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ユーザ中心設計
 ユーザー中心設計(User Centered Design=UCD)あるいは人間中心設計(Human Centered Design=HCD)とは、ドナルド・A・ノーマン(Donald A. Norman)が1986年に著書の「USER CENTERED SYSTEM DESIGN」で提唱した思想。ユーザ像が比較的具体的な場合は、ユーザ中心設計というらしい。ほぼ同義語である。

 製品やサービスを開発する際に、設計者の思い込み、技術誇示や製作期間の短縮など開発側のシーズで行うことを「開発志向」と呼び、それに対して、ユーザ側の視点に立ち使い勝手の良いものを作ろうという考え方を「ユーザ中心設計」と呼びます。

 例えば、開発者がユーザをイメージしやすいように、「ペルソナ」と呼ぶ仔細な仮想ユーザ像を作り、その達成したいゴールに向けての流れを文章にする「シナリオ」を作成する。また、観察ユーザビリティテストと呼ばれる評価を、開発工程の中で幾度も繰り返して、使い勝手良い製品やサービスを作り上げて行く方法が取られる。

 ユーザ中心設計という考え方が登場した背景には、コンピュータおよびコンピュータ搭載機器の高性能・多機能化、Webサイトの使用目的の多様化があり、「複雑なものをより簡単に使いたい」というニーズが高まりがある。人間中心設計のプロセスを定めた「ISO 13407」が登場すると、このコンセプトはソフトウェア開発やWeb制作など、各方面から注目を集めるようになった。@ITより引用)

 ISO 13407では、人間中心設計プロセスの指針として次の4つのステップを繰り返し開発に用いるように定めています。

・利用状況の把握と明示
・ユーザと組織の要求事項の明示
・設計による解決案の作成
・要求事項に対する設計の評価

 先日「授業をおとなしく聞かないのは、学生が悪い。」ということを言われた先生がいました。
 私は「寝たり私語をするのは、授業がつまらないからじゃないのですか。」と考えを申し上げました。

「このDVDレコーダーで上手く録画できないのは、ユーザが悪い。」
「いや、ユーザが使いやすいように、DVDレコーダーのインタフェースを見直しましょう。」というのと同じではないのかな。

 本当に学生に理解してもらおうと思うなら、聞かせる努力をしなくてはならないのではないでしょうか。これってまさにユーザ中心設計の考え方ですよね。
posted by アサノ | 09:33 | 情報デザイン 用語集 | comments(0) | trackbacks(0) |
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