ワークショップに1〜2回参加して、そのネタを持って他のコミュニティーに行き「自分が開発しました。」みたいな顔をしてやってる輩が少なからずいるのだ。
 当然、情報デザインの手法を広めるためにやっているのだから、他の場所でやるのは構わないのですが。自分で考えましたみたいな顔をして、公の場で発表とかする人もいる。

 先日も、教科書の編集会議の席でも話題になったのだが「ああ、これ俺のだ!」とか「ひどい!」という声が上がるぐらい、何の引用先も明記されずにメディアに載せている人がいる。
 使うなとは言わないが、同じようにワークショップや授業をしたならメール1本くれるとか、モチーフや工程をこうやったらこんな違いがあったとか報告ぐらい欲しいと思う。それが、お互いの切磋琢磨につながるはずだ。

 一番性質が悪いのは、公の場で「自分がやってます」みたいに発表する人達だ。私の知っている人達でも、今までまったく情報デザインに関わってこなかったのに「情報デザインとはこうです」みたいに簡単なワークショップを紹介したりして平気な顔をしている。例え話として適切かは分からないが、スキーの初心者講習を受けただけで、他の初心者に「斜滑降」だけ教えて「スキーってこういうものだよ」と言っているのに等しいと思う。せめてパラレルかウェーデルンぐらい出来てからスキーについて語ろうよ。
 私は常々「10知って1教えなさい」と言っているが、この手の類は「1→1」みたいにスルーだから、それを聞いた人達は「情報デザインってこんなもんか。」思ったら大変だ。我々が10数年かけて本当に苦心して耕してきた「情報デザイン」という畑を、少し注目されて来たからって土足で荒らさないでもらいたい。

 ひでえなと思ったのは、「納豆パッケージのオブザベーション」と言えば小池研が有名なのだが、それをパクッてそのまま文科省の委託研究に出した人もいる。オブザベーションと言えば、観察対象は無限にあるのに何でまた自分で考えないのか・・・。一度そういう事例のオリジナルとコピーの対比表を作ってやろうかと思った。かなりある(笑)
 カミヒラ先生なんかは、自分のワークショップを詳細に発表していないのに、パクッた人があちこちで発表してたりする。これなんか下手したらカミヒラさんを知らない人達からは彼の方ががコピーだと思われてしまう。
イメージ画像
 最後に自戒を込めてですが、自分ですらそういうモラルハザードすれすれのことは犯していると思う。公の目に触れるものを書くとはそういうリスクをいつも抱えているということだ。
 それを最小限に食い止めるためには、やはり有識な友人を沢山持ちアドバイスや厳しい指摘を常に受けることだと思う。それがその人の財産だよね。

 8月31日の「第4回情報デザインフォーラム」では、私は「情報デザイン教育」について話します。内容は、ほとんど手法について網羅して話そうと思っているのですが、会場にはそれらの手法の権化みたいな先生達が揃っていて・・・ハハハ。この際、全員に「使ってもいいよ。」と言ってもらおう。

posted by アサノ | 00:49 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする










この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
Search this site