2011夏 ベトナム旅行 7日目 怪しい路地好き(台北艋舺モンガ)
2011.09.18 Sunday
行く前にも一度書いたが、2010年台湾で一番興行収入をあげた「艋舺(モンガ)」という映画がある。
台北で古くから栄えた繁華街艋舺(モンガ)を舞台にした青春ヤクザ映画だ。
艋舺(モンガ)は日本統治時代に読みにくさから「萬華(ワンフォア)」と日本人が変えちゃったので今は実際の地名では無い。
今回の台北1泊の目的は、その萬華(旧艋舺)を見に行くことだ。
ホテルに荷物を置いてMRTで龍山寺の駅を目指す。
隣の駅は、台湾の原宿で有名な西門町。古さと新しさが同居する地域だ。
全然土地勘が無いので、駅前の案内板に従って行くか。
おお、早速発見!「60年老街萬華」老街とは古い街という意味。60年前から栄えていたのですね。
まだ明るいから、他の場所を見て後から来よう。
華西街観光夜市の方に行ってみることに。
おお、あったあった。夜市(ナイトマーケット)と言ってもアーケード式の常設店舗だ。
中には蛇だのスッポンだのの店が並ぶ。
こういう店がある場所は、必ず近くに色街がある。はず
誰が買うのかも分からない縁起物やお守り。
奥に来ると食堂街になっている。
夕食にはちょっと早いか。
華西街観光夜市の裏口に出た。うう、寂れた感じだ。
奥にあった廟には「艋舺青山宮」の文字が。
脇道には、ちょっくら怪しげな店があるぞ。「飲酒店」って書いてある個室飲み屋か?
華西街観光夜市に戻って、元来た道を引き返す。
少しずつ夜の帳が下りて来たぞ。
うう、ヘビ屋。お笑い番組の罰ゲームに出てたの見たことある。
ヘビスープ飲んでみようか?
大人のおもちゃ屋さん。こういう店が沢山あるのも華西街観光夜市の特異さだ。
もうひとつマッサージ屋が多い。ガラス張りなので、変なサービスの店では無いと思う。
そうだ足マッサージしてもらおう。
旅に出る前に怪我して、その割には頑張って沢山歩いた足にご褒美!
40分400台湾ドル=約1600円は、家の近くにあったらお酒飲まずに通いたくなるぐらい。
お〜、気持ち良かったので、次は腹ごしらえ。
龍山寺は胡椒餅が有名。老舗で有名な「福州元祖胡椒餅」や、沢山の屋台がある。
この屋台も行列が出来てた。私も運良く1個ゲット。
1個35台湾ドル(元)=約140円でお腹いっぱい。ぎっしり肉とニラが詰まっている。
おお、大腸!中華風ソーセージね。
米粉屋さん。
作っているのはベトナムと似ているが、調味料や香辛料が違うのか、全然違う食べ物になる。
こちらは露店の夜市.
この夜市は広州街と言うのか。
どことなく日本の古い夜店の雰囲気。
この街は白人観光客を見ない。
前の外人も、着ているものを見ると地元の住民か。
香具師の啖呵売(たんかばい)。
おお、金魚すくいもある。
もう、日本の縁日じゃん。
懐かしいな〜。これは、何でも直る接着剤。ww
本当にアジアって少しでも土地があれば食堂になっちゃうんだね。
さあ、そろそろ日もとっぷり暮れて来たので、旅の目的である艋舺(モンガ)探検に出発。
MRT龍山寺駅と華西街観光夜市の間の一帯が艋舺(モンガ)のようだ。
一帯と行っても一辺200mぐらいのほんの小さな盛り場である。
確かに店は多い。
ふ〜ん。
これ可笑しい。美容院なんだけど、前部分が麺屋で人がめし食ってて、奥が美容部。。
色街には病院や薬局が多い。万国共通。
写真を撮るのも段々大胆になってくる。
そういや俺、坊主頭だったんだ。。
カラオケ
おお、ズラリと店が並ぶ。
何なんだろうね、この店達は。
あまり見ていてもしょうがないので、ヤリテババアを捕まえて聞いてみた。
「ここは何する所なの?」
そうしたら片言の日本語を話す。
「おさけのむところです。」
「うそつけ。じゃ飲もうか。」
「いらっしゃ〜い!」
通されたのは安普請のカラオケルーム。
周りの部屋からは台湾人の熱唱がこだまする。
ババアに聞くところによると、システムは以下の通り。
店に 300元(2時間)
女の子に 300元
ボーイにチップ 100元
ビール1本 150元
※100元=約400円
ビールは飲まなくともお茶は出るそうだ。
結局女の子二人とビール3本飲んで帰って来た。
一人は大陸の子だった。
ババアが時々来て通訳してビールを飲んで行った。
ちんちろりんかと思ったら、数で負けたら服を脱ぐゲームらしい。
私なんか3回負けたら全裸だ。ww
確かにこの人たちパーツの多い服着てるは。
結局ババアに艋舺(モンガ)のシステムをいろいろ教えてもらって、エスノグラフィックインタビュー終了。
ごちそうさま。
帰り際に女の子が「あのババア悪者。こんなにお金かからない。」と身ぶり手ぶりで教えてくれた。ww
ボラレたか。。
厄落としに龍山寺にお参り。
小さな廟が沢山あって。それぞれご利益抜群とか。
信仰の厚い姿を見るのは良いものだ。
艋舺(モンガ)から龍山寺を挟んだ三水街の方に歩く。
こちらの方は、艋舺(モンガ)よりもハードな大陸から来た女性達の歌舞伎町(売春街)なので、ここらでストップ。
タクシーを拾って乗った。
◇20011年夏 ベトナム旅行 アーカイブ
1日目 台北桃園市
2日目 ハノイ旧市街
2日目 ハノイ夜遊び
3日目 ハロン湾
4日目 市場好き(ハノイ旧市街36通り)
4日目 ハノイからホーチミンシティへ移動
5日目 ホーチミン市ベンタイン市場
5日目 戦争の傷跡(統一会堂と戦争証跡博物館)
5日目 ホーチミン市ゴーヴァンナム通りの青空床屋
5日目 怪しい路地好き(ホーチミン市デタム通り界隈)
6日目 チョロン地区ビンタイ市場
6日目 チョロン地区の青空市場
6日目 ベトナム最後の夜
7日目 ホーチミンから台北へ移動
7日目 怪しい路地好き(台北艋舺モンガ)
7日目 怪しい路地好き(台北林森北路)
8日目 帰国
◇怪しい路地好きアーカイブ
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