経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
第55回日本デザイン学会春季研究発表大会 参加

第55回日本デザイン学会春季研究発表大会に参加のため、広島の広島国際大学に6月28日(土)〜29日(日)と行ってきました。
 一緒に行ったのは、ゼミの2年生とこの春卒業したばかりのOG2名です。

 発表したのは、昨年の「情報デザインワークショップ2007」の事例報告です。28日が(株)リコー島村さんと私の共同研究を口頭発表、29日がゼミからのポスター発表となりました。

 OG達は危なげないのですが、流石に初参加の2年生はギリギリまで心配でした。始まってみれば、案外上手く話すものですね。ただし、オーディエンスが辛口論客の場合「ああ、この人にはきちんと説明しなくっちゃ。」と思うと、必ずルーキーが声を掛けてしまう。これって「マーフィーの法則」?

関連情報:
□日本デザイン学会 第55回研究発表大会 概要集
オカケンブログ(詳しいw)
上平先生
山崎先生
吉橋先生

学生のリフレクション:
■事前準備
自分の段取り力の未熟さを感じました。

途中、スケジュールを組んでいたのですが連絡がうまくいかず個人作業になってしまった点があり自分自身が状況把握できていない部分がありました。

次回からは、最初からスケジュールを組み、一緒にプロジェクトを動かすメンバーの確認のタスクを細かく切り、意見のズレなどが起こらないようにしていきたいと思います。

また、スケジュールは発表当日までを視野にいれることが大事なんだと思いました。

■当日・発表
前日の先輩との打ち合わせをする前から発表する内容は頭にいれていたのでこのことをどれだけ砕くのかが私の中でポイントでした。

今回、不安があったので事前にカンペを作っていたですが私はカンペがあると逆に言いたいことが言えなくなる傾向がありました。一回目の発表ではカンペを使ったのですが自分の言いたいことがうまく言えなかったので二回目からは何も見ずに発表したのですがそちらの方が自分のペースにのれたので、次回からは内容をある程度まとめた上での発表をしていこうと思いました。
今回の発表が「事例報告」という今まで自分が経験したことがない発表だったので、とても勉強になりました。

私はワークショップに参加したので内容は把握していたのですが、発表する側に立つということは内容だけではなくその背景にあるねらいや個々の成果、全体での結果など全てを理解した上で発表をしなければならない、ということを知りました。今回が最も苦戦したのがその点でした。
その上で、ワークショップを第三者目線で見ていた熊野先輩の話がとても参考になり、ものごとをそういった目線で見ていくということがこれから先、自分自身意識していこうと思いました。
先輩の発表は流石というべきか、やはり私が前にも言ったような第三者目線というものができていて、さらにワークショップ全体を把握しきれていて、見習わなければならないな、と感じました。

■全体を通して
やはり、今回失敗から学んだことが多かったと思います。
逆に言えば、これを学生のうちに学べてよかったと思うし、またその逆で言えば自分の未熟さを痛感することになりました。
特に事前準備は先輩から学ぶことが多かったです。

この教訓を生かし、今度はこの事を後輩に伝えていきたいと思います。
posted by アサノ | 19:02 | 学会活動 | comments(2) | trackbacks(0) |
デジャブ
 広島で行われる日本デザイン学会に行きます。学校がある新横浜からは、新幹線で1本なので、楽は楽なのですが。新幹線に4時間近く乗っていなければならない。そこでまず、窓際座席にコンセントのある新形車両N700系を予約しました。そして、映画のDVDを5本借りてきました。そんな暇があったら、自分の発表原稿でも読めですか・・・。

 列車の中で観るものですから、あまりエッチなのとか血がドバー!というやつは避けてます。「世界最速のインディアン」とか借りてきました。

 だらしないことに待ちきれず、昨夜借りてきた映画をもう1本見てしまいました。デンゼル・ワシントンの「デジャブ」。製作がジェリー・ブラッカイマーですから、外れはなくて結構手に汗にぎって観ちゃったのです。

 そこで気になったこと。タイムマシンで過去に遡り、事件で殺された女性(死体の時からきれいだったから怪しいとは思ってた)の身辺を探る時。「もっとよく見てみよう。」みたいなことを言って、捜査しているメンバーで彼女のバスルームのシャンプーとか石鹸まで観察するシーン。それと、捕まえた犯人を尋問するシーン。これなんかまったくの深層インタビューだ。

 アメリカって、こういうHCDのプロセスみたいなものが日常化しているのだなと、妙に納得したのでした。ディベートの文化なんだろうね。
posted by アサノ | 04:59 | 旅好き | comments(0) | trackbacks(0) |
フィールドワークの方法

 娘が図書館で「フィールドワークの方法 (講談社現代新書 杉本 尚次 著」初版1983年を借りてきた。川喜田二郎さんよりは若いが、やはり日本のエスノグラフィーの書籍としては古典です。

フィールドワークの方法
●フィールドワーク入門
マードックによる<文化の諸項目>/構造化計画
●調査のスタイルと方法論
全体のなかに位置づけてみる/個人研究と共同研究
●海外へー西サモアの村落調査
周辺諸地域との比較のために/カバの儀式
●村びととともに
地図をつくる/誇り高きマタイ文化/儀礼と住居
●まとめに向かって
調査する側・される側/調査者のこころ

 およ♪面白そうな本だなと思って見たら。この前借りた人はいったい何年前だよ?
posted by アサノ | 22:25 | 情報デザイン 関連図書 | comments(0) | trackbacks(0) |
IAAJ(情報アーキテクチャアソシエーションジャパン)
 いつもお世話になってる('w')さんのブログ「ウェブホマイリー」を見てたら、コンセントの長谷川さんの主催するIAAJ(情報アーキテクチャアソシエーションジャパン)の話題が載っていた。
IAAJ: 情報アーキテクチャアソシエーションジャパン

IAAJは日本の情報アーキテクトや情報アーキテクチャ設計に携わる人たちの情報交換や研究の場です。定期的に開催されるワークショップやメーリングリストなどで情報アーキテクチャとはなにかについて考えていきます。

IAAJ:情報アーキテクチャアソシエーションジャパン(Information Architecture Association Japan)

Yahoo!グループ:情報アーキテクチャアソシエーションジャパン
 我ら情報デザインフォーラムと同じような発想だと思うのですが。なぜかブログもかっこいい。

 わしらはオヤジなんだなと思ったのでした・・・。
posted by アサノ | 05:11 | 情報デザイン | comments(0) | trackbacks(0) |
横浜創造界隈ユーザのセグメントを探る

 横浜市役所広報課さんとミーティング。クライアント(市役所)が、きちんとしたWebユーザのセグメントを定義していないので、調査にてこずる。

 今回のテーマである「創造界隈」に行き、利用者のインタビューを試みた。やむなく、そこから「創造界隈」のユーザ・セグメントを定義する。結局「市役所Webのユーザに創造界隈を知らせる」のではなく「創造界隈のユーザにWebを利用してもらう」というコンセプトにならざる得ないのだ。

 今ひとつ釈然としないが、これでやるしかない。このセグメントから典型的なユーザを3人ばかり選んで、改めて深層ヒアリングを行うことにした。

 先日のセミナーでも話題に出たが、クライアントがユーザのデータを持っていない場合は、本当に手間がかかる。よく今までターゲットユーザなしで野放図にやってきたものだと妙な関心をしたりして・・・。

 そうそう、1年生にはきちんとフィールドワークを教えなければならない。先日少し書いた、中央大学の矢野さんの「フォト・カードソート」のワークショップが、7月26日(土)に決まりました。3〜4人のグループ3〜4組でやろうと考えています。うちからは1組ですから、グループでの参加希望があれば受け付けます。
posted by アサノ | 04:30 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ペルソナ作って、それからどうするの?」出版記念セミナーに参加してきました

 昨日24日(火)の午後、(株)イード主催の「ペルソナ作って、それからどうするの?」出版記念セミナーにディスカッションパネラーとして参加してきました。仔細はこちら

 会場には、デジタル機器メーカー・自動車メーカーのデザイン部門・ユーザビリティ部門、ポータルサイト、WEB制作会社の企画担当者、デザイン担当者、一般企業のWEBサイト運営者などずらり。

 基調講演をされた著者でもある棚橋さんは、最近毎週みたいにお会いしている情報デザインフォーラムのメンバーで、先日も本校の合宿で講義をしてくださった方です。

 私と意見が合うのは、ペルソナを単体で捉えるのではなく人間中心設計プロセスの一環として見ること。また、アメリカから輸入された手法としてではなく、日本という文化の中から実装しようとしているところです。

 話の中で随所に出てきた「コミュニケーションは、会話だけではなく作業をしながらが効果的」というのは、最近情報デザインフォーラムのメンバーも着目している考え方ですね。

 パネラーとしての私の働きはというと・・・。時間が押しちゃって、わずか2件の質問に答えただけで、いまひとつ貢献度は低かったです。それに引き換え大伸社の白根さんは、2002年から50社のペルソナを作っている日本では最高のペルソナメーカーだけあり、話の含蓄が違いました。

 一緒に行った学生達にひと言。セミナーというのは、人の話を聞き、人と知り合うのが目的。そこで「なるほど!そうやるんだ」と思わずに「ああ、それ私のやり方に似てる。」みたいな共感をいくつ持つかがポイントだと思います。手ぶらで行かずに、自分の持っている知見と比較しに行きましょう。得るものが違うと思いますよ。

関連情報
□DESIGN IT! w/LOVEセミナーのリフレクション
posted by アサノ | 05:42 | 情報デザイン | comments(0) | trackbacks(0) |
考えるのは観察してから
 ある学生のレポートが、出だしで「インターネットで調べたら。」と書き始めていた。椅子に座ったまま考えてはいけない。まずは足で調べて、疑問に思うことが出来たら、ヒアリング・文献(ネットも可)で更に深める。

 先週すったもんだあって、結局関内までフィールドワークに行き直した1年生のリフレクション。

6月20日
■スケジュール
 ・14:00 ZAIM到着 インタビュー開始
 ・15:30 赤レンガ到着 インタビュー開始
 ・18:00 ZAM到着 お客様の来館を待つ
 ・18:40 ZAIM インタビュー再開
 ・19:30 インタビュー終了

■振り返りと気づき
●ZAIM
・ZAIMのカフェでインタビューを行ったのですが、ほとんどがクリエイターの方でした。しかし、皆さんとても協力的で良く話してくれたので嬉しかったです。
・クリエイターにとってのZAIMの需要がとても高く、評判が良いのはインタビューをして始めて知りました。展覧会の予約が1年待ちという話も聞き、驚きました。

●赤レンガ倉庫
・皆さん、次の予定があるからかあまりインタビューに気乗りしない様子で少々苦戦しました。また、ZAIMと違い、赤レンガに思い入れがあっていらっしゃっているという方もあまりいなかったので、一人当たりのインタビューが早めに終わってしまいました。そのため、人数が多くなりました。
・インタビューをした7人が全員県外の方だったというのも、驚きでした。これも実際にインタビューをして見なければ、気がつかなかった点だと思います。

●ZAIM
※午前中はクリエイターの方にしかインタビューができなかったので、お客さんの意見を聞くために、時間を見計らってZAIMに戻りました。
・希望通り、クリエイターではなく、お客さんに会うことができて良かったです。インタビューする上では時間帯というのも大切な要因なんだなあ、と思いました。
・横浜在住のハマッコの方のインタビューがとても収穫が大きかったです。今まで気づかなかった横浜に対する見方や思いを聞くことができて、これがインタビューの醍醐味では、と感じました。

 むやみに出会った人片っ端からインタビューする前に、もう少し観察をしっかりやった方がいいな。いきなりインタビューだと、ユーザのセグメントが狭まってしまう。よ〜く観察して、ルールを見つけ出すのが大切。
posted by アサノ | 04:40 | 情報デザイン | comments(0) | trackbacks(0) |
明日はペルソナセミナー
 明日24日(火)に、株式会社イード主催「ペルソナ作って、それからどうするの?」出版記念セミナーがあり、そのディスカッションパネラーで参加します。

 なんでもお客さまは、イードさんの顧客が主体ということで家電・自動車が多く、一部Web関係者だそうです。100人近く集まり、急遽もう1回やるとか。「ペルソナ」人気未だ衰えずというか、著者の棚橋さん集客力でしょう。

 セミナーは、ペルソナデザインコンソーシアムの中村さんが総合司会、同じく白根さんがディスカッションパネラー。次回のディスカッションパネラーは千葉工大の山崎先生と、日本を代表するペルソナ論客が揃いました。

 私でいいのかしら・・・。と思いつつ、学生を連れて行きお勉強させます。こういう機会を作ってやるのも教師の務め。そのためにも自分も常に勉強しなくては。

■プログラム
13:30〜13:40 挨拶
13:40〜14:35 講演「ペルソナを中心にしたユーザー中心デザインの実践」棚橋弘季 (株式会社イード)

なぜユーザー中心デザインなのか?
ペルソナ/シナリオ法を中心としたユーザー中心デザインの方法
ユーザー中心デザインの具体的な実践テクニック

14:35〜14:50 休憩
14:50〜15:35 パネル・ディスカッション

パネラー:白根英昭(株式会社大伸社)
             浅野智(横浜デジタルアーツ専門学校)
        棚橋弘季 (株式会社イード)

パネラーのペルソナ活用体験について
情報のデザインのいま、これから
質疑応答
※スケジュールは変更になる場合がございます。
■対象となるお客様
プロダクトデザインおよび組み込みソフト開発に携わる方
(企画、デザイン、ユーザビリティ部門など)
Webデザインに携わる方(ポータルサイト運営、Web制作会社など)
※市場調査会社の方はご遠慮下さい。

■日時 2008年6月24日(火)
13:30〜15:35(受付開始13:10より)
■参加費 無料
■会場 ハーモニーホール(地下鉄中野坂上直上)
■定員 90名
※1社3名までとさせていただいております。
  予めご了承ください。
■講師・パネラー ・株式会社イード ユーザーエクスペリエンス部
 棚橋弘季
・株式会社大伸社
 白根英昭
・横浜デジタルアーツ専門学校
 浅野智
■主催 株式会社イード
■協賛 ペルソナデザインコンソーシアム
posted by アサノ | 06:08 | 情報デザイン | comments(0) | trackbacks(0) |
情報デザインの学び二題
 一つは、7月23日(水)に、五十嵐先生からの依頼で、高校の情報教員向けのセミナーを計画中。

【タイトル】
「情報デザイン教育」を学ぶためのワークショップ

【サブタイトル】
上級学校の先進的な取り組みから、情報教育の新しい視点を学びます。

【日時】
平成20年7月23日(水)9:00〜17:00

【説明文】
  私たちの身の回りはデジタル家電製品やインターネットのウェブサイトなどのデジタルコンテンツであふれています。これらは、初めて触った人間が、何の予備知識が無くとも瞬時に正確な操作が行えなければ、ユーザに受け入れられないという時代になってきています。そこでいかに情報を収集・分析して、ユーザに使ってもらえるモノを作る(デザインする)かのために、ユーザ設定の理論や検証する手法が開発されてきました。今回の研究会では、日本におけるその先駆的開発者である、横浜デジタルアーツ専門学校の浅野智先生より、「自分が正しいと思っていたことは、大抵違うということ」という新しい視点の獲得のため講義と実習を通して指導していただきます。

【内容】
 情報デザイン概論・ペルソナ/シナリオ法・行動のプロトコル分析について、講義と簡単な演習を行います。
 多分、高校教員の方以外の方も参加できると思いますので、仔細発表になったらお知らせ致します。オープンラボみたいな感じでやれればと思っています。

 ふたつ目は、中央大学の矢野さんに「フォト・カードソート」を習おうというワークショップを計画中。フォト・カードソート法とは、HCDプロセスの中の設計による解決案の作成の段階で、プロトタイピングや認知的ウォークスルー法などとともに使われるカードソートの一種です。

 通常のカードソートはポストイットなどの付箋で行いますが、フォトカードソートは、付箋の代わりに写真を使います。フィールドワークしてきた事象をを言語化するのではなく、写真で直接イメージを伝えようというもの。以前未来大の寺沢先生がCRXのプロジェクトでやっておられましたね。

 夏の「横浜ワークショップ2008」でもやりそうなので、一度学生達と体験しておきたいと思います。

追伸:

 最近毎日見ているブログ。下手な研究者のブログより面白い。
 公立はこだて未来大の夏掘くんの個人ブログ:Jiro Natsubori Design Site
posted by アサノ | 07:28 | 情報デザイン | comments(0) | trackbacks(1) |
横須賀インタビュー 6回目

 横須賀市役所でのインタビューも6回目を迎えました。今回からは、私は口出しせずに、全部学生に任せました。・・・結果やいかに?

 2名の学生に、1人ずつインタビューを担当してもらいましたが、結局どちらも途中でギブアップ。敗因は、質問が「利用可能な市の施設を探してください。」という単純なものになってしまうので、「出来ました。」としか答えが返って来ないからです。あっというまに、質問が終わってしまうのね。

 トム・ケリーは「名詞ではなく動詞で考えるようにしよう」と言ったけれど、本当だよね。我々は、市施設のコンテンツを作っているのではなく、例えば初めて訪れたパソコン教室を開いてボランティアをしようと考えている方がいかに良い体験をするかを作っているのです。「○○な状況にあったと言っていましたが、その時にどんなことをしたんですか。ちょっと思い出してやってもらえますか。」と聞いた方がいい。

 「あれれ、そんなところから入れるんだ。気がつかなかったな。他のやり方って試したことあります。」みたいに話を広げるといいのだよ。

 話は変わって、被験者の1人にドブ板通りの「グリーン商会」のご主人がいらっしゃいました。今回は自分でインタビューしないから退屈してたのですけど、お店の話になったら俄然目が覚めた。調査内容とはあまり関係無いが、ラポールの形成ということで、フライトジャケットやビンテージアロハの話で盛り上がってしまった。

 「若者は安いものを買うが、大人はその服にまつわるストーリーにお金を出す。」という話が面白かった。例として「パラシュート・ジャンパー」を取り上げて、「空挺部隊が作戦を展開するのは常に戦場の最前線、生と死とを分ける極限状態の中で要求される様々な機能を盛り込んだ、非常に細部まで凝ったディテイルを持つコートである。」みたいなことに大人の客はしびれるらしい。分からなくは無いが、女子学生には到底理解できないことでしょう。

 これも「コート」という名詞を買うのではなく、「極限状態の中で要求される様々な〜」みたいな動詞を買うのか・・・。
posted by アサノ | 04:49 | 情報デザイン 授業事例 | comments(0) | trackbacks(0) |
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