経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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2013年 こども行動観察ラボ 第1保育園4才児04回目 デカルコマニー
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 10月09日(水)、後期の講座が始まった。
 カメラは「Canon Compact-MACRO LENS EF 50mm 1:2.5」を着けて来た。 
 マクロレンズと言っても近くだけじゃなく遠くも撮れるので、まあボケ易い標準単焦点レンズだと思えば良い。
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 今回の課題は、フランス語の転写を意味する「デカルコマニー」である。
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 オスカー・ドミンゲスが心理学の「ロールシャッハ・テスト」から発想したシュルレアリスムの表現技術。
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 二つに折りたたんだ画用紙に絵具をたらして、再び重ね合わせて擦る。
 開けてみると、左右対象の模様が浮かび上がる。
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 絵画の制作には通常制作者の「意図」がある。
 しかしデカルコマニーには、制作者のコントロールが完全には効かない。
 それが、作品の「偶然性」や見る側の「想像力」となる。
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 最初から絵画に「意図」を持ちこむと、まだ幼い子ども達には負担が大きく、個人差も出るものだ。
 児童教育における「デカルコマニー」の意味はそこにある。
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 指導者は、偶然から生まれた形態を子どもがどう見えるのか聴きだして行く。
 一種の「エスノグラフィック・インタビュー」である。
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 「これ、なんだろうね〜?」
 「雨だよ、雨でおうちが流れてるの。」
 「本当だ!これがおうちだね。君はどこにいるの?」
 「ここ、ここだよ。ママと一緒だよ。だから大丈夫なんだ。」 
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 子どもが「偶然」見つけた形態を、マジックで掘り起こす感じでトレースする。
 この辺りの勘所が指導者の質に繋がる。
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 「ゾウの喧嘩」。ww
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 マジックは塗り絵の絵具じゃなくて。
 隠れた形を掘り起こす彫刻刀やノミみたいな感覚がちょうど良い。
 その後はクレヨンで色をつけて、形をはっきりさせて行くのが良いのだが。
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 どうもファシリテーターの学生さんを指導している暇が無かったので、中途半端で終わっちゃったのが残念だったな今回は。
 学生から「輪郭線って、なんて説明したらいいんですか?」と聞かれて笑った。そういう言語に頼った指導はしなくてよろしい。ww
 子どもだけでなく、我々もこの講座を通して成長しなくてはいけない。
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 最後は、汚したところは自分で掃除。
 絵を描く時よりもやる気全開!
 「来た時よりも美しく」だよね、ありがとう〜。w
 
◇2013年度こども行動観察ラボ・第2保育園5才児アーカイブ
 第01回05月22日:粘土1
 第02回06月12日:粘土2 
 第03回07月17日:人面魚
 第04回10月09日:デカルコマニー
 第05回11月13日:自画像
posted by アサノ | 00:03 | 保育の授業 | comments(0) | trackbacks(0) |
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