ワークショップにおけるコツの研究(5)シャーペン禁止
2013.02.14 Thursday
2008年、渋谷で行われたインフォグラフィックスのWSに参加した時に。
皆さんブレストする時に、紙に図を描きながら話す。
参加者はメーカー系のデザイナーさん達が多かったのだが、皆さんシャーペンや細いボールペンを持っている人が全然おらず。
割と濃いめの筆記用具を持って来て使っている人多し。
メモすら濃いめのマーカー類で書くので「この人達訓練されてるな。」と感動したものだ。
WSでは議論する時に「自分の意見を外化する」ために、出来るだけ書いてチーム内で共有する。
※外化:認知科学で使う言葉。自分の考えを脳の中に閉じ込めたままにせずに、文章や図に表すこと。
↑写真の出典:カホログ
意見を共有するためには、皆に見えなくてはいけない。
意見を共有するためには、皆に見えなくてはいけない。
今までのように「自分のためにメモする」のではなく、「意見を目に見えるようにする」必要があるのだ。
私はシリーズもののWSをやる時には、初回に「シャーペン、ボールペン禁止です。」と釘を刺す。
最初は「なんだ?」みたいな反応ですが、自然と身に着くようだ。
ちなみに私のお気に入りは、「三菱鉛筆水性ペンUNIプロッキー」と「無印良品の水性六角ツインペン」。
◇ワークショップのコツ、アーカイブ
第01回:三種の神器
2)WS実施
第05回:シャーペン禁止
第08回:壁に向かってブレストしよう
第09回:模造紙の貼り方
第11回:コンセプトが混迷したら