8月31日(水)夏休みの最終日。
夕方からなにやら社会人が集まって教室で何か準備中。
この日は第6回新横浜ユーザビリティ研究会の日。
第6回は産業技術大学院大学の履修証明プログラムを履修した社会人学生達が作ったコミュニティー「hcdvalue」の特集である。
第一部は「hcdvalueとは」谷真裕さんがhcdvalueの紹介。
新横浜ユーザビリティ研究会も、最初は会議室で開くぐらい人数が少なかったのが、いつの間にか60名近い参加者を集めるようになってきた。
続いて第二部、今回のメイン発表のひとつ「UX白書の翻訳と概要」吉岡典子さん。
2010年にDagstuhl Seminarで行われた議論の内容をUX白書(UserExperience white paper)としてまとめたものを翻訳した労作。
黒須先生が本を出す前に訳しちゃった。。
今回は人数が多いため、いつもより大きい教室に会場を移しました。
大きい部屋は、やはり発表者との距離が遠く臨場感は薄くなりますね。
受付をしてくれた、YDA姉妹。ありがとうございます。
今回新横浜ユーザビリティ研究会としては初めて有料1000円を頂戴しました。
無料だと申し込んでも責任感無く無断キャンセルする人がいるためなのです。
結果無断で来なかったのは2名のみでした。その方々は次回以降は参加をお断り致します。
お金は、懇親会・資料印刷などで使わせて頂きました。
「UX白書の翻訳と概要」はオーディエンスからの質問が殺到。
淡々と答える吉岡さん。
多摩美情デ4年の駒ちゃんも質問。度胸ある〜。
続いてメイン発表の「ISO9241-210」の翻訳プロジェクトについて。
このブログでもおなじみ、mixiの馬場さん。彼女は声がでかくて良い!
NHN Japanの宮川さんも質問。
この発表を聞きたくて来た参加者が多かったと思う。
ユーザビリティの国際規格ISO13407が最近変更になりISO9241-210になったが、まだ和訳されていなかったものを翻訳したプロジェクトの発表。
著作権の問題もあり、邦訳版を配るわけにはいかずサマリーの発表に留まったのは残念でした。
第3部として、9月半ば仙台で行われるHIS2011で発表予定の研究をプレ発表。
「人間中心設計(HCD)導入の価値マップ作成による啓蒙活動の検討 」佐々木将之さん。
同じくHIS2011向け研究発表「協働によるデザイン案検討におけるペーパーホワイトボードプロトタイピングの検討」白澤洋一さん。
私も彼らを教えた一人なのですが、何しろアウトプットをしないとインプットは無いので、ひたすら中身は二の次で外に向けて発表させまくります。
そして第4部は学食に場所を移して、リフレクションの会。
発表会場では聞けなかった疑問を発表者にぶつけよう。
重鎮から若手まで、メーカーさんも多かった。
この懇親会もYDA姉妹のプロデュースです。ありがとうございます。
第五部は居酒屋さんに場所を移して大宴会。
新横浜ユーザビリティ研究会の懇親会担当インターソフトの五十嵐さんの手腕は凄まじく。
3500円以内3時間飲み放題を予約するというミッションを「飲み放題無制限」にして予約してきました。
こういうのをオーバーアチーブ(予想以上の仕事)というのだろう。UXだ。
次回は11月頃にユーディットさんでユニバーサルデザイン特集をやろうと思っています。
◇関連情報:
・隣り合わせの灰と青春:第6回新横浜ユーザビリティ研究会
・togetter:第6回新横浜ユーザビリティ研究会
・山田花澄:第6回新横浜ユーザビリティ研究会の報告書
◇新横浜ユーザビリティ研究会 アーカイブ
2010年08月31日(火)第1回:http://asanoken.jugem.jp/?eid=1611
2010年09月29日(水)第2回:http://asanoken.jugem.jp/?eid=1644
2010年12月07日(火)第3回:http://asanoken.jugem.jp/?eid=1721
2011年02月08日(火)第4回:http://asanoken.jugem.jp/?eid=1788
2011年05月10日(火)第5回:http://asanoken.jugem.jp/?eid=1888
2011年08月31日(水)第6回:http://asanoken.jugem.jp/?eid=2007