経験デザインと食のエスノグラフィーを語る私的なブログ
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ペルソナ/シナリオ法ワークショップ in 名古屋

 京都に行ったついでに、それでは名古屋にも寄りましょうということで、名古屋のWeb関係者対象のペルソナ/シナリオ法のワークショップを情報デザイン教育研究会の主催で行う。
 1時間の予定の講義が、熱が入りすぎて30分オーバーになり、その後の進行に苦労する。

 約30名の参加者中、ペルソナ/シナリオ法を業務で使ったことがある方は2名ということ。
 ワークショップとしては時間的にも厳しいのですが、あえて半構造化インタビューをやってもらう。
 課題は「正田醤油サイト内料理レシピのペルソナを作る」。

 料理のレシピを調べる場合はどうするか、実際にやってもらいながらインタビュー。

 ペルソナ/シナリオ法というと、ユーザ像のプロフィールを詳細に作るところに目が行きがちであるが、あるタスクを達成するまでの文脈を見つけ出すことが大切だ。

 今回は詳細な「問題シナリオ」を書く時間が無いので、インタビュー結果はラフにメモをしてもらう。

 メモを頼りにポストイットに書き起こす。

 ポストイットにキーワードを書いてKJ法でグルーピングする。
 キーワードといっても、ほとんど動詞で書く。

 KJ法で分析している横で、プロフィールをつめるメンバーも居る。
 グループワークでは、スムーズな分業とタイムマネージメントがカギ。
 この辺りからワークショップが熱を帯びだす。いい感じだ!

 約2時間半でインタビューからシナリオまで完成。かなり無茶!ごめんなさい。
 ペルソナ/シナリオ法のワークショップは、わりとワークシートを使うことが多いのですが。
 今回は分業とプレゼンのし易さから模造紙に大きく描いてもらった。

 ペルソナ作成の根拠も説明してもらう。皆さんプレゼンは流石に上手い。

 かなり完成度高く出来たチーム。
 今回は、レシピサイトというものは「簡単に見たい」と「PCを見ながら料理は出来ない」という分析が多かった。

 ドキュメントのクオリティは低いが、話術でまとめたチーム。
 iPhoneを台所で見ながら料理するアプリ。ベテラン主婦は、詳細なレシピより写真で記憶のトリガーを引けば料理は作れるという提案。
 短時間でかなりしっかりとユーザの本質的欲求を見つけているのに感心した。

 シナリオがあまり非現実的な場合は、シーンを他に2〜3つぐらい書いて見ると良い。

 「人を喜ばせたい」というのは人間の本質的欲求の一つ。

 最後に人気投票!このチームとiPhoneアプリチームが12票ずつで同率グランプリとなりました。おめでとうございます。

 無事講評会まで終了。
 場所を提供してくださった河口先生、ありがとうございました。受講生の皆さん、まったく休憩なしで4時間ぶっ通しの作業お疲れさまでした。

 課題を提供(無理矢理)してくださった正田醤油さま、本当にありがとうございました。

◇関連情報:
・愛知淑徳大学石丸先生のブログ
posted by アサノ | 00:08 | セミナー・ワークショップ関連 | comments(2) | trackbacks(0) |
コメント
正田醤油のshoyuです(申し遅れました星野と申します)。

こちらこそ楽しく拝見させていただきました。結果も確認させていただきまして、ありがとうございます。

特にiphoneのベテラン主婦の視点は私にとって新鮮で面白かったです。

ありがとうございました。
2010/01/27 09:06 by shoyu
>shoyuさん

こちらこそ。
良いお題で、楽しいワークショップになりました。
またこのテーマでやる時には、遊びに来てください。
というか、正田醤油本社でやりましょう。(笑)
2010/01/27 12:02 by アサノ
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