経験デザインとエスノグラフィを語る私的なブログ
2011年10月のイベント(アサノの記録)
■10月01日(土)
mixiにて構造化シナリオ法とペーパープロトタイプ・ワークショップ
http://asanoken.jugem.jp/?eid=2038
http://asanoken.jugem.jp/?eid=2039
会場:mixi本社(渋谷)

■10月05日(水)
第5回HCD-Netサロン「ユーザーエクスペリエンスのアプローチ」
http://asanoken.jugem.jp/?eid=2043
会場:KDDI ウェブコミュニケーションズ・セミナールーム

■10月14日(金)
GMOメディアHCDワークショップ(オブザベーション)
http://asanoken.jugem.jp/?eid=2053
会場:GMOメディア本社(渋谷セルリアンタワー)

■10月21日(金)〜26日(水)
雲林科技大学
http://www.yuntech.edu.tw
所在地:台湾雲林県斗六市
2011台北世界設計大展(2011台北ワールドデザインエキスポ)
http://www.2011designexpo.com.tw/default.aspx
会場:台北世界貿易センター・南港展覧館 他
posted by アサノ | 00:27 | イベント予定と記録 | comments(0) | trackbacks(0) |
2011年秋 台湾合宿 2日目 台北フィールドワーク 後編
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 午後はMRT忠孝新生駅まで行く。
 国立台北科技大学が創立100年祭をやっていた。日本でいえば東工大だね。
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 その裏通りが軽い食事が出来る店が並ぶ。
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 おお、鍋貼(焼き餃子)だ!美味そう。
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 ツッチーがわがまま言って「揚げ物が食べたい。」と言うので。
 池上飯包(池上便當)の店に入る。
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 でっかい排骨が乗っています。
 これが脂っこくなく美味い!
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 便當を店内のEAT INで頬張る。
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 食事が済んだら、電脳街を散策。
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 HTCのショールームは特別きれい。
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 ここにもいたスクーター&スマホガール。
 アメリカや日本のモータリゼーションやPCを飛ばして、いきなりスマートフォンによるスーパーハイウェイの世界にいるアジアの人々
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 SIMロックフリーのやつ売ってないか?
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 ビル一つが秋葉原みたいになっている。
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 必ずこういう店もあるよね。
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 ここで解散して、各自自由にうろつく。
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 その後、学生たちは台北の原宿「西門町」に向かい。
 私は何度も行ったことがあるので、ホテルに戻る。
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 このかき氷を食べたそうだ。
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 ここが、台北の原宿「西門町」。
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 本場の原宿よりも広い。
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 土曜日なので、すごい人出。
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 ここに集まる日本好きの若者を「哈日族(ハーリーズー)」と呼ぶ。
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 伊達眼鏡を買ったツッチー。
 黒縁眼鏡が台湾っぽい。
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 長い一日が終わろうとしています。
 私はそのころ、ホテルの近くの電影城(シネコン)で「コンテイジョン」を観てました。台湾は日本より1ヵ月ぐらい早くハリウッド映画が封切られるんだよね。
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 学生たちは100円ショップを回って、明後日のワークショップの材料を買い揃え中。
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 39元均一ショップというと、円高なので約150円ぐらいでしょうか。。
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 彼らの夕食「牛肉麺」。安上がりなやつらだ。ww



◇2011年秋 台湾合宿 アーカイブ
1日目:台北到着
posted by アサノ | 00:15 | 2011年秋 台湾合宿 | comments(0) | trackbacks(0) |
2011年秋 台湾合宿 2日目 台北フィールドワーク 前篇
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 2日目の朝、MRT一駅離れた台北駅にやってきた。超巨大な建物です。
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 明日の台南行きを在来線にするか高鉄(新幹線)にするか算段。
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 駅を出るとランドマークの新光三越がドーン!とある。
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 おお、ここにもユニクロが。。
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 きっと台北市民にはかっこいいのだろうな。
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 MRTに乗ると、みんなiPhoneいじってます。
 つい1〜2年前までは、車内で携帯いじる人も珍しかったのに。
 この国は、ガラケーの時代を飛び越して、いきなりスマホになだれ込んでしまった感じ。
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 おお、こちらはiPad。
 車内でiPadいじってる人は日本より多い。
 ちなみに地下鉄車内では走っている最中でもネットや音声通話は繋がっている。
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 昨日聞いた話では、ミスドの抹茶が流行っているそうだ。
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 確かに、美味そうだね。
 こちらの人は甘い緑茶好きだから。
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 MRT市政府駅前でタクシー停めたら、婦警さんに怒られた。w
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 タクシーワンメーター70元(約200円)ぐらいで台北101ビル到着。
 2007年にドバイタワー(828.0 m)に抜かれるまでは、世界で一番高い高層ビル(509.2m)だった。
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 おお、周りは皆日本人観光客。
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 イケダくん今回のミッションは、デジタルサイネージの調査。
 日本より数倍サンプルが多いです。
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 ビルの最上階展望台へ行く途中に、デジタル製品のショールームがある。
 ムラヤマくんは、スマートフォンのインタフェース調査。
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 台湾メーカーのHTCが元気です。
 PCはAsusが頑張ってました。アルミボディのZENBOOK™はちょっと欲しくなりました。
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 若干Appleっぽい売り方だね。
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 そろそろ最上階へ。
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 おお、高い高い。
 私は2度目なのであまり感動は無いが、地理的に理解が深まっているので地図を見ているようで楽しかった。
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 サイネージにアニメーションを加えると、人が立ち止まるのが分かった。
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 最上階の上にある、露天の展望台。
 高すぎるとリアルな感じがしない。w
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 ビルの中を下って行く。
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 超高級ブランドが軒を並べる。
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 最近、アジアの国のどこに行ってもこういうブランド店街があるね。
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 フードコートで休憩しながら、後半戦の作戦会議。
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 台北101ビルを出て、ショッピングモールを見学。
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 おお、おしゃれなストリートがあるではないか。
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 以前来た時はがらんとしていたが、今回は人が多い。そうか土曜日か。
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 古い建物をリニューアルした所もある。
 上海の新天地みたいだ。
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 この辺りは「Neo19」と言って、新興のショッピングモールだ。
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 人気のポテト屋さん。
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 MRT市政府駅に向かって歩く。
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 おお、これいいね。
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 この辺りに若者向けのクラブが集中してある。
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 左右共に新光三越デパート。
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 こちらは華納影城(シネコン)。
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 台北の若者達。
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 携帯のキャリアがあったので入ってみる。
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 PCでゲームに興ずる子供たち。
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 いろいろなメーカーのものが触れるので面白い。
 やはりSAMSUNGかHTCが人気。以前ようにモトローラとノキアという図式では無くなっているね。
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 HTCの7インチタブレットはいいね。
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 外に出ると、あそこでもここでもスマートフォン。
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 こちらでも。
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 ここでも。
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 この人も。
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 途中にXBOX360のKINECTのテントがあった。
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 これもHCIの一つの方向性。
 ここまでレスポンスが良いと、ゲームだけには収まらないだろう。
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 台湾の子供は、早いうちからどっぷりデジタルに浸かって、将来はエンジニアになって行くのだろうか。
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 駅の近くに来たら、我らが最終日に行く台北国際デザインEXPOのフラッグが。
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 ズラリと並んでます。
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 台北市を挙げてのイベントです。キャラクターがかわいい。

◇2011年秋 台湾合宿 アーカイブ
1日目:台北到着
posted by アサノ | 00:09 | 2011年秋 台湾合宿 | comments(1) | trackbacks(0) |
2011年秋 台湾合宿 1日目 台北到着
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 10月21日(金)学園祭の期間を利用して学生3名と台湾に向かう。
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 新しい羽田国際ターミナルから出国。
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 約4時間のフライトで台北松山空港着。
 映画1本観たら着いちゃった感じ。 
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 まずは携帯をレンタルする。
 松山空港はローカル空港を最近国際線も使えるようにした軍民兼用の空港なので、サービス設備が貧弱。
 クレジットカードの機械が無いので、デポジットに現金1万円預けさせられた。
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 国際空港とは思えない、小さな飛行場です。
 まあ、そのうちすぐ綺麗になっちゃうんだろうけど。
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 空港の目の前にMRT(地下鉄)の駅があるので、福岡空港みたいに便利。
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 7駅で台北駅まで行ける。
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 早速MRTの切符を買うのにとまどう。ww
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 無事非接触式のコインを購入してMRTへ。
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 月台(ホーム)は日本のものより広い。車両は若干狭い。
 ちょうど通勤ラッシュの時間に当たり、かなり混雑した地下鉄で移動。
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 無事にMRT中山駅のすぐそばにある老爺商務会館へ到着。
 ビジネスホテルとはいえ、各自個室を奮発してあげた。
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 ホテルに荷物を置いたら、夕食を食べに街に出る。
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 今回の旅最初の食事は民権西路駅近くの「山東水餃大王」で前夜祭兼餃子パーティー。
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 ホールのおねえさんがイトマキさんみたいで、全員渋谷で食事している気分。
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 おお!水餃子と揚げ餃子。
 最終日に「今回の台湾で何が一番美味しかった?」と聞いたら、二人がここの餃子だとのこと。
 私も、ここの揚げ餃子はまた食べたい。
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 酸辣湯美味し。

 ビールのつまみは、「小菜」と言って、こういうところから勝手に持ってくる。
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 小菜の牛の筋肉。
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 これはお店の名物「特製山東焼雛」。凄くニンニクが効いていた。
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 最後にツッチーくんにお勘定をしてもらう。
 「いくらですか?」というのを「ピャオリャン(美しいですね)」と言えとウソを教えたため。
 イトマキ似のおねえちゃんが凍りつく。。ww
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 食後、近くの雙城街夜市や晴光市場を見てまわる。
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 屋台がずらりと並ぶのを見て喜ぶ学生達。
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 ホテルに帰る途中、ツッチーはコンビニでこんなに買い込んで何するんだ。。


◇2011年秋 台湾合宿 アーカイブ
1日目:台北到着
posted by アサノ | 00:17 | 2011年秋 台湾合宿 | comments(0) | trackbacks(0) |
いくどん 町田

 うちのCG科のホープT内先生夫妻と町田で飲んだ。
 最初は「柿島屋」で桜肉鍋で梅割り焼酎を飲み。
 F原先生が合流して、腹いっぱいになったところで「いくどん」に移動。

 いいかげん馬肉とそばを食べて来たのに、まだまだモツを食う。
 馬でもモツでも何でも食べてしまう奥さまでした。
 
posted by アサノ | 00:11 | B級グルメ | comments(0) | trackbacks(0) |
学生と台湾訪問 予定表
 学園祭期間を利用して、今年の日本デザイン学会に参加したWeb科の2年生3人を連れて台湾にフィールドワーク・大学訪問・国際学会見学に行ってきます。

■10月21日(金)
PM 羽田発ANA便で台北松山空港へ
夕方中山区老爺商務会館に投宿
皆で前夜祭

■10月22日(土)
終日 台北フィールドワーク
・台北101ビル
・光華デジタル新天地
・中正紀念堂
・西門町
老爺商務会館 泊

■10月23日(日)
AM 自強号で台南へ移動(約4時間)
PM 台南フィールドワーク
・孔子廟
・赤崁楼
・安平古堡
・老街
普悠瑪大飯店 泊

■10月24日(月)
AM 雲林県斗六駅へ移動
PM 雲林科技大学を訪問・交流
どこに泊るか未定

■10月25日(火)
AM 台北へ移動
PM 台北交際会議中心にてIDA2011を見学
再び老爺商務会館に投宿
夕食:皆で打ち上げ

■10月26日(水)
PM 台北松山発ANA便で帰国

 出発前夜、留学経験のある学生相手にプレゼンのレビューを繰り返すメンバー。
 おい!それってドロ縄だろう。(笑)
posted by アサノ | 00:05 | 2011年秋 台湾合宿 | comments(0) | trackbacks(0) |
M.チクセントミハイ フロー体験 喜びの現象学
 今朝Webで面白い記事を読んだ。
 知っておきたかったこと--- What You'll Wish You'd Known Paul Graham, January 2005 Copyright 2005 by Paul Graham.
 ちょうど今難しいなと思っている学生の指導に思いをはせたと同時に、先日黒須先生に習ったM.チクセントミハイの「フロー理論」を思い浮かべた。
 彼らは常にチャレンジせず、同じスキルの課題を倦みながら続けている。
 しかし、だからといって難しいこと辛いことにチャレンジして不安に駆られることを拒否してしまう。
 チクセントミハイのフロー理論は、少しずつチャレンジを繰り返して、フローチャンネルの中に収まって行くことが成長の道だということ。
 自分の判断や創作が正しいのか正しくないのか不安に駆られない場合は、あまり成長に役立って無いことが多いものだ。
 「フロー体験 喜びの現象学」は人によっては最高の自己啓発書だという。

posted by アサノ | 00:04 | 情報デザイン 関連図書 | comments(0) | trackbacks(0) |
電子工作室
 次年度出来る新校舎に電子工作室を作ろうと思っている。
 やっとわが校でもパーソナルファブリケーションの授業が出来るかと思うとうれしい。
 そこで悩んでいるのが、その工作机。
 多摩美風に木製のものにすれば、グループ演習にも使えるので汎用性は高い。
 写真は、情デ卒業研究制作公式ブログより借りました。
 
 また未来大みたいにすると、ガンガン工作出来そうな雰囲気だし。
 現在什器選定中なので、アドバイスあるかたはお願い致します。
posted by アサノ | 00:21 | 情報デザイン | comments(2) | trackbacks(0) |
東洋と西洋のはざまでを読んで
 デザインを教えていると学生から「あの先生と、この先生の言う事が違う。」という話をよく耳にする。
 うちの娘もゼミのS教授と私の意見が違うので困るとよく言う。
 面白いのは、そのS教授の娘さんもSFCのY先生のゼミ生で、やはり教師と親の意見が違って困ってるという話を聞いたことがある。ww
 まあ、娘の卒研に親が口を出すということ自体が問題なのかもしれないが、同じ分野が専門なのだから気になっちゃうんだもん。

 私が好きでよく読んでいるhysmrkさんという方のブログに「東洋と西洋のはざまで」というエントリーがあった。 
 以前も「知識とスキルと態度の学習」というエントリーをご紹介したことがあるが、心の中でもやもやしていることをスキッと書き表して「おお、なるほど。」と唸らせてくれる文章は私の中では内田樹先生と双璧をなしている。

 まあ、話としてはデザインの評価ではなくて講評の話なのだが。当の講評者である教員よりも、学生の方が必死に聞いているものだということなのだが。

 以下抜粋です

 帰り道に、中吊り広告で村上春樹のエッセイ「村上ラヂオ2」が出ているのを知り、近所の本屋で買って帰ってきた。その中の一つのお話。村上さんがアメリカの大学でクラスをもっていたとき、他クラスの女子学生が課題で書いた短編小説を読んでほしいともってきた。読んでみたら、比較的アドバイスしやすいもので、「説明的に流れる部分は冗長だが、そうではないところはけっこう生き生きしている」と批評したら、彼女は戸惑った顔をしたという。彼女のクラスの先生は、村上さんの褒めたところを批判し、批判したところを褒めた。村上さんは「創作というのはまあその程度のものなのだ」と書いている。


 創作っていわれると、作品っぽいものをイメージするけれど、医療だってまぁ、どこに問題を置き、どういう問題解決策を導きだすかは、医師の創作活動みたいなところがあって、まぁ確固たるものなんてないんだよなぁと。極端なことを言っているかもしれないけど、そうだと思う。だからセカンドオピニオンとかがあるんだろうし。医師によって診断結果が違うのは、もちろん能力差による違いもあるだろうけど、タイプによる違いもあるんだろうなぁと。


 アッシュさんの研究によれば、52人の患者を3人の精神科医がそれぞれ診断したところ、3人の診断が一致したのは約1/3、2人の診断が一致したのが約1/3、3人がばらばらの診断をしたのが約1/3だったという(「カウンセリングの技法」國分康孝著)。まぁどんな分野も、だよなぁと。


 「創作というのはまあその程度のものなのだ」ということなのだが、教員というのはその立ち位置や思想、所属するコミュニティーを明らかにして「偏った講評」をする必要があるのかもしれない。

 そういえば先日も、GMOメディア社で行ったワークショップの講評で「これ良くないですね。」と言ってあるチームをくさらせてしまったことがある。
 後でそのチームを呼んで「今回のワークショップはHCDのプロセスを使ってという課題だから、それに特化しないと講評しようがなかったからです。」とフォローを入れた。
 本来モノ作りには「ビジネスニーズ」「技術シーズ」と「ユーザー情報」が必要なわけでユーザー情報だけでデザインしろと言うのはベテランには三位一体の物から一つ抜き出して根拠にするようでやりにくいこと甚だしかったのだろう。すいません無茶な事させて・・・。

 このケースは講評の根拠を明らかにしたもの。それならば聞いた制作者は「この方向から見るとそうなのか。」と納得出来るはず。

 今日はとりとめなくなっちゃたけど、これでおしまい。          10月16日(日)の早朝

posted by アサノ | 00:31 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0) |
GMOメディアでオブザベーション・ワークショップ
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 10月14日(金)渋谷のGMOメディアさんでワークショップ。

 うちの村山くんが内定をいただいたお礼に、社内教育の一環としてワークショップを1回やりましょうとお約束していたもの。

 内定者5名を含む約30名が参加してくださいました。
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 私のワークショップでは定番「カップ焼きそばのオブザベーション」。
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 これにはHCDプロセスの、あらゆる要素が含まれており、楽しく概念モデルを作成することが出来る。
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 これをやってから本番の手法を学ぶと、全体像が見えているので非常に楽にそれぞれの関係性が理解できる。
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 ではではスタート!
 まずは3名の被験者にカップ焼きそばを作って食べてもらう。
 観察者はそれを細かく作業ステップに切り分け、エラーや使いにくさを拾い上げる。
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 今回の会場はGMOメディアさんの社員食堂をお借りしました。広い!
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 左側がうちの村山くん。確か1年生の時に授業でやったはず。。
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 お湯を入れるところまでついて行って観察。
 被験者は「発話思考法」といって、頭に浮かんだことを全てアナウンスする。
 人間は夢中になると無口になるので、モデレーターという役が1名いて「黙らないでください♪」と発話を促しながら観察をする。
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 観察が終わったら、細かく作業ステップと発話を書き起こす。
 また、観察終了直後のインタビューは、記憶ではなくリアルタイムでピュアな印象を語るので、是非採っておこう。

 これ凄い!観察結果をイラストで描いてる。
 フィールドワークでいうフィールドノーツみたいだ。
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 観察から見つけられた事象を付箋に書きだしてカードソート。
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 今回は大まかな評価グリッド法を教えただけで、ほぼ自由にやってもらう。
 かなり苦労したチームもあったようだ。
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 仮説ペルソナを作ってもらう。
 ここで覚えるのは、そのサービスを使うのはユーザーであり、それを定義しないとデザイン出来ないこと。
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 壁を使ったブレストは初めてみたいだったが、徐々に慣れて活発な討論になってきた。

 今回記録係で連れてきた1年生。良い経験になったと思う。
 特に、サービスにはユーザーの定義が必要なことと、コトをスケッチすることの大切さみたいなことかな。
 まずはカップラーメンのパッケージでさえ、良いユーザー経験を作りだすサービスを支える一つのプロダクトに過ぎないことを学べば最高!
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 デザインが出来たら、製品のレンダリングでは無く、ユーザーの経験を4コママンガにしてもらう。
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 これは実は、ペルソナ/シナリオ法のシナリオ(アクティビティ)に当たる。
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 この会社のデザイナーさん達は、やたらマンガが上手い。
 しかし、それに騙されてはいけないとティム・ブラウンも言っている。もっとダーティーに描こう。ww
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 講評会スタート!
 1チーム5分のプレゼン。
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 ペルソナ・コンセプト・4コママンガでやりたいサービスはしっかり分かる。
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 かなりクオリティ高い!いかん、もっとラフに描いてくれ。(笑)
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 未来大の小原くんもプレゼン。学生に見られなかったらしい。。
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 未来大の寺沢研でもこんなことやるんですかね?
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 続々と名案が登場!
 社風なのか、みなさん明るくて面白い。
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 今回のワークショップを仕切ってくれたイトマキさん。お疲れさまでした。
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 ワークショップ終了後、社員食堂で懇親会。
 その後近くの素敵なレストランバーで2次会。
 皆さん、遅くまでお疲れさまでした。

◇2011年9月9日:GMOメディア 賢人に聞く

◇2011年5月21日:mixiでカップ焼きそばWS
◇2010年8月20日:サイバーエージェントでカップ焼きそばWS
posted by アサノ | 00:11 | 企業研修(守秘義務アリ) | comments(0) | trackbacks(0) |
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