ボヤージュグループ HCDワークショップ 第2回 オブザベーションWS
2012.03.06 Tuesday
2月24日(金)ボヤージュグループのHCD研修2回目。
今回は、研修の初回に必ずやってもらう「オブザベーション」ワークショップ。
カップ焼きそばを作って食べる過程を観察して記述する。
今回は三種の神器(模造紙・ポストイット・プロッキー)だけではなく、カップ焼きそばや大量のお湯が必要なため、幹事の榎本さんはてんてこ舞い。ww
カップ焼きそばと侮るなかれ。
この観察と記述をベースにしたデザインワークショップには、HCDのエッセンスが詰まっているのだ。
「はいはい、黙らないで思考発話してくださ〜い。」
焼きそばを食べる被験者は、思考発話法で自分の行動と頭の中身を外化しなくてはいけない。
人間夢中になると無口になるので、モデレーターが発話を促す。
おお、食った食った。
各チーム3名の観察が終わったら、オブザベーションシートを清書。
行動データと発話データを統合する。簡易なプロトコルデータね。
今回もうちから学生2名が参加。頑張ってます。
シートの清書が終わったら、被験者の変わった行動や発話、エラーや戸惑いなどをポストイットにがんがん書き出す。
業務でカードソートはやったことが無いそうだが、これを機会に覚えてください。
ポストイットには単語では無く、読んだら情景が目に浮かぶように書くのがコツ。
カードソートの下にオブザベーションシートを貼ったチーム。
こういう現場の知恵みたいなのは好きだな。
立ったまま、ホワイトボードに向かってのブレストが始まった。
座ってやるより絶対議論が活性化する。
おお、いいねいいね。
ペアルック。ww
GMOメディアのカオニャさんはオブザベーション体験3度目。
やるたびに発見があるという。
カードソートによる分析が終わりに近づいたら、仮説ペルソナの作成に入る。
被験者3人の属性から1名に統合するのも良いし、エクストリームな1名に絞り込むのもよろしい。
どうするかはビジネスニーズから判断しよう。
カードソートの分析から改善点のヒントが分かり、仮説ペルソナが決まったらデザインに入る。
猛烈に忙しい3時間だったが、最後はプレゼン会。
おお、アクティングアウト。。
しかもアクティングアウトとペーパープロトのハイブリッド・プレゼンだ!
これがユーザーのコンテキストをスケッチすることなのです。素晴らしい!!
このチームはペルソナだけではなく、シナリオもきちんと書いています。
今回はデザイン画はいらないから、ユーザーの利用状況を4コママンガやイラストで描いてもらっています。
学生のフカイくんも頑張ってプレゼン。えらい!
終了後、ピザでリフレクションタイム。
今日のWSについて語り合う。
学生達は未成年なのでソフトドリンクで仲間入り。
上手くすれば春休みにGMOメディアさんのユーザー調査に参加させてもらえそう。
やはり行動あるのみだよね。名刺配ったか?
◇ボヤージュグループ榎本さんのブログ:社内でHCDワークショップ2:オブザベーション(観察)
◇2012年ボヤージュグループ HCDワークショップ アーカイブ
2月10日(金)第1回:HCD概論
2月24日(金)第2回:オブザベーションWS
3月09日(金)第3回:ユーザー評価(観察法)予定
3月16日(金)第4回:ユーザー評価(NE比解析)予定