経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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ワークショップにおけるコツの研究(5)シャーペン禁止
 2008年、渋谷で行われたインフォグラフィックスのWSに参加した時に。
 皆さんブレストする時に、紙に図を描きながら話す。
 参加者はメーカー系のデザイナーさん達が多かったのだが、皆さんシャーペンや細いボールペンを持っている人が全然おらず。
 割と濃いめの筆記用具を持って来て使っている人多し。
  メモすら濃いめのマーカー類で書くので「この人達訓練されてるな。」と感動したものだ。
 WSでは議論する時に「自分の意見を外化する」ために、出来るだけ書いてチーム内で共有する。
※外化:認知科学で使う言葉。自分の考えを脳の中に閉じ込めたままにせずに、文章や図に表すこと。
                                            ↑写真の出典:カホログ
 意見を共有するためには、皆に見えなくてはいけない。
 今までのように「自分のためにメモする」のではなく、「意見を目に見えるようにする」必要があるのだ。
 
 私はシリーズもののWSをやる時には、初回に「シャーペン、ボールペン禁止です。」と釘を刺す。
 最初は「なんだ?」みたいな反応ですが、自然と身に着くようだ。
 ちなみに私のお気に入りは、「三菱鉛筆水性ペンUNIプロッキー」と「無印良品の水性六角ツインペン」。


◇ワークショップのコツ、アーカイブ
   第01回:三種の神器
1)WS開始時
 第02回:募集から始まるWS 
 第03回:チーム編成
 第04回:グループは内輪で組まない
2)WS実施 
 第05回:シャーペン禁止
 第09回:模造紙の貼り方
posted by アサノ | 00:08 | ワークショップのノウハウ | comments(0) | trackbacks(0) |
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