経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
今年ももうすぐ終わり
 今年は、私にとってはとても変化の多い年でした。情報デザイン研究室を始めて10年経ちますが、2〜3年前までは「なに、それ?」みたいな状況が続いておりました。
 一昨年あたりからですかね〜。少しづつ社会的にも認知されて来たのは。でも産業界は凄いですね、2年あまりで「使えないものを使えるようにする」から「新たな経験をさせる」ところまで凄いスピードで変化してきました。

 教育機関の情報デザインはどこに行くのだろう。以前多摩美の須永先生が「新しいことは、学生が分からないのは当然として、教員も企業も分からない。三者でお互いに協力し合う学びの場が必要だ。」とおっしゃって激しく同意した経験があったのですが・・・。
 だけど、ここ最近は企業が教育機関の力を借りず、というか借りてる暇が無いので独自で問題を解決しつつあります。このあたりに教育機関の情報デザインが元気が無い理由があるのではないでしょうか。

 それにしても、情報デザインを学んで社会に出る学生は、圧倒的に少ないですよね。組織的な教育をしている大学は、片手で数えるほどしかないし。ほとんどの学生が別の目的で入ったのだけど、3年になって「そういう研究室があるのを偶然知って」みたいな状況ですかね?

 うう、自分のリフレクションになってないな〜。私を取り巻く環境も変化があります。まず構造的に研究室単位で情報デザイン教育がやりにくくなりそう。1年生や2年生対象の、講義や演習が主体になる感じです。
 教員は、産学の実践が無いと教育に落とし込む内容が陳腐化します。研究内容も研究のための研究になっちゃうし。

 以前2010年にホンダが紙マニュアルを撤廃すると書きましたが、暮れに聞いた話ではドコモも2年で紙のマニュアル撤廃だそうです。もう「初めて触っただけで分かるUI」の時代に本格的に突入ですね。

 ちょっと支離滅裂になってしまいましたね。情報デザイン教育はどこに行くのだろう。そろそろ、体系化が必要なのかもしれません。

 最後ですが、今年は沢山の人に支えられ、学び、友情をいただきました。ブログを書いてて良かったと、今更ながらに思っています。右下のリンクが今年の最大の財産かな。
posted by アサノ | 19:39 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0) |
師走
 師走というぐらい先生は忙しかったのですよ。流石にダウン。今日中に年賀状のめどをつけなくては・・・。

 年末年始の休み中にやらなくてはならない事が多すぎて、めまいがします。日経情報ストラテジーの井上副編集長からも厳しい原稿の指摘が・・・。

 そういえば、先日この人と話している時に「コンテキスチュアル・インクワイアリーってどういうものですか?」としつこく聞かれました。説明すると「ふ〜ん、そういうことですか。だったらもう少しこういう風に書いたら如何ですか。」と・・・。それです、その聞き方がコンテキスチュアル・インクワイアリーですよ。編集者って、最強のインタビュアーかもしれない。
posted by アサノ | 08:48 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0) |
Smile Experience
 タマビの吉橋先生のブログからの受け売りです。私が今一番注目(尊敬も)しているというか、元気の無い情報デザイン系の教員の中で一番元気に活動されている千葉工業大学の山崎和彦先生のブログが12月から始まったそうです。それにしても、この方毎週どこかで講演されてますが、自分の学校で講義する暇があるのでしょうか??

Smile Experience
http://kazkazdesign.blogspot.com/

 それと、山崎さんの日記は以前からmixiにはありまして。こちらはもう少しくだけた日常の思ったことのような感じですかね。読みたい方は探してみてください。

 最近周りの人を見ていると、ブログはオフィシャルなメッセージで、mixiはプライベートな話と使い分けている人が多い。それにしてもWebサイトをやる人少なくなりましたね。私もサイトは休眠中。mixiは毒を吐きすぎているので公開は出来なさそうです・・・。

 ちなみに、山崎さんの尋常では無い活動を見ていると、棚橋さんが言うように「創造性を高めるためには、体力が大切」というのもうなずける気がします。
posted by アサノ | 08:58 | 情報デザイン | comments(0) | trackbacks(0) |
保育の授業でペルソナ

 子どもの教育って、究極のユーザ・エクスペリエンスだと思う。どのような体験をさせるか、それによってその子の将来が変るかもしれない。

 ならば保育の授業で「ペルソナ」を使ってみようと思った。この場合は、マーケティングデータよりも、現場のヒアリングとステロタイプで作れそう。ただ今、子どもや保育士さんママなどのキャストを制作中。

 これを使って指導計画をインスペクション法で評価してみようと思う。情報デザインは、いつでもどこにでも必要。神の如く遍在するのはマイコンだけではないのですよ。
posted by アサノ | 08:03 | 情報デザイン | comments(0) | trackbacks(0) |
リフレクションは大切だな〜。
 「情報デザインワークショップ」のリフレクションが大分集まってきました。どうも喉の奥に刺さった小骨のように気になっていたことがあり・・・。

 舎密亭日乗さんのブログでも指摘を受けて、若干反論めいたことも書いたのですが。こういったプロジェクトで、指導者が学生に「何をどこまで学ばせるのか」という「見切り」と「読み」が適切だったのかという疑問です。

 そのあたりのことを、しっかりと書いているブログがありました。カミヒラ先生の「プロジェクト発表会2007」です。

 出来ないことは出来ないと書いているカミヒラ先生も偉いなと思ったけど、それを指摘をしている情報大工の高山さんも凄い。いつも思うのですが、この人達頭いいよなぁ〜。同じようなことをやっていても深さが違う。

 プロジェクトが終わったら、学生だけではなく教員がリフレクションしなくてはいけません。
posted by アサノ | 09:17 | 情報デザイン | comments(0) | trackbacks(0) |
くうそうテン

 エレファントデザインの「くうそうテン」を六本木AXISビルに見に行く。エレファントデザインももう10年ですか?会場に並んだ、今までの商品企画を見ると、その量に改めて驚く。

 私も「情報デザイン研究室」を立ち上げて10年が経ちますが・・・。どれだけ仕事をしたのだろう。

 西山さんには、本校の第三者評価の委員になって頂いたり、早い時期に「ユーザ評価」をしていることを認めて頂いたりしました。

 残念なが本日はお会い出来ず残念でした。
posted by アサノ | 19:14 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0) |
人事の季節
 本校では、教員の採用まっさかり。研究者人材データベースにも掲出してますので、お知り合いで良い方がいらっしゃいましたら、ご紹介ください。

 私の方はというと、今年いっぱいで情報デザイン試験の作問委員と保育校の講座から手を引こうと思っています。というか、もろもろ周りの状況がそうなって来て・・・。

 どこかの大学で「情報デザイン」の講座やらせてくれないかな〜。今なら、結構面白いネタがあるのだけれどな。

 自分の学校も忙しいのですけれど・・・ね。
posted by アサノ | 07:19 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0) |
ポケパワー

 BICカメラで、PanasonicのPocket Powerを買ってきた。何に使うのかというと。何かモバイル機器の電池が無くなった時のためなのですが。

 僕の携帯電話はまだドコモのmovaなので、充電のアダプタが合わなかった・・・。

 UIやってる人間は、常に新しい携帯を使い倒さなくてはいけませんね。それともiPhoneがDoCoMoから売り出されるまで待とうかな。
posted by アサノ | 04:41 | 道具好き | comments(0) | trackbacks(0) |
楽天トラブル

 年末年始の旅行の計画でも立てようかと思って、楽天トラベルのサイトを見たら・・・。

旧サイト:http://travel.rakuten.co.jp/
新サイト:http://travel.rakuten.co.jp/new_index.html

 なんと、旧サイトと新サイトがランダムに出てくる。これって・・・。その上、新サイトのインタフェースが使い難い。ちゃんとユーザ評価やったのか、それともこうやってユーザに両方使わせてWebアンケートでも採るつもり?
posted by アサノ | 12:30 | 情報デザイン | comments(0) | trackbacks(0) |
卒研プレ発表会

 本日は午前中に3年生の卒研発表会がありました。1月の本発表会の前哨戦のような形です。やはり早いうちに1回やっておかないと、アラがボロボロと出てきて・・・。これから1ヶ月かけて修正に入ります。まだ制作途中のグループは大変だろうなぁ。

 ちなみにうちの子達は、1年間であまりに沢山の仕事をしたので。全てを「ペルソナ」というキーワードでまとめたようです。それぞれの制作は終わっているので、どう見せるかですね。そういえば、年明けに大伸社さんで、日大の江上ゼミペルソナ班と合同発表会を予定しています。



 またも試練が・・・。
posted by アサノ | 11:21 | 情報デザイン | comments(0) | trackbacks(0) |
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