プチ断食
2007.03.31 Saturday
経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
プチ断食
2007.03.31 Saturday
出張スタイル(TUMI)
2007.03.31 Saturday
今日も出勤でした。昨日で平成18年度が終わったと思ったのですが・・・。 いつも出張に行く時にはTUMIのバッグを持って行きます。以前は、なかなか良いビジネスバッグが無くていくつも買い換えたりしていたのですが。これに出会ったら、もう他のものは使えないぐらい良く出来てます。 使ってみて気がついたら、世界中の飛行場で出来そうなビジネスマンは皆持っていますね。外人は大きな皮製を持っている人が多いけど、車で移動ではない場合には重過ぎるし、盗難の危険も多いのでバリスティックナイロン製のものを使ってます。 B5サイズのノートパソコンとA4サイズの資料を入れても、1泊ぐらいの出張だったら充分これ一つで間に合います。欠点は少し重いことかな。 長期の場合は、キャリーバッグに取り付けやすいのでそれも便利。国内線機内持ち込みOKのキャリーバッグに取り付けるには、26031というモデルがバランスが良いとを持つ人も多いが、収納力を考えると私の26041の方が使い勝手が良い。これは体格の問題もあるから、人それぞれですが。 お値段はというと「男のルイ・ヴィトン」と呼ばれているそうですが、それほどでは無いけれどやはり高い。ネットで買う手もあるが、私は御徒町の生水商店で買ってます、かれこれ3つぐらい買ったかな。小さなお店ですが安いし、信頼感もあります。後は、上海の浦東空港には免税店があり、そこで買う人も多いと聞きました。私もウォレットを買いましたが、確かに安かった。 話は全然変わりますが、先日論文を書き上げた今年の日本デザイン学会は浜松で行われます。浜松には僕の友人が居て、素敵なビストロをやっています。今から行くのが楽しみです。 ビストロ・ヒルマンズ http://hillman.jp/ 平成18年度終了
2007.03.30 Friday
本日でほぼ18年度の業務が終了です。少しホッとした気持ち。外は5月のような陽気で、日が暮れても気持ちの良い風が吹いています。 オフィスのベランダに出てみたら、目の前の横浜アリーナが良く見える。こんなに近くとも、冬の間はベランダにも出ないし、ブラインドも開けないからね。新鮮に見えます。 もう少ししたら、皆で歓送迎会に出かけます。1年間ご苦労さまでした。 ガールズパワー 2
2007.03.30 Friday
私の参加しているMLの中で「男ってだめね〜。」みたいな話があったり、会議の中で「教員育成の必要性」みたいな話があったりと、最近とみに男の分が悪い。そんな話3月3日にも書きましたね。「ガールズパワー」 昨日「橋のデザインをするのではなく・・・」の文言の正確性を期すべくネット検索していたら以下のブログに出会った。 Y'not Report Revival http://reikoyamamoto.blogzine.jp/ 世の中には、まだまだ私の知らない知らないパワーのある人がいるものだと思った。当たり前か。面白いから是非見てください。試験委員にもこういうライターの方っていいのじゃないかと思いました。 メールをしたらお返事をくれました。 私のブログを見て、「アラン・クーパー気になりました。」と看破するあたりの感度も凄い!情報デザインに興味があるそうですよ。 私の周りで一番勉強しているのは、フリーランスの女性達だな。 情報デザイン公式テキスト 訂正
2007.03.29 Thursday
昨夜このようなメールを頂きました。 情報デザイン完全対策公式テキスト 第1章 情報社会とデザイン 1-1 デザインの目的 デザインの歴史(P.5) (4)現在デザイン(21世紀〜) 人が経験した3つの大きなパラダイムシフトである、農業革命・産業革命・IT革命を経て、世界はネットワーク社会に突入する。 工業製品の製造が発展途上国に移り、先進国ではモノ(ハード)のデザインからコト(ソフト)のデザインへと変化が起きた。 上記の記述に「モノ(ハード)」「コト(ソフト)」とあるが、このように明確「コト=ソフト」に定義されている言葉であるか? ⇒ いかに そこで回答。 この場合モノ・コトをハードウェアとソフトウェアと読むと違うようです。 オランダのフィリップス(総合家電メーカー)のデザインセンターの入口にこう書いてあります。 「橋をデザインするのではなく、河をどう渡るかをデザインするのだ」 橋 → モノ(ハードウェアもソフトウェアもありうる) どう渡るか → コト(コンセプト) という風に考えると、コト→ソフトは間違いやすい表現でした。 先進国ではハードウェア主体のものづくり産業からソフトウェア主体のコンテンツ産業へと変化が起きた。 と書かなくてはいけなかったのでした。すいません ちょっと小休止
2007.03.28 Wednesday
一昨日夕方ミーティング中に急に声が出なくなり。昨夜は咳で眠れなかった。今日は熱が出てきてしまい、明日の部長会議の資料を完成した後、早退することにしました。 大分前から喉は痛かったのですが、医師に行こう行こうと思いながら、不養生していたのが出てしまったようです。 汗ばむような陽気の午後、早退して病院に行きました。薬を飲んだらパタッと寝てしまい、さきほど起きたら少し気分が良い。 人間体の調子が悪いと、いつものイケイケが無くなって、素直になるものですね。医者に行く途中桜のつぼみが咲いているのに気がつきました。ほっと一休みすると、こういう「気づき」があるからいい。 下流は時代のキーワード
2007.03.27 Tuesday
明後日の部長会議は18年度の総括と19年度の業務計画の発表をしなくてはならない。昨日から数字と首っ引きで過ごしています。 ところが、アマゾンから内田樹の「下流志向」と三浦展の「下流社会」が届いていて・・・。手にとって見るとめちゃめちゃ面白い。高校生の頃に、期末試験の勉強をしなくてはならなくなると、急に普段読まない小説が読みたくなったのに似ている。 特に内田樹さんの「下流志向」は、教育に携わる人間には読むことを薦めたいです。今まで授業をしながら、のどの奥に刺さった小骨のようにしっくりこなかった事柄がスパッと解説されている。「そうなのか〜。そうだよね〜。」の連発である。 小学校で「先生この授業は何の役に立つのですか?」と生徒に聞かれた教師の話が載っている。たじろぐ教師があたりまえで、スラスラ答える教師はうそ臭いという。 私が始めてこの学校に来た時に同じ経験をした。ある女性職員に私のデッサンの授業について「何の役に立つんですか、資格との関連性は?」と聞かれてうろたえたことがある。「ものの見方の勉強なんですよ。」とか「全ての基本」「観察力が・・・」ぐらいは言えるけどね。「就職に役立つのですか?」みたいな質問て専門学校独特だよね。 人は不快な勉強と教育サービスの「等価交換」をすることによって失ってきた大きなものに気がつかなくてはいけない。 まずはこの本読んでみるべし。 三浦展さんの「下流社会」はマーケティングの本だ。「下流志向」で語られたコンテクストが、より現実的なデータで示されている。面白かったのは「自分らしく生きたい」人間ほど所得が低いという話。やっと自分が貧乏な訳がわかりました。 春休み中は学食がやっていないので、昨夜の残り物を詰めてお弁当です。入れ物の「わっぱ」は15年ぐらい使っている。五穀米は美味しいし体に良いが、なんでも食べ過ぎはいけないぞと。 アフォーダンス異聞
2007.03.26 Monday
今回の旅はいろいろなものを見た。ジャンジャン横丁の食い逃げ捕り物劇。 東京でもここまで凄い寝かたをするホームレスを見たことが無い。枕元には?缶ビールの空き缶がゴロゴロ。 よく見ると、リヤカーの中に人が寝ている。 沢山の現世の地獄を見ながら歩いていた時、偶然お寺にさしかかった。プーンとお線香の匂いがしてきて、フラフラとその境内に吸い込まれそうになってしまった。 分かった!ギブソンの「知覚者と環境の相互関係」でいえば、線香は現世の煩悩から信仰へ俗人(知覚者)の思考をジャンプさせることをアフォードして(支えて)いるのだ。 もともと東京では線香の匂いなんか好きじゃ無かったのだけれど、この世の地獄を見て来た後には、知覚者と環境の相互関係によってそれが恋しくなった。現世に似たものが無い強い匂いが信仰をアフォードするのだ。これで、知覚は経験によって左右されることが分かる。 教会で大声で賛美歌を歌うのも、現世から信仰へ思考のジャンプをアフォードしているのだろう。だからハーレムのような場所の教会ほどゴスペルを大声で歌う。 そう思うと、ノーマンの「知覚されたアフォーダンス」はかなり短絡的な気がしてきた。 フィールドワークは大切だ。 ディープな大阪探訪記 鶴橋コリアンタウン編
2007.03.26 Monday
鶴橋は、日本の中の朝鮮である。ここは、東京の新大久保が韓国のメタファであるのに対して、鶴橋は初原的な朝鮮のイメージを持っている。東京で云うと上野のキムチ横丁の巨大版ですかね。戦後の闇市のような風情があります。 最初は「ホルモン空」という店で昼食を食べようと思って来たのですが、昼間はやってないらしく・・・。まずは見物してから店を選ぶことにしました。 おお、きれいなホルモンですね。ホルモンの語源は「ほうるもの」だそうです。捨てていたものを食べたというのですが・・・。それはウソでしょう。ライオンも倒した獲物の内臓から食べるといいますから、半島から来た人達はその美味しさを知っていて、その頃の日本人が知らなかっただけだったのでは。 九州福岡のモツ鍋も、筑豊炭鉱に強制徴用されてきた朝鮮の人達が持ち込んだ食文化だといいますものね。そういえば、福岡にもきれいなホルモンを売る店がある。東京には無いねぇ〜そういうお肉屋さん。 キムチっていろいろな種類があるんですね。美味しそう。こんなにまっ赤だけど、韓国の唐辛子って見た目よりも辛くないのです。土壌の違いでしょうか。 僕はこの辛ラーメン好きなんですよ。部隊チゲに入れて食べると最高ですよ。 こんなに種類があるのは知らなかった。 キンパ(韓国風のり巻き)。韓国は海苔が有名ですものね。ナムルも売ってます。 道端に椅子を置いて食べさせる店。僕もここで食べました。なにかそそります、ホルモン焼きとトッポギ。 まずは豚足で生ビール。茹でただけの豚足に岩塩をつけて食べます。沖縄の煮込んだやつとは違い、さっぱりしていてコラーゲンが残っていなさそうではあるが・・・。 トッポギ、甘辛い味をつけた韓国餅です。現地では、女子高校生が学校帰りに食べる定番スナックらしい。私も少しだけ食べさせてもらいました。 最後は、辛ラーメンとキンパでしめ。もう少し手の込んだ韓国料理は東京でも食べられるので、ジャンク系に振りました。 こんな面白い市場は、沖縄の那覇公設市場以来だな。面白かった。 ディープな大阪探訪記 新世界編
2007.03.26 Monday
あいりん地区の宿を出て、新世界に向かう。途中ジャンジャン横丁を通るが、午前の10時頃だというのに立ち飲み屋は労働者風おじさんでいっぱい。いや、おばさんもいっぱいだ。 私も立ち飲み屋で串あげと生ビールで朝食、しめて650円。隣で飲んでるというか酔っ払っている、どう考えてもヤクザにしか見えないおっちゃんに「休みはいいなぁ〜。」と声をかけられる。ヤクザに休みがあるのか・・・。 この街には、ブレードランナーやブラックレインの近未来都市に通じる怪しげな匂いがあり、それが魅力だ。 散髪700円、たしか5〜6年前に来た時は500円だった。ここに居ると段々金銭感覚がおかしくなり「高くなったなぁ。」と思ったりする。 労働者や職の無い人達の娯楽は将棋だ。当然お金を賭けるし、見物人も賭ける。じっと人の勝負を見続けている人はきっと賭けてるでぇ。大阪から強い棋士が出てくる土壌がここにある。 地下鉄に乗り2駅でなんばに出る。道頓堀近辺を歩くが、もうここは女子供の「食のテーマパーク」化しており面白くない。 大多数の人に受け入れられるものには「通俗性」が必要だ。この「あいりん地区」と「なんば」のギャップを見ることがフィールドワークの目的である。単なる「怖いもの見たさ」の観光では無いが、自分の嗜好というものにも向き合わされる気がしないでもない。 千日前はつまらないので、鶴橋に向かって歩き出す、途中「黒門市場」で、変な八百屋を見つけた。このキッチュさはなんだ!何の脈絡も無い、だけど大きさといい迫力が凄い。絶対東京には無いセンスだ。 大阪に来て思うのは、人間に10欲望があるとすれば、東京人は1ぐらいしか表に出さない訓練をする。大阪の人は、明らかにどうやったら10出せるかと考えている節がある。そのあたりも半島系の人とのメンタリティの親和性が高いのかもしれない。さあ、昼は鶴橋でホルモンでも食べよう。 |
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