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シャッフルディスカッション再び再び

 おお、タナハシさんから早速の回答が来ました。

DESIGN IT! w/LOVE
なぜシャッフルディスカッションがブレイクスルーにつながる場合があるのか?

 この話って、シャッフルディスカッションの効果だけではなく、教員の「講評」とか「アドバイス」が役にたって無いかもという興味深い話です。教育に関ったり、社内で部下に仕事を任せている人は必聴。


講師のアドバイスも処理しきれない情報を増やすだけ

まず講師のアドバイスがうまく機能しにくいのは何故か?
それはアドバイスを受ける側にとっては、講師のアドバイスもまた、フィールドワークで収集してきた情報同様に処理できないまま、未整理フォルダのなかの情報量を増やすだけになってしまうからではないかと思います。


 まあ、全文読んだほうがいいのですが。

さて、では、なぜシャッフルディスカッションがブレイクスルーにつながる場合があるのか? 僕なりの仮説です。
それはやっぱり未整理状態で混乱していた情報群のなかから、無理やりにでも構造化した形の説明をいったん作り、実際にそれを言葉として発するという行為を行うからではないかと思うのです。つまり、説明する、そのための文章化をするという行為に意味があるのだと思うのです。

 う〜ん、ここポイントかな。
 

ただし、そのためには、以下の条件が必要になるのではないでしょうか。

・シャッフルディスカッションの前にはチーム内でコンセプトの説明をその概要の共有というレベルではなく、同一の文章の共有というレベルで行っておく→できれば、シナリオ法を使いたいところ

・文章化の前に、完璧ではないまでも情報群の構造化〜図式化を行っておく

・フィールドワークで集めてきた情報の整理の仕方(例えばKJ法もそのひとつ)を事前に教える

・そもそもフィールドワークとデザインがどう関係するかを、最終的にできあがったデザインの側から逆算(リバースエンジニアリング)的に説明した形で事前に教える(いま、この説明が一番求められていると感じてます)。


 シャッフルディスカッションという手法を見つめることで、フィールドワークから始まるデザインのプロセスや教育の中でのアドバイスのあり方が見えてきました。

 タナハシさんありがとうございました。nonoさん、コメントあればよろしく。完全に人のふんどしで相撲をとったエントリーでした。(爆)

北海道で反応あり!おお、集合知だ。なんとなくシャッフルディスカッションの正体が見えてきたぞ。
posted by アサノ | 07:45 | 情報デザイン | comments(0) | trackbacks(0) |
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