経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
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シャッフルディスカッション

 来週の授業の教材を作っていたら、今までちゃんと書いていなかったことを思い出しました。
この技法は、最近我々がワークショップやグループワークをする時に、よく使う方法です。
大変効果があるディスカッション技法なので、是非皆さんも取り入れてみてください。
ちなみに創始者は、ソフトディバイスの野々山さんが武蔵工大小池研在学中に考え出したそうです。

 シャッフルディスカッションとは、チーム内でのディスカッションの際に、他のチームの人間に参加してもらい、自分達がやろうとしていることを理解してもらうために説明する。
その説明を聞いた、他チームからの出向者は、理解できた内容についてコメントをする。
  このようなディスカッションを、繰り返すと。自分達がやろうとしていることの、不条理さや非論理性が浮き彫りになり、独り善がりな暴走を防ぐことになる。


 グループ同士の入れ替わり方法は、許される時間枠やシチュエーションなどにより、様々なバリエーションがある。工夫して取り組みたい。
わざと批判的な意見を言う「悪魔の援護者」的なコメンテーターを意図的に入れる場合もある。

改めて手順を追ってみる。

1)締め切り時間を決めて、グループ内でコンセプトを大まかに決める。
2)決めたコンセプトを、グループのメンバー誰もが他人に説明できるように理解する。
3)時間が来たら、グループより1名が他のグループに行き、他のグループから1名を迎え入れる。

4) 他のグループから来た人間に対して、グループ内の1名が自分達が「やろうとしている事」を説明する。
出来るだけコンセプトシートやスケッチなどを使い、具体的に説明する。

5)他のグループから来た人間は、その説明に対して質問やアドバイスを行う。
6)説明をした グループの人間は、質問に対して答えたり、アドバイスに対して反対に質問をする。
7 )また人間を入れ替えて、同じ事を行う。

注意点としては
※セッションごとの説明や回答は必ず1名で行う。グループのメンバー全員でワイワイやらず、しっかりと観察に回る。
※セッションが変わったら、また違うメンバーが1人で説明・回答を行い、他のメンバーは観察する。

8)数セッション(2〜3回)終わったら、チームのメンバーで、もう一度リフレクションする。


この技術の効果

1)強制的に時間を決めてコンセプトを他人に説明できるレベルに落とすことにより、長時間悩むという非生産的な行為を抑制できる。
2 )他のチームのメンバーから、違う視点のアドバイスを受けることにより他人の目線を得られる。
3 )人に説明することにより、思いがけない気づきがある。
4)煮詰まってしまった議論がブレイクスルーするきっかけとなる。

posted by アサノ | 02:24 | 情報デザイン 用語集 | comments(0) | trackbacks(0) |
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