経験デザインと食のエスノグラフィーを語る私的なブログ
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2014年度 産業技術大学院大学「人間中心デザイン」履修証明プログラム 構造化シナリオ法
 1月24日(土)、UXデザイン演習の2回目。
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 本日のドレスコードは「持ってる中で、一番派手なセーターを着て来ること」。ウソ
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 先週やったインタビューから上位下位関係分析法から、構造化シナリオを作ること。
 チームでバリューシナリオを書いた後に、個別にシーン毎のアクティビティシナリオを書く。
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 う〜ん!
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 うう〜ん!!
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 ううう〜ん!!!
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 ぐあ〜っ!
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 まあまあ、お菓子でも食べて脳に糖分を補給して。w
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 やっと完成!
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 チーム内で出来上がったアクティビティシナリオから、一番そのサービスの本質が分かりそうなシーンを一つ選ぶ。
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 ひとつひとつ講評してあげたいのだが、短時間のワークショップではそこまで手が回らない場合がある。
 そこで学習者は、他の学習者が書いたものをじっくり読むのはとても勉強になる。
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 授業者は、その中で気になったものを、「ちょっとちょっと集まって。」と周りにいる人たちを集めて話をする場合がある。
 「これってさ、この人だけの問題じゃなくて、皆にも結構共通することだからさ〜。」みたいに。w
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 「アトリエ的学習環境」という考え方がある。
 公立はこだて未来大学の美馬のゆり先生や東京大学大学院情報学環の山内祐平先生が提唱した考え方で。
 作品を制作する学習環境のことだ。
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 通常の教室環境と異なる点は、学習者の制作過程が授業者や他の学習者に公開され、物理的なものだけではなく、そのインタラクションが共有されること。
 美術系の授業を見てみると、演習室(アトリエ)では、学生はそれぞれイーゼルを立てそこに置いてあるキャンバスに向かって絵を描いている。
 その間を教員が回って歩き、各学生にコメントをしており、学生も自分のまわりの同級生の作品を見ることが出来る。
 同じ課題に取り組んでいる同級生がどんなものを描いているのか、その進行状況も見ることができ、また教員の同級生へのコメントも聞こえてくる。
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 これに対して、講義型の授業では、同じ授業に出ている同級生が何を考えているのかを知ることができない。
 中間や期末に提出するレポートも、担当教員に提出するだけで、同級生が何を感じ、何を考え、何をまとめてレポートにしたのか見る機会は無い。
 同じ教室で、同じ授業を一緒に受けていても、それは教員と学生の1対1の関係で、比べることができないのである。
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 美術系大学のように、同級生がその授業から何を受け取っているのか、それに対する教員のコメントも共有することができれば、その内容に対してさらに深い理解につながるはずである。
 こういった環境を「アトリエ的学習環境」と呼ぶ。
 引用:「未来の学び」をデザインする(東京大学出版会)美馬のゆり・山内祐平 2005
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 ワークショップを受けている側も、他の人の話を「他人事」だと思わずに「自分事」だと思って聞き耳を立てることも学習の態度である。
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 おっと!前回からの流れで理解出来てきた。
 ある受講生に、グラフィックレコーディングは話の内容が分からなくとも自動筆記のように描けてしまい、内容を理解する方に脳の容量の一部をまわせない欠点があると指摘した。
 この数日前にお会いした常葉大学の安武先生にも、そういう話をしたばかりで。
 要するに、グラレコは当事者では無く単なる書記なので、クリエイティブな活動では無いと考えていたのだが。
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 しかし!これを見てグラレコの先が見えた。w
 観察と記述から分析・問題の発見、ソリューションの提案という流れで見れば、カスタマージャーニーマップの先にはサービスブループリントがあるように。
 相当乱暴だが、グラフィックレコーディングの先には、ストーリーボードがあるのではないだろうか。
 ズバリ!ユーザー体験の絵コンテ(シナリオ)である。
 皆さんは観察の記述に興味を示し易いが、そこからソリューションに結び付ける技術まで繋げたいものだ。
 今日は良いものを見たぞ。w
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 アクティビティシナリオから、インタラクションに書き起こすのだが。
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 今回はスマホやタブレットを使ったサービスなので。
 テキストではなく、UXフローで描いて貰う。
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 この辺りは、各チームに専門家がいるので、本日初めて悩まずに出来たようだ。w
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 やっと笑顔がこぼれる。ww
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 講座終了後に、私はピロリ菌駆除中のためアルコールが飲めず、帰るのが遠い青物横丁の「いさりび」をパスして。
 渋谷のUX酒場「げんてん」に数名の履修生とやって来た。
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 HCD/UXを学ぶ学究の徒としては、多くの芸術家が集まり新しい潮流を作ったパリのサン・ジェルマン・デ・プレのカフェのように、このUX酒場を教えておかねばなるまい。
 初心者定番の「炙りサバ」の撮影大会。ww
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 どうも彼らは、人生半ばで出現した「学生生活」の素晴らしさの虜になっているらしく。
 飲み会でも、こちらが「帰ろうよ。」と言わない限りは、絶対席を立たない。
 今夜も日付けが変わりそうである。w

2014年度UXデザイン方法論アーカイブ
10月31日(金):エクスペリエンスビジョン・デザイン手法
11月01日(土):構造化シナリオ法
◇2014年度UXデザイン総合演習
01月17日(土):ペルソナ/シナリオ法

◇2012年度コンセプトデザイン方法論アーカイブ
01月12日(土):構造化シナリオ法
01月26日(土):ストーリーボーディング

◇2011年度コンセプトデザイン方法論アーカイブ
11月05日(土):バリューシナリオ・アクティビティシナリオ
11月11日(金):インタラクションシナリオ
11月18日(金):アクティングアウト
11月19日(土):ストーリーボーディング

◇2010年度コンセプト・リファイン方法論 アーカイブ
11月26日(金):ペーパープロトタイプ
12月03日(金):アクティングアウト
12月10日(金):ストーリーボーディング

◇2009年度
posted by アサノ | 06:21 | HCD関連情報 | comments(0) | trackbacks(0) |
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