経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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UX京都2013#04 ユーザー評価(NE比分析) 
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 前回撮ったビデオを見ながらプロトコルデータの書き起こし。
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 最近は各自が見れるデバイスが多くなったので、ワークショップがやり易くなった。
 それにしてもiPhoneで見るのは厳しくないか?
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 マルチデバイスの時代だというのがよく分かります。
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 時間的にサンプル数が少なかったチームは、二人で被験者一人分の書き起こし。
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 理想的にはMacで直接画面と被験者の発話をキャプチャして、再生するのが良いと思う。
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 別々に一人の被験者を書き起こした場合は、整合を取る。
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 書き起こしが終了したら、ノービス被験者の平均値を出す。
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 タスクの作成から、ユーザーテスト、書き起こしと続いた作業が、ここで形(NE比グラフ)になって来る。
 私もワクワクします。w
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 バカみたいなNE比が出ると嬉しいし、あまり差が無いとつまらない。ww
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 プレゼンスタート!
 タスクを見せてもらうと、皆さん「探す」とか「調べる」といった作業手順書みたいなものが多い。
 アクティビティから引っ張って来たタスクだと、もう少し文学的な表現になっても良い気がする。
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 問題個所と改善案。
 被験者の発話を入れるのはいいね。
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 NE比のグラフ。
 行動データを折れ線グラフにして、NE比を棒グラフにした方が見やすいかな。
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 対象サイトは2チーム以上で取り組んで貰っている。
 それぞれのチームで、着目した箇所が違うのが面白かった。
 今回は時間の関係で、ノービス被験者は2〜3名だったが、せめて5名はやりたかったな。
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 こういう書き方はいいよね。
 流石皆さんプロでした。
 懇親会は、前回と同じ烏丸御池交差点の「烏丸元気市場」。
 ここは、どんなに食べて飲んでも3000円で済む。。
 今日もお疲れさまでした。
 ワークショップの後にビールを飲みながらする話が一番勉強になるな〜。

■今回の感想
 ユーザー評価のWSを開くと、以前は皆さん上手くてとても満足して終われたのだが。
 ここ2年ぐらい、段々下手になって満足して終われ無くなって来た。
 今回も失敗とはいかないまでも、「お〜!」と言うほどの成果は出ていない。
 私の「正統的周辺参加論」から言えば、このユーザー評価が最周辺でここで満足するとその後のHCDの学びのメンタルモデルが作り易くなるのだがな。
 私が慣れ過ぎて、教え方が雑になって来たのかと心配になっていた。
 満足度の高かった、2011年7月mixiでのユーザー評価。
 http://asanoken.jugem.jp/?eid=1937
 私の厳しい講評にドン引きする2012年11月のUX静岡の面々。w
 http://asanoken.jugem.jp/?eid=2455

 それをなぜだろうと考えてみた。
 そして達した結論。
 下手になった訳じゃ無かったのだ。
 どうも、こういう仮説が考えられる。
 この2〜3年で皆がスマホやタブレットに代表されるマルチタッチパネルのデバイスに習熟して来た。
 それによって、今までのクリックするとかボタンを押すといった入力によってタスクの達成が分かる離散的インタラクションから、地図をスクロールしたり拡大しながら行きたい先の情報を探しながら他の情報も同時に得て、尚且つタスクを達成したのかはたまたどれだけの情報を得たのかも分からない連続的なインタラクションを行うようになってきているのである。

■連続と離散
 連続的:どこまで分割をしてもそれ自身の性質を失わないようなもののこと。
 離散的:分割をしていくとその対象がその対象らしさを失ってしまうようなもののこと。
 これに慣れているために、市役所のWebサイトで住民登録をしながら「子ども手当の申請は?」とか、動物園でレストランを探しながら「ダイエット食はあるのか?」といった各ユーザーの文脈に固着したタスクを自然と想起してしまうのである。
 それが当たり前になって来ているために、電子機器の手順を評価していたユーザーテストの作法がもうWebでは役に立たなくなって来ているのを感じる。
 「これは、スマホのアプリでは無いので、あまりユーザーのアクティビティを複雑にしなくていいですからね。」と釘を刺しても、もう現在の評価者・被験者は次の時代に生きているのかもしれない。
 もう少し、よく考えてみなくてはいけないようだ。

◇2013年12月のUX福岡ユーザー評価:http://asanoken.jugem.jp/?eid=2878

◇2013年UX京都アーカイブ
 11月02日(土):#02.エスノグラフィ
 12月07日(土):#03.ユーザー評価(観察法)
 01月25日(土):#04.ユーザー評価(NE比分析)
 02月15日(土):#05.ペルソナ/シナリオ法
 03月00日(土):#06.構造化シナリオ法
 04月00日(土):#07.ペーパープロトタイピング
posted by アサノ | 00:18 | 全国UXコミュニティー関連 | comments(0) | trackbacks(0) |
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