UX神戸2013#01 UX/HCD概論とオブザベーションWS
2014.01.09 Thursday

12月14日(土)、UX神戸第1回が始まりました。
最初はUX/HCD概論を約1時間半。

午後からはゼリーのオブザベーション・ワークショップ。
仮説のペルソナを作成して、それに近い人に食べてもらう。

私のワークショップの中ではもう定番で、ゼリーを食べる行程を出来るだけ細かく記述する。
被験者は思考発話しながら食べるのだが、なかなか慣れないと食べるの夢中になるか、反対に説明的な発話を始める。
ユーザーは「ここの部分に問題がある。」とか論理的に考えながら食べないから。w

行動データと発話データを担当別に記録していたものを統合する。
ユーザーの特定と可視化→観察→記述

こういう時にタブレットでムービーを撮っておくと確認が容易で良いな〜。
便利な世の中になったものだ。

続いてカードソートして分析。
今回は神戸で開催なのだが、大阪、京都、和歌山、名古屋、遠くは金沢からも参加者がいらっしゃいました。

ラダーアップするほどカードが増えてはいけない。w
事象を集めて、グルーピングして絞り込んで行こう。
事象を集めて、グルーピングして絞り込んで行こう。
ユーザーの特定と可視化→観察→記述→分析

更に改善案を考える。

ユーザーの特定と可視化→観察→記述→分析→問題点の発見

頼もしい事務局メンバー。
今回初めての開催だが、ほぼ完ぺきに近い運営に感謝です!

ワークショップには笑いが大切。w

改善案をデザイン画ではなく、4コママンガで「ユーザーの利用状況」を描く。
こうすると、機能を増やして魅力を増そうとする足し算のデザインではなく、機能を絞り込んで魅力を際立たせる引き算のデザインになるのだ。

ユーザーの特定と可視化→観察→記述→分析→問題点の発見→ユーザー体験の提案。
これで、ほぼHCDのプロセスを大まかに体験している。
これでメンタルモデルが出来れば、以降はそれぞれの手法をより細かい粒度で学んで行けばよいのだ。

最後はプレゼンテーション!

一番大切なのは「そこまでだったら、あんなにしっかり観察しなくても分かるでしょう?」というレベルの発見で改善案を出さないことだ。

今日初めて会った仲間とのワークショップは楽しい。


夜は懇親会に半分ぐらい参加して静岡に移動。
もっと皆さんとお話ししていたかった。
楽しかったです!
※正式名称はUX KOBEなのですが、日本中に沢山UXコミュニティーがあるので、私個人的に共通フォーマットとして漢字表記にしています。かっこ悪くてすいません。w