経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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NE比
 従来プロトコル分析を行った際に、被験者の行動や発話を分析してきました。しかしこれは、観察者の経験や資質によって結果が異なる危険があります。

 そこで1999年ノーバス社の鱗原らによって開発されたNEM (Novice Expert ratio Method) は、比較的容易に行動データを定量的に分析することができる方法として登場しました。

 これは開発者のシステムモデルと、ユーザのメンタルモデルとのギャップに注目したもので、ノーマンも言っているように、設計者とユーザの間に生まれる操作モデルのギャップが使いにくさを生む原因になっていると考えられるからです。

 NEMとは、ある一定のタスクにおいて、開発者(エキスバート)と初心者ユーザ(ノービス)の操作に要する時間を比較し、ユーザビリティに問題のある操作ステップを把握する評価手法です。

  NE比は以下の公式により計算され、各操作タスクの難易度が示されることになります。

NE比 = Tn / Te

Tn : 初心者ユーザが要した平均時間
Te : エキスパートユーザが要した平均時間

 NE比が大きいほど、操作に対するモデルのギャップが大きいということになります。
 本研究室でもプロトコル分析を行う際には、極力開発者を呼んでテストするように心がけています。

使いやすさ研究室
オープン・ユーザビリティ評価 (3)評価方法[2]-NEM
http://usability.novas.co.jp/about_open_03.html
posted by アサノ | 09:45 | 情報デザイン 用語集 | comments(0) | trackbacks(0) |
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