経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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2012年度 産業技術大学院大学 「人間中心デザイン」履修証明プログラム 構造化シナリオ法

 1月12日(土)品川シーサイドに行く。

 今年も恒例の「産業技術大学院大学の履修証明プログラム人間中心デザイン」のデザイン編講師をやります。

 この講座も年々人気が高まって、4年前は4名だったのが今回は38名の履修者がいます。

 予定では「構造化シナリオ法」をやる予定でしたが、課題の段取りが悪く急遽ペルソナから作り始める。皆ごめんね。。

 基礎編のおさらいになったようで、超スピードでインタビューと分析を行う。w

 まだまだインタビューの根掘り葉掘り度が足りないのと、カードの記入が甘いのでラダーアップしないチームが多い。
 こういう経験をすると、次のインタビューがしつこくなる。
 その事をやっている時は良いのか悪いのか分からないことでも、次の段階でつまずくと自分の失敗が理解できて上手くなるものだ。

 続いて「バリューシナリオ」の作成。
 今までのHCDの学びにはビジネス要素が入って来ないので判断出来ないこともあったが、これですっきり!

 「プラグマティック・ペルソナ」と「バリューシナリオ」を使って「シャッフルディスカッション」を2セット。

■シャッフルディスカッション
 1)締め切り時間を決めて、グループ内でコンセプトを大まかに決める。 
 2)決めたコンセプトを、グループのメンバー誰もが他人に説明できるように理解する。 
 3)時間が来たら、グループより1名が他のグループに行き、他のグループから1名を迎え入れる。
 4) 他のグループから来た人間に対して、グループ内の1名が自分達が「やろうとしている事」を説明する。  出来るだけコンセプトシートやスケッチなどを使い、具体的に説明する。
 5)他のグループから来た人間は、その説明に対して質問やアドバイスを行う。 
 6)説明をした グループの人間は、質問に対して答えたり、アドバイスに対して反対に質問をする。
 7 )また人間を入れ替えて、同じ事を行う。
注意点としては
 ※セッションごとの説明や回答は必ず1名で行う。グループのメンバー全員でワイワイやらず、しっかりと観察に回る。
 ※セッションが変わったら、また違うメンバーが1人で説明・回答を行い、他のメンバーは観察する。

 8)数セッション(2〜3回)終わったら、チームのメンバーで、もう一度リフレクションする。

■シャッフルディスカッションを行うと、以下の効果がある。
 1)強制的に時間を決めてコンセプトを他人に説明できるレベルに落とすことにより、長時間悩むという非生産的な行為を抑制できる。
 2 )他のチームのメンバーから、違う視点のアドバイスを受けることにより他人の目線を得られる。
 3 )人に説明することにより、思いがけない気づきがある。
 4)煮詰まってしまった議論がブレイクスルーするきっかけとなる。

 要するに、開発プロセスの様々な段階で出来るだけ細かく評価と修正を加えようという考え方。なので、ちょくちょくやるよ〜。
 若干バリューシナリオを修正して完了。
 次のステップである「アクティビティシナリオ」と「インタラクションシナリオ」の作成法について説明して、本日は終了。
 来週は、この2つの構造化シナリに含めて「ペーパープロトタイプ」と「アクティングアウト」を行うので、超ハード!
 皆さんやる気があるから、なんとか出来ると思います。ww

 終了後は、いつもの「いさりび」にて懇親会。
 履修者の半数の方がご参加くださいました。

2012年度コンセプトデザイン方法論アーカイブ
01月12日(土):構造化シナリオ法
01月26日(土):ストーリーボーディング

◇2011年度コンセプトデザイン方法論アーカイブ
11月05日(土):バリューシナリオ・アクティビティシナリオ
11月11日(金):インタラクションシナリオ
11月18日(金):アクティングアウト
11月19日(土):ストーリーボーディング

◇2010年度コンセプト・リファイン方法論 アーカイブ
11月26日(金):ペーパープロトタイプ
12月03日(金):アクティングアウト
12月10日(金):ストーリーボーディング

◇2009年度
posted by アサノ | 00:03 | 大学・大学院 | comments(0) | trackbacks(0) |
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