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金沢で参加型デザイン・ワークショップ フィールドワーク編
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 9月21日(土)金沢に来ています。
 HCD-Netの教育セミナーの一環で、地元のNPO法人WDFさんとのジョイント企画で「参加型デザイン・ワークショップ」の講師です。
 今回は金沢市で行っているレンタルサイクルシステムの調査と分析を行い改善のヒントを探るのが目的。
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 約1時間の講義の後、WDFイチガミさんのファシリテーションでチーム分け。
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 早速、フィールドワークに出発。
 参加型デザインという言葉がある。そもそもはスカンジナビアの国々で60年代より行われ始めた労働者や市民による組織や社会システムの設計への参加である。
 90年代からアメリカなどでデザイナー、エンジニア、利用者、顧客、サービス提供者、行政など背景や専門性の異なる利害関係者を、それぞれの立場から調査や設計のプロセスに参加させるデザインアプローチとして、ITシステムの使い勝手のデザイン等に応用されて来た。現在では各国でサービスや都市システムなどの分野でも盛んに応用されている。
 現在では各国でサービスや都市システムなどの分野でも応用されている。
 エンドユーザーがデザインの開発に能動的に参加することが、開発途中にユーザーを使って評価は行うがデザインの決定には参与しないHCDとの違いでもある。ただ、現在はその境界は希薄である。
 まずはポートと呼ばれる、レンタルサイクルの借りる場所にやって来た。
 こういったポートが市内に何箇所もある。
 今回はメインターゲットである観光客はワークショップ参加者にはいないので、金沢市民である参加者が仮ペルソナ(リードユーザー)になって行動し、他の参加者が回りからストーカーのように観察(シャドウイング)をする。
 ちなみに、参加メンバーには自己紹介を禁止してあるので、お互いが何者か知りません。w
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 なかなか手早くいかないので、他の利用者の待ち行列が若干出来る。
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 ユーザーの登録が完了したら、クレジットカードを自転車の駐めてあるところにタッチ!
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 タッチ!タッチ!!
 あれれ、自転車が外れないぞ。。
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 どうも、なかなかカードを登録出来なかったので、いろいろ試しているうちに、どのカードが認証されたか分からなくなったらしい。
 おお、これだこれだ。ww
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 無事出庫して、サイクリングにスタート。
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 気持ちよくスタート!と思ったら。。
 サドルの高さを調節するのを忘れとった。
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 私が同行したグループは、被験者だけが自転車に乗っていたが、それを観察者も自転車に乗った他のグループが追い越して行く。
 次のポートで我らも乗ろう。
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 途中、他のサービス提供者のレンタルサイクルを発見。
 レンタルサイクルが、ちょっと古くて型もいろいろだ。
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 ここは多分放置自転車を使っているのだろ。
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 こういうところを見ると、ニーズはあるのかもしれない。
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 次のポートに到着。
 そんなに距離は離れていなかったな。
 観察者もサイクルを借りようとするが、慣れていないUIに苦労する。
1)UIがメンタルモデルに無いので、手順が想像出来ない。
2)いろいろなユーザーに使ってもらうおと登録方法が多様なので、かえって難しくなっている。
3)操作する位置が低いため、更に分かりにくい。
4)操作に対するフィードバックが無いので、上手くいっているのか失敗なのか分からない。
 一度ユーザー評価をしてみたいな。
 今回の参加者も、一度ユーザー評価を経験してから参加すると、随分見えるものが変わったかも。
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 先ほど借りた被験者も、30分おきに入庫出庫を繰り返さないと料金がかかってしまうので、取りあえず入れたり出したりする。
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 とはいえ、全員でサイクリングは思いのほか楽しい。
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 浅野川までやって来た。
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 レンタルサイクルに限らず自転車による観光は、写真が撮りにくいのが難点だ。
 折角のシャッターチャンスや良いモチーフが現れても、ハンドルを離してカメラを構えるのに手間どる間に、モデルも折角の位置から移動してしまう。
 これが結構悔しい。w
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 東山のポートに到着。
 なんと!駐輪機がいっぱいで自転車を駐められない。
 マニュアルを読むと、駐輪機を使わずに駐める方法があるらしい。
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 自転車を置いて散策に出る。
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 この辺りは、2006年の学会で来て以来だ。
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 こういう細い路地は歩いて巡りたいよね。
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 途中はたと気がついたら、いつもは駐車場に止めた車のことや、帰りのバスのことを考えているのだけれど、そういうストレスが何も無かった。
 これは凄いことかもしれない。
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 自転車を駐めた場所に帰って来てみると。
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 駐輪機の周りに自転車がいっぱい。
 そうか、ポート毎に自転車の量が偏るんだ。
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 そうしているうちにサービスカーが来て。
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 他のポートへ、自転車を運び出した。
 これを毎日繰り返すのは大変だね。
 そうこうしているうちに、先ほど駐輪機以外の場所に返却した自転車が、まだ返却されておらず乗っていることになっているのが発覚!
 操作の結果に対するフィードバックが無いんだな。
 ちょうどサポートカーがいたので、車載の端末で処理してもらい。
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 無事に出庫して帰路に着く。
 今回のテーマは、様々なハードとソフトウェアが混在するサービスなので、調査の興味が尽きない。w
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 皆でサイクリングは文句なしに楽しい。
 このポイントは高い。
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 最初に借りたポートに無事返却。
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 返却した後も、他の利用者が引きも切らず。
 やはり初見で使う利用者が多いのだろうか?
 まずはこの段階までは事象を集めることに注力して、分析は行いません。
 それは、後半で。w

◇金沢で参加型デザイン・ワークショップ カスタマージャーニーマップ編へGo!

posted by アサノ | 00:18 | HCD-Net活動 | comments(0) | trackbacks(0) |
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