経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
<< UX福岡#07 サービスデザイン設計(ペーパープロトタイピング) | TOP | UX飯塚#03 ビジョン提案型デザイン手法 >>
飯塚の街をフィールドワーク
DSC04267.JPG
 3月14日(土)の夜、UX福岡終了後に新飯塚に到着。
 特急で来たので、博多駅から約30分ぐらいでした。
DSC04269.JPG
 夜道を歩いて、飯塚の中心街へ向かう。
 昔、筑豊で取れた石炭を小倉まで船で運んだ、遠賀川の橋を渡る。
DSC04283.JPG
 ホテルに荷物を置いて、夜の街をフィールドワーク。
 今回は「平成25年度補正予算創業支援事業者補助金」に係る「ICT・ものづくりセミナー」事業の一環での講師をさせて頂いているので、その予備調査です。やはり百聞は一見にしかずである。 
 夜の街を見ると、お店のラインナップや酔って歩く人たちでその街の品格や文化のレベルが分かる。
 ぐるぐる観察した後は、暇そうな寂れたスナックに入ってママさんにインタビュー。
 確か今日は、私の誕生日だった。なんという過ごし方だ。ww
DSC04293.JPG
 「清められるところ」と「いかがわしいところ」が必要のない市町村など、あるはずがない。と言ったのは。松岡正剛の千夜千冊:パターンランゲージだ。
 フィールドワークは、昼間に行ったのでは生活者は外に出ていないので。 夜討ち朝駆けが基本ですね。w
DSC04307.JPG
 おはようございます。
 3月15日(日)の朝です。
DSC04304.JPG
 麻生副総理の地元ですね。
DSC04311.JPG
 飯塚は、長崎から小倉へ砂糖を運ぶ「長崎街道(別名シュガーロード)」の宿場街だ。
 長崎街道沿いには多くのお菓子屋さんがあるそうで、飯塚にも「銘菓ひよこ」や「千鳥饅頭のチロリアン」などがある。w
DSC04320.JPG
 昨夜酔客でごったがえしていた歓楽街を歩く。
DSC04319.JPG
 こだわりの割烹やオーセンティックなバーとかワインバーは無い。
 酒を文化として楽しむのでは無く、快楽の友としている街の匂いがする。
 こういう場所は、城下町や商業で繁栄した街には無く、漁業や工業などの一次産業(採取・生産)や二次産業(製造)で栄えた土地に多い。
DSC04318.JPG
 もう10時を過ぎているのに、酔っぱらって徘徊する若者たち。w
DSC04321.JPG
 飲み屋街に隣接する場所にある「嘉穂劇場」に来た。
DSC04325.JPG
 観客は当時筑豊地域の中心産業であった石炭炭鉱の労働者とその家族が中心で、大衆演劇や歌手の公演などで賑わった。
DSC04333.JPG
 名所旧跡には興味は無いが、市井の人々の息吹が聴こえるような場所は好きだ。
DSC04335.JPG
 興行をめぐって、地元のやくざと小倉の興行師とかの抗争があったのでしょうか?
 今回は、来る時の飛行機の中で五木寛之の「青春の門(筑豊編)」を読んで予備知識を仕込んで来たのだが。w
DSC04346.JPG
 小道具。。
DSC04348.JPG
 二階の桟敷席から一階を望む。
DSC04354.JPG
 外に出て、アーケードの商店街に入る。
DSC04460.JPG
 飯塚にはいくつかの商店街があり、市民の生活はそこに集中している。
 街を知るには朝市場に行くのが良いと思っている。
 その街の消費力が分かるのだ。(2014年夏フィリピンメトロセブ)
DSC04362.JPG
 街のいたる場所に歴史などが書いてある。
DSC04363.JPG
 「柳原白蓮」は有名だが「竹久夢二」も飯塚の人なんだ?
DSC04367.JPG
 珍しい三叉路。
DSC04368.JPG
 これは完全にブランディングを間違っているな。ww
 町おこしで気をつけなくてはいけないのは、他の地域から見たらどう映るかだ。
 サービス提供側の論理と、サービスを受ける側の論理は違うのだ。
 おしゃれな食事をしたい人はホルモンは食わん。w
DSC04370.JPG
 ここからメインストリートの「本町商店街」に入る。
DSC04373.JPG
 本町商店街は長崎街道がそのままアーケードになった所だ。
DSC04382.JPG
 こういうの脈絡(コンテキスト)が無いよね。w
DSC04383.JPG
 本町商店街にある井筒屋デパートの向かいにある旅館。
 怖いな〜、泊まれるのだろうか?
DSC04384.JPG
 福岡銀行
DSC04385.JPG
 黒ポスト
DSC04388.JPG
 奥にお寺の見える路地があった。
 「じゃらん」という定食食堂や「Jalan dua」といカフェがある。
DSC04393.JPG
 飯塚は路地が売り物という人がいるが、路地評論家の私から言わせると「先が見渡せる路地はいまいち」なのだ。
 こういうのがよろしい「鞆の浦」「台湾鹿港」「台南」。
 なので、路地の奥がお寺というのはポイントが高い。w
DSC04396.JPG
 どこに行っても、子どもは僕が好き。w
DSC04399.JPG
 苔むした石垣もポイント高し。w
DSC04403.JPG
 飯塚の中では、この路地が一番いいな。
 なぜかというと、歴史におぶさっていなくて魅力的だからかも。
DSC04407.JPG
 交通の要所であったのだろう。
DSC04409.JPG
 往時は栄えたんだろうな。
 汽車というものの出現と、石炭から石油へのエネルギー革命が、この街の息の根を止めた。
DSC04411.JPG
 鳥居が三つ並ぶ珍しい光景。
DSC04417.JPG
 先ほどはさんざん「快楽を求める場所」を見てきたが、ここはさしずめ「魂を清める場所」か。
DSC04419.JPG
 レトロな印刷屋さん。
 まだやっているのだろうか?
DSC04424.JPG
 ちょっと東京では見られない歯医者さん。
DSC04425.JPG
 本町商店街からは約2km以上離れた「旧伊藤伝右衛門邸」まで歩いてきた。
DSC04427.JPG
 豪邸です。
DSC04433.JPG
 ちょうどひな祭りの展示をやっていて。
 凄いコレクションだ。
DSC04437.JPG
 凄い財力だったのでしょうね。
DSC04442.JPG
 これだけ沢山あると、ひとつだけ「髪が伸びる人形」があっても、分からなかったりして。w
DSC04445.JPG
 この2階の部屋は柳原白蓮の居室だったとか。
DSC04449.JPG
 部屋や人形を見るより、ここに来ている人を見る。
DSC04450.JPG
 面白かったのは、マレーシア人の学生グループで。 
 話を聞いてみると、それぞれ九州の違う大学に留学しているそうだ。
 「彼は鹿児島大学」「彼女は別府大学」と。
 休みの日に集まって観光に来たそうだ。
DSC04451.JPG
 写真とは違いますが。
 そのツーブロック頭の留学生に、受付のおばちゃんらが「あんた、かっこいいね〜。」とか嬌声をあげて話しかけている。
 彼らも嫌そうでは無く楽しそうに話している。
 たぶん、国では高齢者とそういう風な関係が出来ているのだろう。昔の日本のように。
 これって何かのヒントかもしれないと思った。
 ここからは、戻ってからの分析である。
DSC04453.JPG
 知らない街を隅々まで歩いて、いろいろな人の話を聞くのは楽しい。
 ちょっとだけインサイトがあったかもしれない。

◇2015年UX飯塚アーカイブ

posted by アサノ | 06:16 | 全国UXコミュニティー関連 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする










この記事のトラックバックURL
http://asanoken.jugem.jp/trackback/3369
トラックバック
Search this site