経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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論文執筆者の分類
 論文執筆者のプライオリティというのは、デザイン系の人は意外と気にしないことが多い。(私の周りだけか)
 私も以前、知らないうちに共著者になっていて、学会での発表を聴いたら私の論文をごっそり引用してあった事件を経験しています。謝罪は受けましたが、未だに釈然としません。
 最近ではデザイン系の人も情報工学系の研究者との共著もあるので、備忘録として記しておくことにします。 

◇ファーストオーサー(第一著者)
 著者リストの一番最初に来る著者で、論文を書きその内容をすべて把握している人。院生はこれを目指す。
 単著の場合は分かり易いが、共著の場合は貢献度順に並ぶのが通例。
 全員がファーストオーサーである場合もあるが、6人以上並ぶと怪しいという説もある。

◇ラストオーサー(シニアオーサー)
 著者リストの最後に来る著者のことで、研究について考案、計画、実施を統括する人がなる。大抵は研究室の教授。
 ラストオーサーになった数が研究室主宰者である教授の業績になる。

◇コレスポンディングオーサー(連絡著者)
 研究の対外的な責任者で、論文を投稿し査読結果の連絡を受け共著者に知らせる役割を持つ。共著者の合意の上でなる。
 執筆者が院生であったりポスドクである場合、将来的に所属が変わる可能性があるので、連絡が取り易い大学教員がなることが多い。
 研究領域によっては「連絡係」ではなく、その道の権威者にお願いする場合もあるらしい。

 以上、簡単にまとめてみました。
 間違ってたら、ご指摘下さい。
posted by アサノ | 00:06 | 学会活動 | comments(0) | trackbacks(0) |
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