第5回新横浜ユーザビリティ研究会 報告
2011.05.14 Saturday
新横浜ユーザビリティ研究会も、もう5回目になりました。
今回はU'eyes Designさん特集。
今回から募集ツールを「こくち〜ず」にしたら、募集2~3日で35名定員があっというまに埋まってしまった。
リコー・京セラ・パナソニックらのメーカーさん、インターソフトやU'eyes Designさんのような評価会社。今回は京都からオーバルプランの田輪さんや静岡工業技術研究所の易さまで来てくださいました。
第一弾は、尾形さんの Usability decade
〜U'eyes Designにおけるプロダクト系ユーザビリティ活動の10年を振り返る〜
これは面白かった。U'eyes Designの歴史が、日本のユーザビリティの歴史だものね。
本当にこの10年間でユーザビリティを取り巻く環境は変わった。
・開発関係者(部門)の拡大→上流工程からの検討
・HCD手技法の充実 → HCD教育体系の基盤
・HCD適応範囲の拡大 → 多様な業種でのHCD適用
続いて、伊藤英明 さんの“物語”を重視した取扱説明書デザインの取組み紹介。
U'eyes Designさんてマニュアルもやるのですね。
今回も産技大履修生から活発な質問が飛ぶ。
大学院で講義を受けたことが、こういう場でどんどん深く理解し定着して行く。
君達は恵まれているよ。多分先駆者達が10年かかったこと以上の情報をこの1年で得てるはず。
後は咀嚼がそれに着いて行っているかだけだ。
ラストは、三澤さんのユーザエクスペリエンスデザインのための発想法「XB法」のご紹介。
最近割とよく会ってる気がする。。
XB法は発想法。構造化シナリオ法でアクティビティとインタラクションを明確にして、プロトタイピングする流れが、今一番使い勝手も良く日本型ペルソナ/シナリオ法になる可能性がある。
iPhoneアプリ「発想会議」。XB法のエッセンスが詰まって、翌日から東京ビッグサイトである「スマートフォン&モバイルEXPO」で発表予定。
この会は、懇親会の方が盛り上がる。
今回幹事をして下さったインターソフト五十嵐さんのお陰で、素晴らしい大宴会になりました。
尚、新横浜ユーザビリティ研究会懇親会幹事のタスクは「3時間飲み放題・3500円以内」という厳しいハードルである。素晴らしい!
宴会中もブレストする産技大履修生と三澤さん。これはもう趣味の領域。。
次回は7月ぐらいに、社会人・学生のための「夏休みユーザビリティ評価・ブートキャンプ」みたいなものを土日を使ってやってみたいと思ってます。道具眼の古田さんやリコーの島村さんと。
また第6回は秋に、京都オーバルプラン田輪さんの「シーズ・ニーズマトリックス法」とリコー早川さんの「構造化シナリオ法」&私の「ストーリーボーディング」の予定。
そろそろ講演者を新横浜以外からも呼びたいので、若干有料制にすることも考えなくてはいけないかな。
◇関連情報:
・トゥギャッター:第5回新横浜ユーザビリティ研究会
・WarlockReport :5月10日 第5回新横浜ユーザビリティ研究会に行ってきました
・隣り合わせの灰と青春:第5回 新横浜ユーザビリティ研究会
◇新横浜ユーザビリティ研究会 アーカイブ
2010年08月31日(火)第1回:http://asanoken.jugem.jp/?eid=1611
2010年09月29日(水)第2回:http://asanoken.jugem.jp/?eid=1644
2010年12月07日(火)第3回:http://asanoken.jugem.jp/?eid=1721
2011年02月08日(火)第4回:http://asanoken.jugem.jp/?eid=1788
2011年05月10日(火)第5回:http://asanoken.jugem.jp/?eid=1888