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フォトカードソートWS カードソート編

 「フォトカードソート・ワークショップ」の報告後編です。横浜関内で撮ってきた写真を、新横浜の学校に場所を移して30枚に絞り込みます。選ぶルールは。

1.似ているものは排除
2.ありきたりなものは除外
3.それでも、絞り込めなかったらおもしろいものを

100枚以上撮ってきたグループもいますから、選ぶのも一苦労。撮った時の思い入れが、後で仇に・・・。机の上には、カードソートの材料が。

 選んだ写真30枚を、3M製のポストイットになっているインクジェット紙に印刷します。A4用紙50枚で3150円。

 プリントした写真を、1枚ずつ切り離します。まだ裏のノリ面には台紙が貼ってあるので、しっかりしたカードの状態になります。

 ここまで約1時間。講師の矢野さんから、カードソートに関する指示がありました。

 まずは、自分達で撮ってきた写真を、分類のルールを発見しながら、他人でも分かるようにラベルをつけて行きます。これをオープン・カードソート(探索的手法)といいます。

 写真を撮る時も、30枚選ぶ時も、意識的にグルーピングしていないので、ラベリングにかなり手こずる。後で聞いたら、本当に意識したグループは無かったようだ。1グループは、わざと意識しないようにしたと言っていた。大体これで30分。

 次の段階は、他のグループから人を借りてきて、ラベリングだけ残してある模造紙上でぐちゃぐちゃにシャッフルした写真を、並べ直してもらう。当然、被験者は以前の並べられた状態は知らない。こちらは、クローズド・カードソート(仮説検証的手法)と呼びます。

 被験者には書記がつき、自分達の並べ方との差異をチェックする。オープン・カードソートの時に曖昧にしたものは、被験者もやはり迷ったそうです。あとは、辞書的な正確さよりも「皆こんな感じって分かるよね。」というものは間違えないそうです。

 被験者は、発話をするのが基本。「これって、形が似ているからここかしら?」などと言いながら並べて行きます。事例としては、「私はここだと思うけど、きっとこの人たちはこういうつもりで分けたのかな?」という探りもあったそうです。プロトコル分析に似ていますね。

 チェックシートは簡単なもの。本来は発話まで記録できると良いのです。

 全てを壁に貼りだして、比較します。自分達の思ったことと、他人が思うことの差異を可視化したものですね。

 さてさて他のグループは、どんなのかな?Webのグローバルナビゲーションじゃありえないようなロジックの分類があるぞ〜。

 各グループ毎に、自分達のラベリングのルールについて説明。自分達と被験者の差異は、大体5〜10ぐらいだそうです。

 棚橋さんから、模範解答。おお、色で分けてる。写真を撮るときに思い入れが沢山あると、こういうメタ的なグルーピングは出来ませんね。

 最後に矢野さんの講評と、リフレクションで終了。みんな本当に楽しかったそうです。

 酷暑の1日、お疲れさまでした。

関連情報:
絵の多義性とタクソノミー(フォトカードソート・ワークショップを終えて)
posted by アサノ | 08:32 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
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