3月23日(土)、グランフロント大阪のヤフーさんにて。
今年からスタートする「Xデザイン学校大阪分校」のオープンイベントである「公開講座:UX/サービスデザインの今とみらいを考える」に登壇中。
講義はいつもの概論なので、その後にやったアンカンファレンス式のディスカッションの話題を。
アンカンファレンスのディスカッションを行うことで、講演の焼付けを行いたいのだ。
キーノートの話から、参加者全員が議論したい事柄をポストイットに書いて。
スタッフがグルーピングする。
そのグループにタグをつけて、誰かがディスカッションのオーナーになり、メンバーを募る。
自分の興味のあるタグ(テーマ)に集まって議論しよう。
ここはメンバーが多いね。w
今回は福岡から3名も来て下さって頂ていたし、名古屋から参加のテシくんはもうかれこれ5〜6年ぐらい私の追っかけをしている。w
それでも毎回新たな学びがあるという。
人は一度聞いただけでは16%しか理解しないというが、この男は6回(96%)以上聞いてる気がする。ww
このディスカッションの効果は。
一方通行の講演とは違って、自分の興味のある事柄を人と議論することによってリフレクション(省察)を行うことだ。
先日、敬愛する東大の中原先生が書いていたブログにこういうのがあった。
「良質なアウトプット」を行うために必要なものは、「十分なインプット」と「適度なスループット」を確保することです。
ここで「十分なインプット(input)」とは、「自己の外部から、世の中の最先端を走る知識を、十分仕入れること」を意味します。
一方、「適度なスループット(throughput)」とは、「外部からたくわえた知識を自分のなかで咀嚼したり、他人と対話しながら、自分の腹におとすこと」をいいます。
◇良質のアウトプットは「出がらしのお茶っ葉」からは生まれない!?
議論の途中で簡単な飲み物とスナックが出るのは、カンファレンスのコーヒーブレイクの名残なのか、頭をフル回転させるためにカフェインと糖質を脳に与える効果狙いか。w
今回は各チームのプレゼン(アウトプット)が凄く良かった。
アンカンファレンスが、適度なスループット「外部からたくわえた知識を自分のなかで咀嚼したり、他人と対話しながら、自分の腹におとすこと」となったのかもしれない。
アンケートをじっくり書くというのも、実は統計的なデータが欲しいのではなくて、セミナー全体の体験を省察して欲しいからなのである。
本講座の掟に「ブログを書くまでがワークショップ」と「セミナーは懇親会のチケット」というのがある。
どちらも学んだことを「外化(頭の中身を外に出す」ことによって、より深い省察を行って下さい。
◇参加者のブログ
・スタッフ高橋さん:職人進化論。UX概論2018
・スタッフの池田さん:『UX/サービスデザインの今とみらいを考える』に参加してきました。
・スタッフ米田さん:【参加の外化】Xデザイン学校大阪分校公開講座
・スタッフ長野さん:Xデザイン学校大阪分校公開講座に参加しました
・近畿大学山縣先生:経営学部の学生にUX / サービスデザインを学んでもらおうと考え、仕組んでる訳
・成安造形大学由井先生:春の講座でAmbitionに出会った話し。・・・
・福岡大学森田先生:Xデザイン学校大阪分校公開講座:UX/サービスデザインの今とみらいを考える に参加
◇Xデザイン学校大阪分校ベーシックコース受講申し込み