昨日、京都からこのために戻って来て、このセミナー終了後新幹線で関西に戻ります。w
まずは「インタビュートレーニング」。
インタビューのトレーニングを短時間でやるのは難しい。
「やってみました」程度になってしまうので、そのデータを分析するのは更に困難になる。
こういうところが短時間のWSの限界なのだろうね。
インタビュー結果を「切片化」して、上位下位関係分析法で分析。
見ていると、いろいろ問題あり。
1)カードの書き方が甘いのでラダーアップしない
早川講師から「体言止めにしないで、動詞で書く」とアドバイスを受けているが。
体言止め(名詞で終わる):子育てしやすい環境
用語止め(動詞で終わる):子育てしやすい環境を作る
本当はここまで書こう:子育てしやすいように、フレックスタイム制の導入があると助かる。
インタビューでとことん「
なぜなぜ5回」を繰り返さないと、環境とは部屋の事なのか制度のことなのか、はたまた手当のことなのか分からずグルーピング出来ない。
なぜならば、「子育て」や「環境」というグループは「カテゴリー」で、「フレックスタイム制の導入があれば助かる」は「行為目標」や「価値」だからである。
こぎれいにカードを整列させているチームほど、この間違えが多い。w
2)インタビューの問いが弱い
しっかりインタビューして、しっかり書けばラダーアップする。
前の段階が曖昧だとラダーアップしないので、一度戻ってカードの粒度を上げたり「なぜなぜ?」とリードユーザーに聞き直したりしよう。
3)上位ニーズにキレが無いw
最終的に導き出された「ユーザーの本質的欲求」が、月並みなそんなにインタビューしなくとも分かる程度のことであれば、失敗だと思った方が良い。
「仕事を楽しみたい」では無くて、「家族に、仕事を頑張っているが楽しんでいることも知らせて、応援して貰いたい」ぐらいまで行って欲しいな〜。w
そこまで行くと、なんらかのサービスの「利用シーン」が見えてくるでしょ。
あまり抽象化しないように、わざと「最上位ニーズ」を作っておくのも、そのためだ。
インタビューと上位下位関係分析法は、上手くいかなかったことがあれば、前の段階の何かが足りないのである。
このトレ−ニングを繰り返せば、必ずインタビューと分析は上手くなる。
1回のWSで一喜一憂しないで、スタートラインだと思えばよろしい。
完成したところで早川講師のアドバイス。
プレゼン開始!
みなさん、苦労されたというよりはケロリとして結果を受け止めているのが怖い。w
こういうことって「これ以下は嫌だ」という神経だからね。
U★X★酒★場「
げんてん」での懇親会に1時間だけ参加して、新幹線に乗りました。
ウヒウヒ、少し買い過ぎた。w
◇2014年度 HCD-Net教育セミナー「サービスデザイン方法論」アーカイブ
第5回10月11日(土):早川理事「構造化シナリオ法」
第6回11月15日(土):浅野理事「ペーパープロトタイピング 」
◇
2013年度 HCD-Net教育セミナー「サービスデザイン方法論」アーカイブ
第1回05月18日(土):
安藤理事「エスノグラフィ」
第2回06月08日(土):
長谷川理事「カスタマージャーニーマップ」
第3回07月06日(土):
山崎理事「発想法」
第4回09月28日(土):
早川理事「インタビュー調査」
第5回10月19日(土):
早川理事「構造化シナリオ法」
第6回11月16日(土):
浅野理事「ペーパープロトタイピング」