経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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2011年 子ども造形教室 第13回 粘土(コンテクスチュアルインクワイアリー)

 9月5日(月)夏休み明けの授業は「粘土」。久しぶりに会ったので、子どもたちは結構喜んでくれた。フフフ
 夏休み明け初回と言っても、次週から10月1日の運動会の練習があるため、今回で前期の講座は終了。ちょっと寂しいね。

 テーマは「夏の思い出」。
 今回は粘土だが、ただの粘土細工では無い。

 「え〜!思い出なんか分んないよ〜。」と子どもたちは遊んだりおしゃべりしたり。
 保育士さんも「全然形になりませんねぇ。」と困惑顔。。

 ところがどっこい!
 これが今回のコンテクスチュアルインクワイアリー(文脈質問法)の凄いところ。

 「夏休みで楽しかったこと何かあったかな」
 「オキナワ行ったんだよ〜」
 「暑かったでしょ」
 「でもねお船に乗ったから涼しかった」
 「へぇ〜、島に行ったの」

 「あのね、これが私の乗ったお船で、こっちが島」
 「おお、凄いね」
 「島で楽しいこと何かあったの?」
 と弟子と師匠モデルと云う根掘り葉掘り聞くことにより、この子の深層的な部分まで入り込んでゆく。
 その時に手ぶらで話すのではなく、粘土でイメージをスケッチしながら行うのだ。
 なので、島らしいとか椰子の木が本物みたいである必要はまったく無い。それにしちゃ上手いね

 結局この子が感動したのは、船を島の岸壁に舫うロープと岸壁の杭だったようだ。
 波打つ岸壁と揺れる船、それをしっかりと繋ぐロープと杭。観察する心がまっさらなんだね。
 絶対大人が気がつかないことに子どもは感動している。
 遠景にちゃんと沖縄本島が作ってあるのがリアルだ。

 この子の話は新潟のおじいちゃんの家に行った話から、恐竜のイベントがありどうもそこで恐竜に会ったことが思い出深かったらしい。
 それがこの恐竜の足。
 大人は彼が作った作品だけで判断しようとするが、人に見せて褒めてもらうだけが作る理由ではないのだ。
 この恐竜の足には、大人が計り知れないナラティブ(物語)が詰まっている。

 この子は今まで一番注意力散漫で、全然ものが作れなかった。
 ところが今回はどうだ。凄まじい勢いで大きなカブトムシを作った。
 何らかのインスパイアされるものがあったのだろう。

 韓国の子ども。
 「これなに?」
 「フネだよ、この中に人がいるんだよ」
 「ああ、知ってる亀甲船でしょ」
 「うふふ」
 「秀吉やっつけちゃったフネだよね」
 5〜6才の子でも親が博物館に連れていけば、相当なものを覚えてくる。

 あっという間に1時間が経った。今日ははしゃいだり暴れたりする子は一人もいなかった。
 最後のお掃除もきちんとやります。

 男どもは最近色気づいてきたのか、私よりアシスタントのKちゃんの方に群がる。ww
 
◇2011年 子ども造形教室 アーカイブ
4月11日(月):第1回 粘土
4月18日(月):第2回 粘土
4月25日(月):第3回 こいのぼり
5月09日(月):第4回 粘土
5月16日(月):第5回 粘土
5月23日(月):第6回 段ボールにティッシュを貼る
5月30日(月):第7回 ティッシュに絵を描く
6月06日(月):第8回 クラフト紙に絵を描く
6月13日(月):第9回 粘土をタコ糸で切る
6月20日(月):第10回粘土
7月04日(月):第11回デカルコマニー
7月11日(月):第12回フロッタージュ
          夏休み
9月05日(月):第13回粘土(コンテクスチュアルインクワイアリー)
9月12日(月):運動会練習のためお休み
9月26日(月):運動会練習のためお休み
          前期終了
posted by アサノ | 00:14 | 保育の授業 | comments(0) | trackbacks(0) |
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