スパゲッティ・キャンチレバー
2008.06.17 Tuesday
先日箱根の合宿で行った「スパゲッティ・キャンチレバー」について記しておきたいと思います。元はスタンフォードのブートキャンプ用か、IDEOの社内ワークショップに使われた課題です。
約90分ぐらいで出来る課題なので、授業やワークショップで行うのに手軽で良いと思います。ただ、大人数ででは大変なので20〜30名ぐらいが適量ではないでしょうか。
材料は単純で、以下のものを揃えれば出来ます。スタンフォードのオリジナルは、スパゲッティ18本と24インチのセロハンテープのみでやるそうです。
我々は以下の材料でやりましょう。100円ショップで買えば、1チームあたり200円程度の出費で済みます。大抵の場合は、先生のポケットマネーから出すことになるので、出来るだけ安くあげましょう。
・スパゲッティ(直径1.9mm)×30本(ディチェコ推奨 ウソ)
・セロテープ 1巻
・たこ糸 2m
・ハサミ
※パスタは太めなら何でも良い。憎たらしいチームには細麺を渡そう。
チームは2名で組みます。出来れば、普段話したことが無いような他人同士のペアが良いでしょう。今回は1年生と2年生のペアで、初めて会った同士でした。しかも設計図を描かせず、口頭のコミュニケーションのみでスタートします。
最初のセットは、パスタが垂れ下がって「失格」が10チーム中7チームも・・・。
1セット終了後、早速リフレクション。他のチームの成功例を見たり、大胆に最初のコンセプトに修正を加えます。
リフレクションも、考えただけの内省的行為ではダメで、必ず発表して外化します。これにより、自分のロジックの正しさ、間違いを「気づく」のです。さあ、後半戦だ!
新しいパスタ30本とたこ糸を貰って、2セット目開始。一度最初のコンセプトを壊して、新しい取り組み方をすると。あら不思議。今までギクシャクしていた関係がスムーズになり、作業がどんどんはかどります。
結果はというと、10チーム中8チームが成功。1セット目の最高値が89cmだったのに対して、2セット目は108cm、110cm、112cmのチームが接戦となるぐらい高度な戦いとなりました。しかも優勝チームは、前回は失格した人達でした。
この課題のポイント
・口頭でのコミュニケーション(わざと)
・体験を通じたコミュニケーション
・最初のコンセプトを捨てる勇気
これってワークショップの真髄じゃないですか。さすがスタンフォード&IDEO!
関連情報:
□作業を共有することの重要性と可能性
□研究室ワークショップ
□Spaghetti Cantilever
□協調作業や伝達に関するワークショップ
約90分ぐらいで出来る課題なので、授業やワークショップで行うのに手軽で良いと思います。ただ、大人数ででは大変なので20〜30名ぐらいが適量ではないでしょうか。
材料は単純で、以下のものを揃えれば出来ます。スタンフォードのオリジナルは、スパゲッティ18本と24インチのセロハンテープのみでやるそうです。
我々は以下の材料でやりましょう。100円ショップで買えば、1チームあたり200円程度の出費で済みます。大抵の場合は、先生のポケットマネーから出すことになるので、出来るだけ安くあげましょう。
・スパゲッティ(直径1.9mm)×30本(ディチェコ推奨 ウソ)
・セロテープ 1巻
・たこ糸 2m
・ハサミ
※パスタは太めなら何でも良い。憎たらしいチームには細麺を渡そう。
チームは2名で組みます。出来れば、普段話したことが無いような他人同士のペアが良いでしょう。今回は1年生と2年生のペアで、初めて会った同士でした。しかも設計図を描かせず、口頭のコミュニケーションのみでスタートします。
最初のセットは、パスタが垂れ下がって「失格」が10チーム中7チームも・・・。
1セット終了後、早速リフレクション。他のチームの成功例を見たり、大胆に最初のコンセプトに修正を加えます。
リフレクションも、考えただけの内省的行為ではダメで、必ず発表して外化します。これにより、自分のロジックの正しさ、間違いを「気づく」のです。さあ、後半戦だ!
新しいパスタ30本とたこ糸を貰って、2セット目開始。一度最初のコンセプトを壊して、新しい取り組み方をすると。あら不思議。今までギクシャクしていた関係がスムーズになり、作業がどんどんはかどります。
結果はというと、10チーム中8チームが成功。1セット目の最高値が89cmだったのに対して、2セット目は108cm、110cm、112cmのチームが接戦となるぐらい高度な戦いとなりました。しかも優勝チームは、前回は失格した人達でした。
この課題のポイント
・口頭でのコミュニケーション(わざと)
・体験を通じたコミュニケーション
・最初のコンセプトを捨てる勇気
これってワークショップの真髄じゃないですか。さすがスタンフォード&IDEO!
関連情報:
□作業を共有することの重要性と可能性
□研究室ワークショップ
□Spaghetti Cantilever
□協調作業や伝達に関するワークショップ