UX神戸#06 ペルソナ/シナリオ法 インタビューと上位下位関係分析法
2014.09.28 Sunday

8月09日(土)、UX神戸の第6回目。

今回で6回目とは、後半戦に入った訳やね。
早いものです。

まずは、ペルソナ作成の為のインタビュー法の講義とレーニングから。

インタビュー法にもいろいろあり。
簡単なものは分かることが少なく、高度なものが出来るようになれば分かることも多くなる。
但し、実際に自分で行うこと(参与観察)に比べればはるかに分かることが少ないので、インタビューすれば何でも分かるとは思わない方が良い。

インタビューと言っても、ただ聴けば良い訳では無いのだ。w

対象者は自身の問題や不都合には気づいていない。
これが重要なので「何か困ったことはありませんか?」と訊いても無駄だ。w

インタビューした事象をカードに書き出す。

カードは「単語」で書かず、読み手がその場の情景が目に浮かぶように動詞を使って書く。
これが上手く書けないのは、インタビューが足りないからだ。

カードを壁の模造紙の上で、行為目標や価値でグルーピングする。

様々な事象から、グルーピングを行いラダーアップして行く。
上手くラダーアップ出来ない時は、カードの書き方をよく見てみよう。

ラダーアップした結果、ユーザーの本質的な欲求が導き出される。
今回はここまでで、次回構造化シナリオ法を使って、ユーザーが本当に求めている「利用シーン」を描き出す。
本日は台風が近づいているために、新幹線が止まる前に撤収する。
次回はゆっくり懇親会で飲みましょう。
◇UV神戸2014 アーカイブ
2013年12月14日:#01UX/HCD概論とオブザベーション
2013年12月14日:#01UX/HCD概論とオブザベーション
2014年02月08日:#02カスタマージャーニーマップ
2014年04月19日:#03 ユーザービリティ評価(観察法)
2014年05月17日:#04 ユーザービリティ評価(NE比)
2014年06月21日:#05 エスノグラフィ
2014年08月09日:#06 ペルソナ/シナリオ法 インタビューと上位下位関係分析法
2014年10月18日:#07構造化シナリオ法
◇最近のペルソナ/シナリオ法アーカイブ
2013年10月:島津製作所第5回半構造化インタビューと上位下位関系分析法
2014年02月:UX京都#05 半構造化インタビューと上位下位関係分析法