経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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封筒の糊づけと佐貫亦男さんの話
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 今朝、手紙を書いていて佐貫亦男さんのことを思い出した。
出典Wikipedia:Ju 87 (航空機)
 佐貫さんは、航空工学の専門家(プロペラ)であり、大戦中ドイツにユンカースの技術導入のため出張するが、帰って来られなくなり現地で2年間も過ごすという経歴を持つ。
 後に東大教授を務め、退官後は航空宇宙評論家・エッセイストとして活躍された方である。
◇Wikipedia:佐貫亦男
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 何を思い出したかというと、たしか『ドイツ道具の旅』光人社、1985年に書かれていたエッセイに。ドイツでは、封筒に封をする時に両端には糊をつけないという話である。
 なぜならば、ペーパーナイフを入れるのに都合が良いし、そのくらいの隙間があっても便箋は外にこぼれ出ることは無いという合理主義の話であった。
 私は確か大学生ぐらいの時にその本を読み、たかだか封筒に対してものすさまじい合理性に衝撃を受けたのである。
 それ以来、封筒に封をするたびにその話を思い出す。
 現代日本の封筒は、大抵は既にきちんと(?)端まで糊がついている。
 なので私は、それを舐めずに手持ちの糊で両端を避けて接着するのである。
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 若い感受性が強い時期に、このようなドイツ的な合理性に触れ、更にバウハウスを知るに至ることが現在の私の仕事に結び付いているのかもしれない。
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 古いが面白い本なので、ドイツの工業製品好きの人は読まれることをお薦め致します。

posted by アサノ | 00:13 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0) |
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