ワークショップにおけるコツの研究(3)チーム編成
2013.01.10 Thursday
今日はWSにおけるチーム編成の話。
一般的にグループは奇数で組んだ方が議論が分かれた時に半々にならずに良いと言われている。
これも一理あって、ある部分では正しいがWSの実情に合っている場合と合わない場合がある。
1)まずWS全体の人数を考えてみよう
最終的に全チームがプレゼンをして、講師が講評するとなると。プレゼン5分+講評5分で、6チームいれば60分だ。
WS自体が3〜4時間だとすると、バカにならない時間がかかる。しかも、きちんと発表させて講評しないと、どんなに良いWSでもCSは極端に悪くなるものだ。
という訳で、全体でチームはいいところ5〜7チームが限度となる。
2)1チームの人数は
体験的に言えば4名〜6名だ。簡単な課題であれば4名でも良い。6名以上になると、必ず考えていない手を動かしていない人間が出る。
理想は5名だ。複雑な課題で分業をしなくてはならない時。頭を使う仕事は3名、単純作業は2名で出来る。
単純作業とは言え、1人でやるのは心もとないので2名は必要。
頭を使う仕事は3名の方が議論して進められる。2名だと声の大きい人間に引きずられる傾向が強い。
3)結局5名のチームが5〜7ということは、WSは25名から35名ぐらいでやるのが一番良いという事になる。
私は、いつも大体その人数で行っている。
そのため、地方で東京から講師を呼んでWSを開いて会場費・消耗品費・スタッフの経費・講師のアゴアシマクラを捻出すのはなかなか難しいということだ。
◇ワークショップのコツ、アーカイブ
第01回:三種の神器
2)WS実施
第05回:シャーペン禁止
第08回:壁に向かってブレストしよう
第09回:模造紙の貼り方
第11回:コンセプトが混迷したら