7月20日(土)第3回UX静岡。
今回は丸1日の長丁場でユーザー評価を学びます。
まずは課題のサイトをじっくりと使い込んでもらい。
今回もリアルタイムドキュメンテーションのメンバーの鋭い眼が光る。ww
実はこの「ユーザー評価」のワークショップは、昨年11月にやって
散々な結果だったので、UX静岡ではトラウマだったのです。
私もその後いろいろな場所で「ユーザー評価」のワークショップを行ったが、あんなに酷い結果になったことは一度も無く。。。
半年以上の間、考えに考え抜いた結果!!
どうもタスク(シナリオ)に問題があるような気がして来た。
先月島津製作所でも酷いシナリオがあり、ちょっと小言を言ったのだが。
最近、HCDからではなくUXから入った人たちのシナリオが良く無いのだ。
HCDからUXに進むと、本来はシナリオの粒度が上がりより緻密な記述になるはずなのだが・・・。
どうも、その辺りが根拠なく妙に意味のない緻密さになっているのでは無いのかと言う疑問が湧いて来た。
ユーザー評価の場合は、あまりエクストリームなペルソナよりは、どちらかというとステロタイプなユーザー像の方が良いと思う。
なので、今回はじっくりとタスク(特にアクティビティシナリオ)の作成に時間をかけた。
ホコリン氏が、やっと出来たタスクでパイロットテスト中。
今回はじっくり時間をかけて、パイロットテストまでで午前が終了。公一(弟)がタスクを声を出して読む。
むしろ、複雑なタスクで試したいならばセグメントの違うペルソナを複数作った方が良い。
そして、そのセグメントでは「よくいそうな人」にすることだ。
常葉女子のリアルタイムドキュメンテーションのレベルが上がって来て、楽しみ楽しみ。
昼食後、ユーザー評価本番に入る。
最近はiPadやスマホなどの普及で、ユーザーテストが簡易に出来るようになり、本当にありがたい。
飯島さんの顔を撮っても意味は無い。ww
デスクトップと声を採って下さい。
こういう感じね。ww
リアルタイムドキュメンテーションは次々と有望新人が現れる。
何かある組織がブレイクスルーする時って、そうなのだろう。
安武先生は大勢の学生を、それぞれこまめに指導している。
私とまったく逆だ。ww
こちらは常葉大生のバックヤード。
裏でも様々な作業が行われている。
静岡という土地にいるから知られないのであって、こんな凄い教育があるのだ。
都会の皆さん、UX静岡はこの子達を見に来るだけでも価値がありますよ。
バックヤードで、ワークショップ全体のドキュメンテーションも作成中。
ユーザーテストが終わり、行動データと発話データの書き起こし作業に入る。
データの書き起こしは、実際のテストの5〜6倍はかかると言うが。
書いている本人は、結構楽しいらしい。w
書き起こしにはiPadが大活躍。
この狭い画面で再生と記述をこなす。w
学生時代に一回やっておくといいと思う。
いろいろな事の基礎になる体験である。最近とみにそう思う。
プレゼンスタート!
去年のリベンジに燃えるホコリン班。w
辛口批評の猪俣から「何も言うことはありません。」と言わしめる。
やったね!
今回は、どのチームもしっかり結果を出し。
昨年はいったい何があったのかと思うぐらいの素晴らしい出来。
UXを学ぶ前には、きちんとHCDをやっておいた方が良さそうだというのが今回の結論。
これで私も9ヶ月余に及ぶトラウマから解放されたのでした。ww