経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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2年生 インタフェースデザイン 後期15回目 最終プレゼン
 2月16日(木)2年生の「インタフェースデザイン」の授業も、今日が最終日。
 各チームのプレゼンを聞く。
 課題は富士通デザインさんからのお題で「保育園で使うライフログサービスの提案」。
 最初にプレゼンした向くん・福島さん・村山くんのチームの資料がしっかりしていたので、それを使って説明。(笑)
 授業の目的はこのとおり。
 なかなか1年間かけてHCDプロセスをしっかり体験するプログラムは無かったのですが、今年度だけ試験的に行いました。
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 アクティングアウトを使って説明。手に持っているのは台本では無く、モバイル端末のモック。
 ユーザーのインタビューは沢山やったね。
 保育士さん・若いお母さん・年とったお父さんやお母さん。
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 富士通デザインからは二人のデザイナーさんが来てくださいました。
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 厳しく突っ込まれて、村山が手をバタバタさせる。(笑)
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 このチームは調査や分析、また評価による修正などHCDプロセスをしっかり行っており高評価。
 但し、アイディアとしてはちょっと平凡で「保育園の電子連絡帳」って感じかな。もう少し未来を提案しよう。
 次のチームは、いつの間にか保育園とは関係のないサービスになっていました。
 前期の最終発表でも指摘されていた事が直っておらず、非常に残念。
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 デザインをしていると必ず決断をする場面にでくわすのだけれども、如何にクリエイティブでありながら根拠のある決断をしなくてはならない。
 そのためにHCDで学んだ調査や評価を使うのだが、このチームは自分の思い込みでエイャ!しちゃうからこんがらがるのだよね。
 そのため、プレゼンも生煮え。。1年間HCDプロセスをトレースしてきた甲斐が無い。
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 最後のチームも、いつの間にか「保育園」のサービスが「オフの保育士」のサービスに変わってしまっていました。
 ゴールに向かってデザインするのを「ゴールダイレクテッドデザイン(目標主導型設計)」と言います。
 ユーザ評価はしっかりやっていました。
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 スライドを使ったオズの魔法使い&アクティングアウト。
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 全員のプレゼン終了後、オーディエンスの先生方から講評をいただく。
 講評会というのは、必ずセカンドオピニオンに同席してもらうのが重要である。
 講座の当事者教員というのものは「教える」というバイアスがかかり過ぎているので、学生のためにも「それで食ってる」人サイドの講評も必要だ。
 単一出所のデータで判断しない、トライアンギュレーション(三角測量)の考え方だ。
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 何はともあれ、1年間お疲れさまでした。
 今年の1年生はHCD基礎の授業が無いので、来年2年生にはこの講座は無くなってしまうと思います。
 ある程度知識がついている学生に、しっかり1年間HCDプロセスを実務に近い形で体験してもらえたのは、大変意義のあることだったと思います。
 課題作成や、1年間を通してアドバイス、講評をいただいた富士通デザインさま、ありがとうございました。

◇関連情報:つっちーぶろぐ

◇2011年インタフェースデザイン アーカイブ
04月14日:第01回 課題説明
04月21日:第02回 調査計画
04月28日:第03回 半構造化インタビュー
05月09日:第3.5回 保育士さんにインタビュー
05月12日:第04回 問題シナリオ
05月19日:第05回 マトリックス化
05月26日:第06回 ペルソナ候補の作成
06月02日:第07回 評価グリッド法(ラダーリング)
06月09日:第08回 構造化シナリオ法(バリューシナリオ)
06月16日:第09回 構造化シナリオ法(アクティビティシナリオ)
06月23日:第10回 構造化シナリオ法(インタラクションシナリオ)
06月30日:第11回 ワイヤーフレーム(ペーパープロトタイプ)
07月07日:第12回 アクティングアウト
07月14日:第13回 ストーリーボーディング
09月01日:第14回 サイトストラクチャ(遷移図)
09月08日:第15回 前期末報告会
11月24日:第22回 ユーザビリティテスト
12月01日:第23回 オズの魔法使い
12月08日:第24回 ユーザビリティテストの続き
01月19日:第27回 利用状況ムービー作成中
02月16日:第30回 最終プレゼン

◇2011年インタフェースデザイン
posted by アサノ | 00:13 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
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