mixiさんでのワークショップも3回目。
今回はユーザー評価をやります。
終わってからデビッドに「ペルソナから入らないでユーザー評価から入るのは上手い!」と褒められた。
結果が目に見えずらい調査やユーザーモデリングよりも、はっきり成果が見えるユーザー評価を先にやってもらってセミナー参加者の心を鷲づかみにするのが今回の作戦。ww
まずはタスクを考えてもらう。
ここが一番最初の関門で、特にmixiのサービスは作業ステップが多い。。
コツはインタフェース用語を使わないで、ユーザーのアクティビティを書き表すこと。
これ以外に、答えとしてインタラクションシナリオを書いて持っていると良い。
慣れないと、ついついインタフェース用語の入った答えのようなタスクを作ってしまうので要注意!
タスクが決まったら、まずは自分達でゆっくりパイロットテストしてみる。
この時点でもうかなりの問題が見つかるはず。
そうすると被験者もその辺りでつまずく可能性があるので、発話をしっかりとるように心がけよう。
それではテスト開始。
今回は観察が主体なので、周りで被験者の操作を見ながら問題箇所を見つける。
ユーザーテストのログデータは採っておいて次回NE比で分析をする予定。
秘密兵器。ww
これさえあればスマートフォンのテストはばっちり!
mixiのサービスはiPhoneあり。
ガラケーあり。
アンドロイドあり。
ローンチ前のPCサイトありと、デバイスやアプリがいっぱいあってメチャメチャ勉強になる。
うちからは学生6名が参加。
これだけのデバイスでのテストは、学校では出来ないので良い経験をさせてもらいました。
iPhoneユーザーの
ツッチーはアンドロイドに苦戦中。ww
テストが終わったら、観察から見つけた事象をポストイットに書き出す。
短い時間ではあるが、壁に模造紙を貼ってカードソート。
前回はカードソートをやったことが無い人が多かったが、もう慣れたものですいすいブレストを始める。
うちのマッツンくんも頑張ってます。
問題点や改善案を、カードの言語からワイヤーフレームで視覚化するのはいいね。
mixiの人たちの学習能力の高さに舌を巻く。。
普通二度目のカードソートでここまではやらない。w
プレゼンスタート!
観察から見つけた問題点と改善案の発表。1チーム5分
50人ぐらいいたんじゃないか?
たった1時間の観察と1時間の分析で、かなりのことが分る。
特に今回は自分達の業務に直接的に関係あることだったため、教えているこちらが退くぐらいのめり込んでテストしてくれたので非常に密度の高い結果が出てきたと思う。
タスクを作る時間というのは、ペルソナ/シナリオが出来てしまえば、実はほとんどいらないので、テストと分析だけでこの結果が出ることを知ってもらいたい。
日常的な業務で使えるといいですね。
プレゼン終了後、みなさんが撤収された後に懇親会まで時間があったので、学生達は更にユーザーテストの被験者になる。
その後、カフェでフォーカスグループインタビュー。
好き勝手なことを言い出し始めたあたりで、時間切れ。。惜しい!
その後、怒涛の懇親会に突入!!
この素晴らしいユーザー評価ワークショップの準備をして下さった、松村さん・馬場さん・菅原さん・西山さんありがとうございました。
◇関連情報:
学生イケダのブログ:
http://pontascifi.blog21.fc2.com/blog-entry-41.html学生ツッチーのブログ:
http://ydaryo.blogspot.com/2011/06/mixi2_21.html◇mixi HCDワークショップ アーカイブ
・5月17日第1回:
講義
・5月27日第2回:
オブザベーション
・6月17日第3回:
ユーザー評価(観察法)
・7月01日第4回:ユーザー評価(NE比分析)(予定)
・8月05日第5回:半構造化インタビュー(予定)
・8月26日or9月02日第6回:構造化シナリオ法(予定)
・9月30日第7回:ペーパープロトタイピング(予定)