「藤の実」覚え書き(我が家のルーツを探る)
2016.06.10 Friday
最近、とあることから母方の家系を遡ってみる機会があり。
姉に頼んで、古い資料を引っ張りだして貰った。
その中に、短歌を詠んでいた伯母(母の姉)の同人誌がありました。
伯母は「のじまいさ」と言って、母とは父親が違っていたのですが、一緒に育って来た人で。
彼女が祖母の死後、その一生を取材しながら書き続けたものがその同人誌に連載されていたのです。
同人誌の存在は母から聞いていましたが、私はあまりというか全然興味が無かったので今回初めて読んでみた訳です。
元はいわき市の実業家二代目白井遠平の子どもで、欧米に遊学して大正2年(1913)コロンビア大学経済科を卒業して帰国し、二代目近藤利兵衛の養子になり、養父の死後家督相続し三代目を継いでいました。
いわき市の出身とは言っても、東京に住んで慶應ボーイだったおぼっちゃんで、相当な艶福家(というか、それしかすることが無いw)人で。
祖母はそのお妾さんだった訳ですが、彼女も連れ子が3人いて利兵衛との間にできた実子4人(女3人男1人と他に双子がいたが生まれると同時に死去)と愛宕山の豪邸に住んでいました。
伯母の書いた中には「おとうさまがいつもはいない。」みたいなことが書かれていたな〜。
昔の金持ちには普通のことだったようです。
最終的には没落して。
私の母は実子の長女なので、祖父は最後は我が家に引き取って最期を看取りました。
なので、祖父にもう少し才覚があれば、私も今頃は財界人。ww
この同人誌も、昭和50年に始まって年に3刊出す予定だったらしいですが、昭和53年12月の8号で終わってしまい。
伯母の「藤の実」覚え書きも途中で尻切れトンボのような形になってしまいました。
伯母が亡くなってから何年経つのかな〜。