経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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知っていること・身についていること・出来たこと
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 11日は朝から成人式で撮影班。なんでこんな行事に大枚のお金がかかるのかと思うのだが、斜陽の着物業界を支える大きなイベントに育っていることを実感。
 先ほどテレビで言っていたが、女の子の貸衣装の平均は36万円ぐらいだそうだ・・・・。実感としてウソでは無さそう。(汗)
 私の二十歳の時は、母から「行かなくていいわよ。」と言われて、そういうものかと思って行かなかったけど・・・。(笑)

 ここで、新成人や来年就職活動をする人に、助言というか世の中のものの見方の話をしよう。あなたが就職面接で聞かれる質問の順番。

1)学生時代どんなことを頑張りましたか或いは成し遂げましたか?
2)それをやるに当たって、どんなことで苦労しましたか。
3)学校では何を習いましたか。

 のような感じの質問が多いと思う。これを構造化してみると、人間の理解のプロセスになる。1・2・3の順番を逆さまにしてみよう。

1)学校で何を習いましたか?:知識として何を知ることができましたか。
2)それをやるに当たって、どんなことで苦労しましたか。:フレームワークとして学んだ知識を、どのように繰り返し経験することにより体系化に理解しましたか。
3)学生時代どんなことを頑張りましたか或いは成し遂げましたか?:得た知識の体系を使って具体的にどのような成果をあげましたか。

 というようになる。大人の論理である。若いときは、一生懸命教科書や授業で知識を覚えようとする。その証拠としてテストで良い点を取ったり、資格試験に合格したりする。しかし、それではなかなかリアルな現場では使い物にならない。たとえば1回ペルソナ/シナリオ法の授業を受けたからといって、実務で使えないのと同じことである。

 2)のフレームワークであるが、知識は体系化して理解することにより覚え易くなり、また応用が効くようになる。またグループワークの際も手法の共有化が行いやすい。いわゆる効率的に勉強しようと思えば、まず全体像を理解して、今学んでいる知識はどの部分の何を解決しているのかということを考えることが重要になる。
 例えば、ペルソナという知識はHCDプロセスというフレームワークの中で何を知るために行われているのかを考えることによって、その後のシナリオやユーザ評価などにも活きてくるのである。
 ただしこれは、机上の勉強では身につけにくく体験的な学習と併用することで身につきやすい。気をつけることは体験的な学習ならフレームワークが身につくのではなく、手法や理論を併せて学ばなくてはならない。

 3)の成果というのは、良い成果が上がらなくては1)2)で学んだ手法や理論の証明になっておらず、結果として身についていないと判断されることになる。逆説的ではあるが、良い作品を生み出した手法は良い手法である。それを知っている、または自覚している若者は貴重である。

まとめると

1)自己流ではなく正しい知識を知ることが大切である。
2)プロジェクトや共同研究などを通じて、フレームワークを繰り返し体験的に理解することで「使える・出来る」知識になる。
3)体系的に理解した手法や理論を応用して、研究やコンテストなどで成果を上げること。成果は「こうやろうと思ってます」といった未来形ではなく「こうなりました」という過去形で話そう。

 こういう勉強の仕方をして、人に説明出来るようになって欲しいと思う。それを世間では人手ではなく人材と呼ぶ。

※昨夜、うちの若い先生に「それって勝間和代じゃん。」と言われる。ふ〜ん、あの人あまり興味が無いんだけどな。頑張れ頑張れみたいで・・・。01/13
posted by アサノ | 00:14 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0) |
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