経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
<< 朝の四間道・円頓寺商店街 | TOP | 2011年 子ども造形教室 第18回 クリスマスツリー >>
第5回WebUX研究会開催しました

DSC05048.JPG
 12月3日(土)UX Tokyoのメンバーが翻訳したストーリーテリングの本の完成を記念して、第5回WebUX研究会で講演とセミナーを計画した。
 開催前から参加希望者が殺到して、キャンセル待ちが大量に出る。
 ワークショップの密度を上げるために、通常50名ぐらいの研究会を今回は募集30名にしたためだ。
 その代わり、登壇者・スタッフ計10名の贅沢体制。始まる前からワクワクのイベントとなった。
DSC05041.JPG
 私の挨拶はそこそこに。w
 まずは楽天脇坂さんの「ストーリーテリングとは何か」というプレゼン。
DSC05039.JPG
 UCDのプロセスの中には、様々な形でストーリーが入っている。
DSC05042.JPG
 ストーリーの流れ
 ・プロット:キャラクターに起こった出来事の筋立て
 ・シナリオ:連続した出来事を説明するもの
 ・ジャーニー:個人的な感情の変化を含めた流れ

 だからUXジャーニーマップが必要なんだね。
DSC05044.JPG
 これ、勉強になった!
 ストーリーの種類
 ・アネクドート(逸話):個人的な体験を表す出来事
 ・ナラティブ:個人的な経験に関する物語
 ・ストーリー:最も広義な意味で使われるストーリー
DSC05047.JPG
 ストーリーのパターン:英雄的構造
 冒険へのきっかけ→はじまりと試練→目的の達成→日常生活への帰還
 これが日常の世界と冒険の世界の境界線で分けられている。
 おお、確かにロードオブザリングだ。ww
DSC05051.JPG
 2番手はNHN Japanの酒井さん「ストーリーを集める」。
DSC05053.JPG
 HCDプロセスにはこんなに手法がある。
DSC05057.JPG
 それはストーリーを「集める」「選ぶ」「作る」「伝える」ため。
DSC05065.JPG
 これは面白かった。
 半構造化インタビューを使ってストーリーを集める方法。
DSC05066.JPG
 ストーリーを効率的にノートテイク(要約筆記)する方法。
 酒井さんの話は面白くて、もっと時間をとって聴いてみたい。
DSC05072.JPG
 ここでワークショップ第1弾。
DSC05083.JPG
 交互にアクティブリスニング中。 
DSC05085.JPG
 今回はハンドアウトも充実していました。
DSC05086.JPG
 おお、ポストイット!
 今回の参加者は、流石にこのテーマを狙って来ているだけあって手が早い。
DSC05091.JPG
 唯一の大学生駒田くんも頑張る。
DSC05093.JPG
 後ろで仕事中?の二人・・・。
DSC05106.JPG
 3番手はジンガジャパンの前田さん「ストーリーを作る」。
DSC05110.JPG
 ビジネスプレゼンテーションとストーリーテリングの住み分け。
DSC05117.JPG
 三段階でストーリの粒度を実感。
 おれらいつもストーリー�だな。。
DSC05119.JPG
 ではどうしたら良いのか?
DSC05120.JPG 
 このプレゼンも時間が足りず、駆け足なのがもったいない。
 もっとちゃんと聴きたいぞ。
DSC05121.JPG
 ストーリーの構成要素が大切
 1.視点
 2.キャラクター
 3.コンテクスト
 4・心的イメージ
 5.言葉遣い
DSC05122.JPG
 構成要素の関連性。
DSC05164.JPG
 続いてワークショップ第2弾。
DSC05168.JPG
 渋谷の雑踏で本を読む若者を、木村部長(52才)が共感するようなストーリーを作る。
DSC05170.JPG
 こちらも、しっかりしたハンドアウト付き。
DSC05196.JPG
 各自が考える。
DSC05201.JPG
 出来たモノを議論して、ひとつに絞る。
DSC05209.JPG
 出来たストーリーを発表。
 山田さんは、流石高校演劇部。。
DSC05214.JPG
 この人はハンドルネームが@storywriter
DSC05218.JPG
 サンタくんは大阪弁で語る。
DSC05221.JPG
 4番手はアギレルゴコンサルティングの川口さん「ユーザーストーリーマッピング」。
DSC05232.JPG
 そうそう、ユーザーのアクティビティと開発の構築順序は一致しない。
DSC05233.JPG
 そこで使うのがユーザーストーリーマッピング。
 これ、私がやってるストーリーボーディングに近い考え方だね。
DSC05239.JPG
 HCDだと暗黙知になっていることが、アジャイルの人達って細かく定義しているのが面白い。
DSC05244.JPG
 川口さんのスライドが公開されています。
 10分間でざっくり理解する ユーザーストーリーマッピング
 http://www.slideshare.net/kawaguti/user-storymapping-in-10-minutes
DSC05264.JPG
 最後に私が司会でパネルディスカッション。
DSC05258.JPG
 登壇者以外にネットイヤーグループの坂本さんも参加。
 超贅沢メンバー。。
DSC05260.JPG
 業務でストーリー使ってますか?各自に話してもらう。
 私はインタビューから書き起こしたナラティブから、シナリオにまとめる辺りがいつも曖昧だった話をした。
 今回の研究会で、シナリオはユーザビリティ上の問題を明らかにするのに使っていたが、UXに関する開発チーム内での情報共有や意思決定にはストーリーだなという感触。
DSC05262.JPG
 坂本さんから「否定する訳じゃないけど、妄想でストーリー作ったらやばい。」との指摘も。
 脇坂さんの話で面白かったのは、この本を翻訳しようとしたきっかけは「今まであまり知らなかったのだけれど、この本がアメリカで一番売れているから。」だそうだ。
 それにしても、今回の研究会は今年プロデュースしたセミナーの中で一番面白く勉強になった気がする。
 今年の最後に、こういう会が持てて本当に良かった。UX Tokyoの皆さんありがとうございました。
 また、会場を快くご提供いただきましたKDDIウェッブコミュニケーションズの藤田さま・山本さまありがとうございました。
DSC05266.JPG
 終了後は市ヶ谷の「天狗」で懇親会。
DSC05267.JPG
 懇親会も35名の参加者がおり大盛況。
 研究会も大切だが、この懇親会での省察が一番勉強になる。
DSC05272.JPG
 2次会は新宿三丁目の「鼎」。なぜか京都に行っていたはずの上平先生が合流。
 3次会は新宿思い出横丁の「みのる」でハイボール。

◇関連情報
・Togetter:第5回 #WebUX 研究会 ツイートまとめ
・ふぁーふぁれぽ :第5回WebUX研究会
・UX Tokyo:http://uxtokyo.org/
・脇阪さん:マーケットという大空を飛ぶために(スライド)
・坂本さん:WebUX 5th workshop on “Storytelling” in UX


◇WebUX研究会アーカイブ
2009年12月:第1回情報デザイン教育研究会
2010年05月:第2回情報デザイン教育研究会
2010年11月:第3回情報デザイン教育研究会
2011年02月:WebUX研究会×ShibuyaUXの共同HCDワークショップ
2011年06月:第4回WebUX研究会
2011年12月:第5回WebUX研究会 ストーリーテリング

posted by アサノ | 00:24 | 全国UXコミュニティー関連 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする










この記事のトラックバックURL
http://asanoken.jugem.jp/trackback/2104
トラックバック
Search this site