11月28日(土)、東京ミッドタウンのヤフー!さんにてHCD-Net教育セミナーのペーパープロトタイプの講習。
今回はワークが並行して2系統あるので、分けて話します。
最初は、私が担当した「ストーリーボーディング」。
まず、ストーリーボードにはユーザーがバンザイをしているイラストを描かないのが鉄則。
何でも無批判に「かわいい」と言うとか、グルメ番組で何でも「美味しい」と言うとかと似てユーザー体験の本質が分からなくなる。
床に並べてチェック中。
ストーリーボードは、写真でもイラストでもテキストのみでも良い。
作った人間と読んだ人間が、ユーザーの体験を想起出来れば良い。
ペルソナとバリューシナリオも添付しよう。
ストーリーボード(ユーザーの体験)が完成したら、それに同期したワイヤーフレーム(操作)を描く。
この順番を逆転しては意味が無いので、注意すること。
最後にウォークスルー評価をやろう。
リクルートしてきたペルソナに近い被験者に、上段のストーリーボードを読みながら、下段のワイヤーフレームを思考発話しながら操作してもらう。
これで結構問題が分かるものだ。
ストーリーボードはアクティビティシナリオをベースに作るので、インタフェース用語は一切使わないのがルール。
なぜなら、使っちゃうとデバイスありきの話になるので、イノベーションが起こりにくくなる。
被験者のエラーや逡巡を見つけたら、付箋に書いて。
その箇所に貼る。
ついでに発話も付箋の色を変えて貼ろう。
そして最後にメンバーで、このユーザー体験に関して議論しよう。ここが大切!
チームの作って来たワイヤーフレームをきれいに清書し直す。
壁に貼って遷移図を作り、整合性を取る。
こんな感じ。
ストーリーボードのワイヤーよりは実物大に近く小さ目。
今回はProttの制作元のグッドパッチさんから竹田さんが来て下さって、いろいろ教えて下さっています。
ワイヤーフレームをスマホで撮影して。
撮る撮る。ww
撮ったものをProttに取り込む。
丁寧に教えて下さるので、ありがたいです。
私としては、もう少し遷移図をきちんと作って貰いたかった。w
スクリーンに映して講評。
こちらは、常葉大学のRTDチーム。
安武先生のミニオフィス・ガジェット。ww
一皮むけて帰って来たので、RTDにも進化が見られるか。w
新人も育っています。
今年度描き貯めたグラレコとRTDは、小冊子として出版予定。楽しみ楽しみww
◇2015年HCD-Net教育セミナー「サービスデザイン方法論(戦略編)」アーカイブ
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後期コンセプトメイキング(全5回)
第9回12月19日(土):浅野理事「サービスサファリ」
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