経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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専修大学コンテンツデザインコース展に行ってきました

 先日ご紹介した専修大学のコンテンツデザインコース展に行ってきました。
 授業が終わってから駆けつけましたので、終了時間を過ぎて延長してもらって見ることが出来ました。上平先生・学生さん方ありがとうございました。

 会場ではいろいろな方に会う。
 「絶対見ると良いよ。」と宣伝していたので、見に来てくれた人多数。皆さん「本当に来て良かった。」と絶賛の嵐でした。
 自分のことじゃないけど、ここ3年間通して見てきて進化し続けているのでとても嬉しい。

 以前「今、専修大学が凄い!」でも書いたのですが、今回はかなりプロセスを意識して制作していました。
 多摩美の「情報デザインコース展」と両方見ると教育手法の対比が際立って面白い。
 そこまで単純ではないが、多摩美<自分の体験を基盤・専修大<ユーザの体験をリサーチみたいな感じか。

 学科・コースの特徴や学生の出自もあると思うが、多摩美<長島茂雄型教育・専修大<野村克也型教育というのがフィットするのだろう。うちなんかも後者だな。
 NHN Japanの佐藤さんにも会う。
 >あと伝える工夫もすごい。デモ機やハンドアウト、調査の証拠品などなど。過程の苦労は見せずに、コンセプトをメインに話してくれたのも印象いい要因かな。 佐藤さんのTwitter経由

 今回はペルソナにも本格的に取り組んでいました。
 学生さんと話していて、気になったのは「自分達と同じ年代・同じ価値観」の対象ユーザ設定をすること。
 インタビューしているのだが、いつの間にか自分達の話になっていること。
 出来れば強制的に、自分達では想像がつかないセグメントのユーザを対象にした方が勉強にはなると思う。

 おお、スタッフはしめに入っているが、我らはまだまだ見学中。

 井上先生もタクシーで駆けつけ、ギリギリセーフ。是非次年度は時間延長希望!

 これはうけたモックアップ。ノートPCに被せたボール紙の携帯電話。説明の女子学生も面白かった。
 今回何が良かったかと言ったら、プロセスや作品のクオリティの良いけど、学生さんたちのやる気かな。
 こちらもついついのめりこんで、3〜4年生ぐらいのレベルで真剣に話してしまった。まだ2年生だったんだよね〜。

 専修大学ネットワーク情報学部の次の見ものは1月30日(土)・31日(日)BankART Studio NYKにて行われる「コウサ展2010−陽庭(はるにわ)」
 http://www.ne.senshu-u.ac.jp/~kousa2010/
 30日(土)13時からは、上平先生と望月先生のトークショーがあります。見に行く予定

◇関連情報:stj064 UX_Memo
posted by アサノ | 00:09 | 情報デザイン 授業事例 | comments(2) | trackbacks(0) |
コメント
ご来場有り難うございました。
いつも率直なご意見を頂いてますので運営に反映させてもらってます。

ちょっとだけ補足させてください。


>学生さんと話していて、気になったのは「自分達と同じ年代・同じ価値観」の対象ユーザ設定をすること。
 インタビューしているのだが、いつの間にか自分達の話になっていること。


申し訳ありませんが。その辺は浅野先生を納得できるような調査の客観性を保てなかった私の指導力不足です。

ただ、ペルソナに近い学生は、各グループに一人ぐらいづつです。たまたま該当するような学生が説明したのかも知れません。

大多数の学生は日頃こまめに記録を残したり写真とったりしている訳ではありませんので、端からみると同じ目的を共有しているように見えるグループの中でもかなり価値観の差があります。「実際のところ自分はやらないので気持ちはわからないけれど、そういう人がなぜそういう行動をとるのか、そして動機がどのようにうまれているかを探ろう(そしてちょっとでもターゲット周辺の人にも使えるようなものを生みだそう」ぐらいの微妙な距離感はあったと思います。

アウトプットにケータイというメディアを選択したのも、多くの同年代の若者は(自分たちのように常時付けっぱなしの)PCは日常的に使うツールにはなり得てない、という彼らなりのアプローチの結果でした。


>出来れば強制的に、自分達では想像がつかないセグメントのユーザを対象にした方が勉強にはなると思う。

前期は彼らは小学生向けに教材のデザインを作りましたが、やっぱり2年生という演習の枠内(限られた調査時間)で異年代を深く知ることはなかなか難しかったです。ですので、後期は自分たちの世代しか知り得ない深さをとるために同年代をターゲットに選びました。結果的に置き換わったところも多少ありましたが、深く追究することで課題に没入することも出来たのだと思います。

来年度のプロジェクトは社会に向けて活動するところが多いですので考慮させたいと思います。
2010/01/20 11:04 by 上平
私のコメントなんていい加減です。
なのに、上平先生のこれこそ他者の反応を見て内省するリフレクションですな。
当たり前のように学習のダブルループをやっておられる。
いつも敬服しています。
2010/01/25 15:06 by アサノ
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